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【自動車の歴史】クライスラーの歴史、ルーツと車種の特徴を知ろう!
目次
自動車業界への挑戦
創立者 ウォルター・パーシー・クライスラー
クライスラーの創業者は、ウォルター・パーシー・クライスラーです。優れた技術力を持っていたクライスラーは鉄道技師でした。
参加したモーターショーにおいて車の魅力にひかれたクライスラーは辞職し、自動車産業へと旅立ちます。ゼネラル・モーターズ(GM)の技術者となった後、45歳のときに独立、1925年にクライスラー社が創業されました。
クライスラーは最新の技術を取り入れた車を製造
経営者ながらも技術者でもあったクライスラーは、自社の車を車づくりに最新の技術を次々と取り入れていきます。
クライスラー社の強みである技術力の高さはここから始まっていて、当時のゼネラルモーターズやフォードなどよりも、卓越した技術力を誇っていました。
このような技術の取り込みは、他の自動車メーカーよりも設立が遅く、ブランド力としては歴史のある自動車メーカーと比較して劣っていたことが理由に挙げられます。
そして成果として、ゼネラルモーターズとフォード・モーターなどと並ぶブランドとして「ビッグスリー」と呼ばれます。
1924年:クライスラー・70
クライスラー・70は、1924年に発表され、1925年に発売されたクライスラー社としては初となる量産車です。
1934年:クライスラー・エアフロー
1930年代にはいると、クライスラーは今までにない流線形なデザインを合わせた新型車、エアフローを取り入れました。
このモデルが登場して依頼、ヨーロッパを中心に流線型のボディデザインが主流となっていきます。
先進技術を車へ導入
ほかにも当時はボディの骨組みとして木材が多く使われていましたが全鋼製ボディ採用したり、量産車では初の4輪油圧ブレーキシステムを導入、新方式のエンジンマウント(フローティングマウント)、エンジン位置を従前より前進配置させた「アンダーステア型」重量配分や油圧式パワーステアリングなど、クライスラーは当時の先進技術を車へ導入し、成功を収めました。
そして、当時世界最高の高さを誇るクライスラー・ビルもニューヨックのマンハッタンに建てられたのです。
軍用JEEPの生産
1941~1945年:willys-mb JEEP
クライスラーは、第二次世界大戦では軍の要請により軍用車の生産が求められました。大戦以前より製造していたJEEPはクライスラー社の四輪駆動部門となります。
それらの生産により多くの利益をあげ、現在はクライスラーのジープ部門となっています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...