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【意外と知らない】生活道路の定義とは?制限速度などの規制についても!

生活道路の定義とは?

住宅街の町並み
©Kentaro Hayashi/stock.adobe.com

生活道路という言葉は、「生活道路での交通事故」、「生活道路を安全に」などのように使われる事が多いですが、道路交通関係法令で明確に生活道路を定義するものはありません。

しかし、道路交通法などで公安委員会が定めることができるとされる、「交通規制基準」(警察庁)では生活道路を「一般道路のうち、主として地域住民の日常生活に利用される道路」として定義しています。

国土交通省でも、概ねこれと同じものを生活道路としている考えているようです。

ちなみに一般道路にも明確な定義はありませんが、「交通の方法に関する教則」(国家公安員会)では、自動車専用道路以外の道路と考えているようです。ということは、国道や都道府県道などにも生活道路があるのかもしれません。具体的にはどのような道路を指しているのでしょうか?

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生活道路の具体的なイメージは?

住宅街の生活道路
©tokoteku_2018/stock.adobe.com

使われる場面によっても多少限定的になったりもしますが、一般的に言われる生活道路のイメージは、幹線道路から外れた住宅街の中にあるセンターラインのないような道路だと言えます。

また、その地域の住民の車か、その地域の中に用事のある車しか入る必要がない道路とも言えるでしょう。

公的機関なども、生活道路に関する調査や研究を行っています。そこで生活道路をもう少し詳しく定義している場合もありますので、いくつかピックアップしました。

スクールゾーンとは?標識や時間帯、違反時の罰則から通行許可証申請まで

交通安全白書(内閣府)

「市街地における車道幅員5.5メートル未満の道路」

生活道路のゾーン対策マニュアル(一般社団法人交通工学研究会)

「地区に住む人が地域内の移動あるいは地区から幹線道路(主に国道や県道などで通過交通を担う道路)に出るまでに利用する道路」

生活道路におけるゾーン対策推進調査研究報告書(警察庁)

「主として地域住民の日常生活に利用される道路で、自動車の通行よりも歩行者・自転車の安全確保が優先されるべき道路」

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生活道路がなぜ注目されるのか

飛び出し注意の標識
©Hassyoudo /stock.adobe.com

ここ最近、ニュースなどでもよく生活道路に関する報道をよく見ます。その理由は、生活道路で起こる事故が目立つようになってきたからでしょう。

ご存知のとおり、交通事故の件数は年々減少しています。そして、その件数を大きく減らしてきたのは幹線道路での事故でした。

これは道路や標識等の整備、車の性能の向上、そしてドライバーの意識など様々な努力が重なった結果です。

しかし、残念ながら生活道路での事故数はあまり減っていません。そして、生活道路での事故で犠牲となってしまうのはほとんどが歩行者です。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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