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ブレーキマスターシリンダーの点検・オーバーホール方法|交換時期や費用は?

マスターシリンダーを強化する

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大型のブレーキキャリパー強化クラッチを導入した際には、より径の大きなマスターシリンダーに交換(マスターシリンダーを強化)することがあります。

例えば、ブレンボなど、大型のブレーキキャリパーに交換した際は、マスターシリンダーも交換しなければ十分に性能を発揮できない場合があります。これはブレーキフルードの必要容量が増えたため、ブレーキペダルをより深く踏み込まなければブレーキピストンを押し切ることができなくなるためです。

また、極端な強化クラッチではクラッチの反力に負けて、マスターシリンダー内のシール圧力を保持できなくなるケースもあります。そういった際は、大径のマスターシリンダーへの交換を必要とします。

ただ、マスターシリンダーを大径化すると、ペダルを踏む際に強い力が必要となります。ブレーキの効かせやすさや必要な踏力を考えて導入を検討しましょう。

強化クラッチとは?踏み込みが重いデメリットが?どんなメリットが?

マスターシリンダーストッパーとは

マスターシリンダーストッパーというパーツがあります。これはブレーキペダルを踏み込む力のせいで、マスターシリンダーが固定されている隔壁ごとシリンダー自体が動いてしまうのを防止するものです。

マスターシリンダーが動いてしまうと、ブレーキペダルを踏む力が油圧に変換される際のロスになってしまいます。

マスターシリンダーストッパーにより、踏んだ量だけブレーキが効いてくれるようになり、感覚的なブレーキコントロールがしやすくなります。ボディ剛性の低い古い車や、ブレーキフィーリングの悪い車、サーキット走行等では特にその恩恵に預かれるでしょう。

しかし、マスターシリンダー自体を機械的に押さえつけるのですから、シリンダー自体に設計外の力が加わるため、マスターシリンダーの破損、フルード漏れを誘発するというデメリットもありますので、取り付けにはよく考える必要があります。

マスターシリンダーストッパーの効果がわかる動画

フルードの量確認・交換が重要

マスターシリンダー自体は、よほど過酷な使用環境でない限り、定期的なメンテナンスは必要としません。しかし、フルードが適正量が入っているかは、日頃からチェックしておく必要があります。

またフルードは水分を含みやすいので、錆の発生やフルード内の水分が蒸発膨張してブレーキがに油圧がかからなくなる、ペーパーロック現象を発生させないためにも、定期的な交換をおすすめします。最低でも車検ごとには交換するようにしましょう。

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