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【トヨタ マークII 5代目 X70型】80年代を席巻した時代の申し子

トヨタ コロナの上級車版として登場したマークIIは、5代目となったX70型でその人気を不動のものとしました。マークII・チェイサー・クレスタを合わせ「三兄弟」とも呼ばれ、80年代を席巻した5代目マークIIのもつ魅力にせまります。

トヨタ 5代目 マークIIがデビューした80年代はどんな時代?

トヨタ マークII X70型(5代目) オートモビルカウンシル2019

直線基調で堂々としたフォルムが当時絶大な人気を誇った。

マークII X70型がデビューした80年代とはどのような時代だったのでしょうか。

1980年には日本車の生産が1,104万台で世界一となり、米国での現地生産も始まりますが日本車のあまりの売れ行きに、翌年には対米日本車に輸出規制がかけられる事態となりました。

1982年では国内での車の販売も好調で、自動車保有台数が4,000万台を突破。1985年になると輸出でも史上最高となる684万台を記録しました。

また、1985年は日本にとってエポックとなった年でもあり、G5(先進5か国蔵相・中央銀行総裁会議)いわゆる「プラザ合意」での円高ドル安誘導をきっかけとした不動産や株式高騰により、バブル経済期に突入。車にも高級志向が高まり、高級車が続々とデビューした時期でもあったのです。

マークIIが5代目となったのは1984年のバブル期前年。人気を博す高級車市場を称して車雑誌が「ハイソカーブーム」と名付けたなかでも、中心的モデルへとなっていきます。

売れに売れた時代の寵児5代目トヨタ マークIIとは

トヨタ マークII X70型(5代目) オートモビルカウンシル2019

オートモビルカウンシル2019に出展されたモデルは、トヨタ5代目マークII グランデ X70型だ。

トヨタ マークIIの歴史は古く、1968年のデビュー。コロナの上級版としてマイカーブームによる乗用車の需要が急増したため、開発されたモデルです。

セダンクーペの他にもステーションワゴンやバン・ピックアップトラックといった商用車も用意され、バラエティ豊かなラインナップとされました。

1984年に販売終了となる4代目までの車名には「コロナ マークII」と、コロナの名が冠されましたが、同年8月には5代目X70型となり車名からもコロナを削除。この代から「マークII」としたのです。

X70型は、4代目となる先代モデルが人気を博したのを受け、そのスタイルを継承。セダンはシックスライトスタイル(キャビンに窓が6枚あるスタイル)とし、ハードトップは黒塗り樹脂にロゴ入りとなる特徴的なリアピラーが採用されました。

5代目マークIIはデビューするなり、ちまたのバブル景気も重なって爆発的ヒットを呼び、販売終了年となる1988年の年間販売台数ではカローラに次ぐ2位で19万3,000台越えを達成しています。大衆車であるカローラに対し、ハイソカーと呼ばれた高級モデルであるマークIIが2位とは、当時のユーザーがいかに高級志向だったかを物語るというものです。

エンジンは国産初ツインカム・ツインターボもありでゴージャス

トヨタ マークII X70型(5代目) オートモビルカウンシル2019

赤基調のゴージャスな内装。シートも統一した赤のベロア調となっている。

トヨタ マークII X70型(5代目) オートモビルカウンシル2019

ハードトップの特徴となる光沢のあるブラック樹脂で仕上げられたリアピラー。

トヨタ マークII 5代目のエンジンは、当初6種類という多彩なバリエーションを用意。そのなかでも主力となったのは、先代から採用された直列6気筒SOHCとなる1G-EU型、ツインカム24となる直列6気筒DOHCとなる1G-GEU型で、この1Gエンジンは新開発のレーザーエンジンと呼ばれるものでした。

1985年には、国産初となるツインカムにインタークーラー付きターボ搭載の1G-GTEU型エンジンを搭載した「マークII GT TWINTURBO(ツインターボ)」がデビュー。最高出力185PS/6,200rpm、最大トルク24.0kgm/3,200rpmという優れた動力性能を誇りました。

ボディカラーには当時人気の高かった「スーパーホワイト」も設定。特徴的な赤基調のゴージャスな内装(当時の車雑誌では「演歌調」と言われていました)とともに、優れた性能を誇るマークIIはその人気を不動のものとしたのです。

マークII X70型の中古車価格はバラつき大きめで注意が必要

トヨタ マークII X70型(5代目) オートモビルカウンシル2019

リアバンパーのブラックラインが見た目を引き締めている。

5代目マークIIの中古車価格は40万~200万円あたりと、年式的に当然ですが価格にバラつきがあります。(2019年5月時点)中古車価格が高くなっているものでは、古いパーツを新品交換済みとしているケースが該当するようです。

マークIIでは改造車が多いため、中古車を購入時には、どこがどうのように改造されていたのか、車検が通るものなのか確認が必須となります。サスペンション、ブレーキ系、エンジンのチューンナップはアフターパーツが豊富なことからよく行われており、大きな改造では、トランスミッションをATからMT(マニュアルトランスミッション)への換装、エンジンスワップといったものがあります。

最新「マークII」中古車情報!

本日の在庫数 379
平均価格 95.8万円
本体価格 10〜100000万円
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トヨタ マークII X70型のスペック

エンジン1G-EU型:直列6気筒SOHC
1G-GEU型:直列6気筒DOHC
M-TEU型:直列6気筒SOHCターボ
1G-GTEU型:直列6気筒DOHCツインターボ
最高出力1G-EU型:-[130PS]/5,400rpm
1G-GEU型:-[160PS]/6,400rpm
M-TEU型:-[130PS]/5,400rpm
1G-GTEU型:-[185PS]/6,200rpm
最大トルク1G-EU型:-[17.5kgf・m]/4,400rpm
1G-GEU型:-[18.5kgf・m]/5,200rpm
M-TEU型:-
1G-GTEU型:-[24.0kgf・m]/3,200rpm
ボディサイズ全長:4,690mm
全幅:1,690mm
全高:1,385mm
ホイールベース:2,660mm
車両重量1G-EU型:1,240kg
1G-GEU型:1,280kg
M-TEU型:1,330kg
1G-GTEU型:1,350kg
トランスミッション5速MT
4速AT
駆動方式FR
乗車定員5人
新車車両価格-

マークXの販売終了でマークIIの歴史は幕を下ろす

トヨタ マークX GRAM

マークIIはモデルチェンジを繰り返し、現在では「マークX」の名に変わりました。しかし、このマークXは現在のモデルで製造販売が終了となります。2019年には、スポーツブランドのトヨタガズーレーシングから、GRMNマークXが出ましたが、マークIIの歴史はもうすぐ幕が降ろされます。

この記事を読んで懐かしまれた方、マークIIの歴史の終焉は寂しい思いをされていらっしゃるのではないでしょうか。

この記事の執筆者

石黒 真理この執筆者の詳細プロフィール

旧車、ノスタルジックカーを愛する自動車ライター。趣味は読書と、天気のいい日のドライブ。気分転換はたいてい車を運転します。今までの愛車は、マツダ・サバンナRX-7、ルーチェ、シトロエン・エグザンティア、サーブ900などです。...

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