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【DS 7 クロスバック 試乗レポート】これぞフランス車!上品で独特な世界観を持つ比類なきSUV

MOBY編集部の試乗レポート。今回は、フランスの自動車メーカー、シトロエンから派生した高級ブランド、DS「DS7 クロスバック」に乗って、京都は伏見のクラシック・シトロエン専門ショップ「アウトニーズ」に行ってきました。

今回の試乗車は「DS7 クロスバック」

「アウトニーズ」で撮影。左はシトロエンID

「DS」とは、2009年にフランスの自動車メーカー「シトロエン」の高級サブブランドとして発足、2015年にはシトロエンから独立した高級ブランドのこと。日本車なら、レクサスに相当するブランドとなります。「DS7 クロスバック」は、2018年7月に国内販売開始された新型高級クロスオーバーSUV。DSとしては初のSUVで、フラッグシップモデルとなります。

今回は、京都にあるクラシックなシトロエンの専門ショップ「アウトニーズ」を訪問、D7クロスオーバーのご先祖様にあたる車の取材レポートもお届けします。

それでは、クロスバックの独特で魅力的な世界観を持つデザインをご覧ください!

オーソドックスで高級感ある外装デザイン

アウトニーズのショップ前で撮影

DS7 クロスバックの外装デザインは、オーソドックスな印象。ただ、全体的に上品な高級感を感じさせます。

↑よく見ると凝ったデザインのヘッドライト。詳しくは後述。

↑ヘッドライトは「DS アクティブLEDビジョン」を装備。これには驚きのギミックが!こちらも詳しくは後述。

↑近寄って見ると、ダイヤモンドカットのデザインが。このデザインはDS7 クロスバックの随所に施されています。

↑ドアノブ左側の2本の線は、タッチ式の施錠・解除ボタン。

↑ウインカー埋め込みのドアミラーはブラックの2トーンカラー。外装デザインのアクセントになっています。

↑Grand Chic には20インチのアロイホイールが標準装備。

DS7 クロスバックは、パリへのオマージュを室内空間にデザイン。パリのランドマーク「RIVOLI(リヴォリ通り)」、「OPERA(オペラ座)」、「BASTILLE(バスティーユ広場)」の3つがインテリア名に採用されています。試乗車は「RIVOLI」。

次は、この「RIVOLI」の内装に迫ります。

「なんだこの世界観は!」グレードそのものなシックな内装

↑シックな小技が至るところに。ドアパネルにはダイヤモンドキルティング。


DS7クロスバックのスイッチ「クル・ド・パリ」

↑ダイヤモンドカット風のパワーウィンドウスイッチ。

↑ドアパネルにもしっかりダイヤモンドカットデザイン。

↑助手席のパワーウィンドウスイッチもセンターコンソール同じダイヤモンドカット調のスイッチ。


DS7クロスバック

↑センターコンソールのシルバーとペダルのシルバーが調和してアクセントに。

↑助手席のダッシュパネルにも、ダイヤモンドキルティングが。

↑ドリンクホルダーもしっかり装備。結構大事なところです。

↑ボックスティッシュペーパーもしっかり格納。閉じた蓋の隙間からティッシュを1枚出しておいたら便利でした。

↑大画面8インチのインフォテイメント・タッチパネル式スクリーン。AppleCarPlay™、Android Auto 対応スマートフォンをケーブル接続するとタッチスクリーンにアプリを表示。Googleマップも大画面&タッチパネルで使用できます。

↑枠内はオーディオのボリューム操作などが行う回転式のコントローラー。多数のピラミッドが連なっているように刻まれた精緻な「クル・ド・パリ」の文様が施されています。ワイヤレスのスマートフォンチャージャーも装備、ケーブルを刺さずに充電可能です。(対応機種のみ)

↑「クル・ド・パリ」の文様はハンドルのダイヤル式コントローラーにも。

↑黄色枠内は「DS 7 クロスバック DSドライバーアテンションモニタリング」。ここに設置された⾚外線カメラが、ドライバーの頭部、瞳やまぶたの動きを検知し、脇⾒運転や眠気の兆候、疲れを直接的に判別して休憩を促してくれます。

↑B.R.M社製の高級アナログ時計。時計の横にもダイヤモンドカットデザイン。エンジン停止時は回転して格納されます。

エンジンをかけると回転して現れる時計

↑試乗車にはダブルサンルーフを装備。

↑ヘッドコンソール。電動パノラミックルーフの開閉スイッチはここに。

↑運転席インパネ右側下部に並ぶスイッチ類。下のダイヤル式スイッチはドアミラーの操作。スイッチをひねるとドアミラーの格納を操作できます。

↑ウインカーレバーは左側。パドルシフトの下はアダプティブ・クルーズコントロール、運転支援システム「DSコネクテッドパイロット」の操作レバー。

DSコネクテッドパイロットは、渋滞時の前車追従制付きのアダプティブ・クルーズコントロール、白線が明瞭な高速道路などでハンドル操作を支援する車線維持システムなどを統合した自動運転(運転者はハンドル保持必須)システムです。

スピーカーは14個!

DS7 クロスバックにはなんと14個ものスピーカーが!
一般的なドアパネル下部などへの設置のほか、前後席にツィーター(高音用スピーカー)などが随所に配置されています。

これは、フランスを代表するハイエンドオーディオブランド、FOCAL社(フォカル社)と提携、開発したDS7クロスバック専⽤のサウンドシステムとのことです。

↑ダッシュボードのセンタースピーカー

Aピラーにツィーター

リアドアパネルにもツィーター

後部座席頭上のスピーカー

グレード名「Grand Chic」そのものの上品なシート


DS3クロスバックの最上級グレード、Grand Chic(グランド・シック)RIVORI(リボリ)の皮シート。

運転席は3WAYの電動シート。座面面積も変えられて身長180cmの筆者でも快適なドライビングポジションに。

十分な広さと座り心地の良いリアシート。

身長180の筆者も頭は天井にあたりません。足元の広さも十分。

全後席独立タイプのエアコンを装備。

トランクはしっかり広め

しっかり荷物が詰める十二分な広さ。

トランク床面は取り外し可能。樹脂製の床面が現れ、濡れものを置ける仕様に。

革製の手帳なようなものは取扱説明書と車検証入れ。グローブボックスではなく、トランクの端に。

リアシートは、このレバーから倒します。LED照明とシガーソケットも。アウトドアに活躍。

リアシートを倒すと広大な空間が。

電動リアゲートのスイッチ。押しやすいボタンの大きさと位置に。

リアゲートパネル内に三角表示板を格納。

夜間の演出が半端ない!

明るいLEDヘッドライト。上の画像では、割とオーソドックスな印象ではありますが…

DSアクティブLEDビジョン

よく見るとライトの下部にもダイヤモンドカットのデザインが。下は昼間に撮影した画像。

DS7 クロスバックのヘッドライトは、夜間⾛⾏の安全性を最大限に高めるため3つの回転するLEDモジュールとメインLEDプロジェクターで構成されています。このヘッドライトユニットは、車速とワイパー作動に連動、6つの配光モードを使い分けて、照射位置や範囲などを⾃動的にコントロールしてくれます。

「DS アクティブLEDビジョン」も装備。カーブを曲がるとき、ハンドルの切れ角に応じてヘッドライトが左右に動き、車の進行方向を照らしてくれます。この機能は、40〜50年前の「シトロエン DS」にも装備されていました。(詳しくは次号でお伝えします)

回転する3灯式LEDヘッドライト

ここまで凝ったデザインとギミックは今までに見たことがありません。

少し離れて見ると、オーソドックスなSUVの後ろ姿です。

↑近寄ると、テールランプにもダイヤモンドカットが。下の画像は昼間時。

↑夜間はドアパネルにもLEDライトの演出が。

↑DSのロゴをあしらったカーテシーライト。ドアロック解除時などドアミラーに埋め込まれたLEDランプが点灯して足元を照らしてくれます。

↑室内灯のON・OFFはタッチパネル式スイッチ。下の画像は、昼間撮影時。

↑シートベルト着用警告灯は、天井部に設置。未装着箇所に赤色ランプを点灯。

暗視スコープ「DSナイトビジョン」

人を黄色枠内で表示してドライバーに注意を促す(停車時に助手席から撮影)

「DSナイトビジョン」は赤外線カメラで夜間、朝暮時に約100m先までの歩⾏者や動物を検知、デジタルインストルメントパネル(メーターパネル)に車両前⽅の映像をモノクロ画面で表⽰しながら、進路上に進⼊するリスクのあるターゲットをハイライトしてドライバーに注意を促してくれます。

さながら「暗視スコープ」は未来感があります。

赤外線カメラはフロントグリルのエンブレム上部に設置されています。(下の画像)

↑メーターパネルはナイトビジョンの他、4つのモードから選べます。

乗り心地良し、賢い自動運転でロングドライブは快適で疲れ知らず

乗り心地の良さは世界中のSUVでトップクラスといって過言はないでしょう。

「DSアクティブスキャンサスペンション」はカメラで前方の路面の状況を高速スキャン、サスペンションを即座に制御して常に安定した乗り心地をもたらしてくれました。(3つの走行モードのうち「コンフォート」で約13〜130km/hで作動。夜間、悪天候時は未作動)

このサスペンションシステムは、1960年代から70年代の名車「シトロエンDS」のハイドロマチックサスペンション(油圧制御)に通じるものを感じます。詳しくは次回の記事でご紹介します。

前述した準自動運転「DSコネクテッドパイロット」は実に優秀。その優秀さを最も感じたのは、高速道路で前方に車線変更してきた車が進入するときの自然な速度調整。車線維持のハンドル操作も自然で、乗り心地の良さと合わさり快適で疲れ知らずでした。

燃費は良好、環境にも優しいクリーンディーゼルエンジン

給油口の左側の青いキャップは「AdBlue®」注入口

高速道路でアダプティブクルーズコントロールを時速100kmに設定、1時間ほど走行したときの燃費は20km/hを超えました。市街地走行と高速走行を含めた平均燃費は14km/h。

試乗車は2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載、燃料単価の安い軽油でロングドライブでもお財布に優しいSUV、排気ガスは触媒内部で「AdBlue®」(尿素水)を吹き付け大気汚染の原因となる窒素酸化物を無害な窒素と水に分解する環境にも優しいSUVでもあります。

DS7クロスバックのご先祖「シトロエン ID」とご対面

DS7 クロスバックで京都は伏見のクラシック・シトロエン専門ショップ「アウトニーズ」へ。ご先祖様となるシトロエンDS、IDに会いにいってきました。このときの様子は次の記事でご覧ください。

アウトニーズでは、シトロエンDSを取材しました。その記事はこちら。

DS7 クロスバックのスペックと価格

試乗車のスペックと価格は以下の通り。

車種名:DS7 クロスバック
グレード:Grand Chic
ボディカラー:ブラン バンキース(白)
オプション:ナイトビジョン・パノラマミックサンルーフパッケージ

車両価格:562万円(税込)
オプション
ボディカラー(パールペイント):91,800円
DSナイトビジョンパッケージ(ナイトビジョン、パノラミックサンルーフ):480,000円

全長:4,590mm
全幅:1,895mm
全高:1,635mm
ホイールベース:2,730mm
車両重量:1,720mm
最小回転半径:5.4m
乗車定員:5人

エンジン:直列4気筒2.0Lディーゼル・ターボ
最高出力:130kW(177PS)/3,750rpm
最大トルク:400Nm/2,000rpm
JC08モード燃費:16.4km/L
トランスミッション:8速AT
駆動方式:FF

DS 7 クロスバック Grand Chic の装備(他グレードでは未装着ないしはオプション)
・DS アクティブ LEDビジョン
・DS ドライバー アテンション モニタリング
・8エアバッグシステム
・レザーシート
・2ゾーン オートエアコン(リアコントロール付き)
・FOCAL HiFi 14スピーカー
・B.R.M アナログクロック
・ワイヤレス スマートフォン チャージャー


文/撮影:MOBY編集部 宇野 智

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この記事の執筆者

宇野 智(MOBY)この執筆者の詳細プロフィール

MOBY編集長。小学生時代の休日は自転車でディーラーを回る「カタログ少年」TVより諸元表を見ながらの食事を好んでいた。クルマの他、鉄道、航空機、船舶も愛する。...

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