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【自動車の歴史】クライスラーの歴史、ルーツと車種の特徴を知ろう!

クライスラーの成長と拡大路線

1955年:クライスラー・300シリーズ

1950年代に入るとクライスラー社には大きな変化がおこります。

開発力・デザイン力による新エンジンの開発やモータースポーツへの参加、さまざまな先進技術の開発投入により、多くのモデルが作られました。

また、アメリカの経済成長が好調であったため、人気の大型車の販売が伸び、クライスラーの得意分野である「高性能な大型車」は人々の心をきっちり掴み、売上を大きく伸ばしました。

同時にヨーロッパを中心にの規模の小さめの自動車メーカーを次々と買収、フルラインナップ化とスケールメリットを活かすことを目的とした拡張路線に入ります。

経営難により小型化を進めたクライスラー

1977年:クライスラー レ・バロン

1970年代、世界展開と同時に拡張路線をとっていたクライスラーは、日本車やドイツ車との競争やオイルショックから始まる景気の悪化により危機が訪れます。

フルラインナップ化によるブランドの乱立もあり、クライスラーは急速に業績が悪化していきます。

一度は倒産寸前に追い込まれたクライスラーですが、経営改革により大型車からミドルサイズへ主力を転換したり、全ラインナップで小型化を進めることによりコストカットを断行、売上も回復させることに成功し、経営難を逃れることとなりました。

ダイムラーとの合併後、フィアットの傘下へ

経営危機後、クライスラーは多くの自動車メーカーと提携します。

具体的には、三菱自動車との提携や、「ジープ」ブランドをもつアメリカン・モーターズ社(AMC)の買収やマセラティとの提携、ランボルギーニVの買収などです。

その後、ドイツのダイムラー・ベンツ社と合併し、「ダイムラー・クライスラー社」となりました。合併後、再びオイルショックが起き、ダイムラー・クライスラー社はクライスラー部門を分割してファンドへ売却されました。

クライスラー社は経営破綻

その後、さまざまな問題を抱えていたクライスラー社は経営破綻しました。米国の破産法手続きにより、クライスラーの再生が行われた後、イタリア最大の企業であるフィアットの完全子会社として現在に至ります。

クライスラーの現在の代表車種

クライスラー300s

【スペック:300S】※括弧内は300SRT8のスペック
全長:5,070mm(+20mm)
全幅:1,905mm
全高:1,495mm(-10mm)
ホイールベース:3,050mm
車両重量:1,880kg(2,020kg)
エンジン:V型6気筒 DOHC(V型8気筒 OHV
総排気量:3.604(6.416cc)
最高出力:210kW(286ps)/6,350rpm[350kW(476ps)/6,100rpm]
最大トルク:340N・m(34.7kg.m)/4,650rpm[637N・m(65.0kg.m)/4,150rpm]
価格:¥5,778,000(+1,782,000~)

ジープ グランドチェロキー

【スペック:Laredo】※括弧内は最上級グレード「Summit」のスペック
全長:4,835mm(+45mm)
全幅:1,935mm(+10mm)
全高:1,825mm(-20mm)
ホイールベース:2,915mm
車両重量:2,160kg(2,380kg-D/Pサンルーフ付)
価格:¥4,946,400(+2,419,200)

エンジン

エンジン:V型6気筒 DOHC(V型8気筒 OHV
総排気量:3.604(5,654cc)
最高出力:210kW(286ps)/6,350rpm[259kW(352ps)/5,200rpm]
最大トルク:347N・m(35.4kg.m)/4,300rpm[520N・m(53.0kg.m)/4,200rpm]

受け継がれる精神と本質

クライスラー300シリーズは登場してから60年、ジープも起源は第2次世界大戦と、クライスラーを代表する2車種は非常に歴史が長く、先進的な技術と独自のスタイルを継承し続けています。

経営難や合併、買収などの紆余曲折を経ても、クライスラーの代表車種は高い人気を誇り、時代を超えてファンの心を掴んでいる車と言えるでしょう。

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