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コーティング初心者にオススメ!アクアGコートが抜群に使いやすい理由

アクアGコートとは

アクアGコートはガラス系コーティング剤の一種で、主成分は水溶性高密度ガラスシリコーンレジン、界面活性剤、精製水となっています。

シリコン特有のべた付きがなくボディ以外にも未塗装樹脂バンパー、金属パーツ、ホイール、ウィンドウ、ダッシュボード、ライトなどの艶出し・保護・防汚用として使用できるようです。

注目すべきはコーティング剤ながら、界面活性剤によって汚れを浮かす効果が期待できるという点です。

製品概要

内容量は200mlで、中型車約4~5台分にあたります。1回あたりの使用量は概算で、40ml~50mlとなる想定です。150mlで3台から4台のペルシードは、35ml~50mlとなっており、概ね相場の容量といえるでしょう。

付属のマイクロファイバータオルは、プロ仕様の超音波加工でフチや縫い目が無いため、車両に傷を付けにくい設計となっています。メーカーによると、このタオルで磨きこむことで、深みのある光沢が現れるとのこと。

商品はAmazonを中心に、メーカーHPでも販売がされています。現在はメーカーHPから購入する場合、クレジットカード対応はしておらず、振り込みでの対応になるようです。手軽に入手したいのであればAmazonからの購入がおすすめ。

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開発元は2020年創業の新企業

開発元のバーニングインターナショナルは、2020年5月に創業した福岡のメーカーです。

同年8月には水抜き燃料添加剤「アクアスパーク+」をクラウドファウンディングで発売するなど、新興企業らしい試みを行っており、今後もカーケア商品のリリースを予定しているそうです。

他社製品との違い

©romaset/stock.adobe.com

多くのコーティング剤は、その効果期間の長さをアピールポイントとすることがほとんどです。

それに対してアクアGコートは、シャンプー洗車でコーティングが落とせることをアピールしています。つまり、コーティングを簡単にやり直せるため、初心者に対して非常に優しく設計されているといえます。

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コーティング剤は硬化するまでに12時間かかるということで、キレイに仕上げるためには作業時間に余裕を持つ必要があります。硬化に時間がかかるということは、ガラス成分が濃い可能性があるので、ポジティブに捉えてもよいでしょう。

また、摩擦を極力少なくするという点に注力しているように感じます。

他社製品では、低摩擦を前面に押し出した製品が少なく、多くのコーティング剤はツヤが長持ち、撥水が長持ちとしています。摩擦が少なければ、チリやホコリなどのこびり付きを防ぐことができ、雨や風などで簡単にチリ・ホコリが流れていきます。

アクアGコートの3つのポイント

1「車本来の塗装を守るためのコーティング剤」
2「自分で簡単に施工できること」
3「簡単にリセット出来て、次のコーティング剤が均一に施工できること」

これらが、本製品のユーザーフレンドリーさを実現しているといえます。

セット購入がお得

向かって右が「アクアGコート」、左は家庭・店舗の掃除用コーティング剤「アクアHGコート」

アクアGコートの価格は1本あたり3300円で、ガラス系コーティング剤としては平均的です。

神奈川県在住の筆者がメーカー公式HPから購入したところ、送料は600円で福岡から2、3日で到着しました。

今回は送料込みで3,900円で購入しましたが、何本かセットで購入したり、家庭・店舗の掃除用コーティング剤「アクアHGコート」と合わせて購入した場合、送料が無料になるキャンペーンもあります(メーカー公式HPのみ)。

コーティングと下地作り

※下地がしっかりしていないと、写真のようにウォータースポットが残ってしまい、あまりキレイに見えない。

コーティングをする前に、注意したいことが1つあります。

それは、自身の思った仕上がりを目指すための下地作りです。運転頻度や保管場所などによって状態が異なるボディに、広告そのままの効果は期待はできません。

そのため下地作りで、ユーザーが同じスタートラインに立つことが前提となっています。
例えば、コーティング剤が洗浄剤入りであっても、下地は綺麗な状態に越したことはありません。

コーティングの効果を高めるために準備を行うことで、結果に差が生まれます。

※コーティングのための下地作りは、ペルシードの記事で詳しく解説しています。

車の状態を見極める方法

車のボディを手で触ってみて、チクチクするようであれば鉄粉汚れです。

ボディをタオルで拭いたときに水滴の跡が浮き出る場合は、水垢やイオンデポジットのように、蓄積した砂やホコリが水滴の形で固まっていることが多いです。

施工環境

今回は前日準備で、ボンネットに水垢・鉄粉落としをしてから施工しました。カーポート付きの駐車場です。また、電動工具など特別なものは使用しておりません。使用したものは以下の通り。

準備に使用したもの

  • バケツ
  • カーシャンプー
  • マイクロファイバータオル(3枚/洗い用、濡れ拭き用、乾拭き用)
  • 水垢スポットクリーナー(リンレイ/対水垢等)
  • 鉄粉キャッチャー(クリーンビュー/対鉄粉)
  • グラスター・ゾル(ピカール/鉄粉汚れを落とした後や、洗車でできた小傷を消す)
  • シャワーノズル付40mホース

筆者のスバル レガシィツーリングワゴンのボンネットを下地処理して、1時間かかりました。1台まるごと作業すると休憩をいれて3から4時間程度の時間が必要になるでしょう。

準備は、洗車→水垢→洗車→鉄粉→洗車→簡単なボディ研磨→洗車の順に行います。

間に洗車を挟む理由は、水垢落としや、鉄粉落とし、研磨剤の成分が混ざった時の影響が不明瞭なためという理由と、プロ施行の下地作りでも行われる手順だからです。

コーティングに使用したもの

  • バケツ
  • カーシャンプー
  • マイクロファイバータオル(3枚/洗い用、濡れ拭き用、乾拭き用)
  • コーティング剤
  • シャワーノズル付40mホース

前日に準備ができていれば、事前に簡単に水洗車をしてからコーティング剤を施工するだけとなります。朝から十分に時間がとれるのであれば、下地作りの後で1時間程度見込めば十分に施工は終えることができるでしょう。

アクアGコートの施工

早速商品が届いたので施工してみました。

非常にムラの出にくい仕様のおかげで、施工は至って簡単でした。使いやすさに関しては他の製品より段違いに優れていると感じます。

これであれば、お子さんと一緒にコーティングすることもできるでしょう。

ガラコの選び方&正しい使い方|DIYでガラスに撥水コーティング!スマホにも使える?

他社製品との水弾き比較

アクアGコートとレインドロップの比較
※左:アクアGコート/右:レインドロップ

水弾きについて、他社製品のレインドロップ(ソフト99)とに比較してみました、少し特徴が異なると感じました。細かく水を弾く撥水系のレインドロップに対し、大きな塊で一気に落ちていく疎水系のアクアGコートといった具合です。

以前、レインドロップと洗車機を比較した際に撮影した、洗車機での水弾きは以下のようになります。

洗車機でコーティングしたもの(車は同じ)

窓ガラスに施工するのであれば、リアウインドウや、サイドウインドウが適している性格だといえます。撥水系の細かい水滴ができてしまうと、光が水滴で乱反射して見難くなることがありますが、そういった心配を軽減することができるでしょう。

【簡単】車の水垢はなぜできる?原因やおすすめの落とし方

ツヤ比較

アクアGコートでコーティングしたボンネット
アクアGコートでコーティングしたボンネット
レインドロップでコーティングしたボンネット
レインドロップでコーティングしたボンネット

ツヤに関しては、液体ワックス入りシャンプーと比較すれば段違いにあるといえます。ボンネットで比較した、ライバル商品ともいえるレインドロップと比較しても、遜色はありません。

塗りムラは、ツヤに対して大きな影響を及ぼします。エアゾル系のムース状溶剤を塗り広げるよりは、乳液のような液体状溶剤を塗り広げた方が、圧倒的にムラが少なくなります。

商品の特徴として、アメリカにてプロユースとして評判の商品を基に、一般ユーザー向けに施工しやすく改良したと資料にありましたが、まさにその通りという所感で、十分満足できる仕上がりでした。

アクアHGコートも使ってみた

今回一緒に送っていただいたアクアHGコートは、屋内にあるものに主眼を置いた汚防・除菌コーティング剤です。

使用不可のものは、食器、調理器具など食べる行為につながるもの、フローリング、畳、革、布、紙などの液体が染み込んでしまうものです。

それ以外は、何でも使えるということで、陶器でできているトイレ、鏡、窓、スマホや、タブレット、といった身の回りのものの掃除を楽にするためのアイテムとして使えます。

タブレットに使ってみた

アクアHGコートで施工した筆者のiPad

試しに、AppleのiPadに施工してみました。

見た目に劇的な変化は感じなかったものの、フィルムなど何も貼っていないため、指紋が付きやすく毎度メガネ拭きで拭いていたのですが、汚れが拭き取りやすくなったと感じました。

洗面台や、トイレなど、汚れが溜まりやすい場所では、水弾き効果などによってもっと違う結果になるかもしれません。

【まとめ】初心者にもおすすめできる使いやすさがウリ

まず、全体的な印象ですが、最初から最後まで「使いやすい印象」がずっと残っています。ツヤに関しても、コーティング剤を初めて使う人であればツヤが非常に増したと思えると感じます。

筆者自身が、プロ施行のコーティングを間近で見ることが多かったことと、いろいろな市販コーティング剤を試した経験があるので、「驚愕の」とはなりませんでしたが、一般的に満足いく仕上がりにはなっています。

撥水に関しては、特徴が違うので好みが分かれると感じます。どうしても水滴が粒で落ちていく撥水タイプが好きな人向きの商品ではないといえます。

定期的な施工もストレスフリー

しかし、コーティング本来の目的である、「汚れの落としやすさ」「ボディの保護」に主眼を置けば、水の弾き方よりもアフターケアのことを考えることになります。その際、使いやすいかどうかはかなり重要な要素です。

月2,000円で洗車機使い放題のサブスク「Wash Pass」が話題

アクアGコートはその点をばっちり抑えておりますので、定期的な施工にもストレスを感じず、気軽にキレイを維持できるということになります。

こまめに洗車をする人で、いままでコーティングしなくても毎週洗っているからという人や、コーティングしてみたいけど難しいのでは?と感じている方は、価格的にも、施工難易度的にも、一度試してみてもいい商品でしょう。

洗車機でのコーティングはコスパ◎

洗車機でのコーティングでも画像のようなクオリティに(画像はレインドロップと)

どうしてもめんどくさいという場合は、洗車機で行ってしまうのも選択肢としてはアリ。洗車機で行うコーティングに関してはこちらの記事で解説しています。

実際に使用したコーティング剤7種類の比較ランキングはこちら

執筆者プロフィール
渡辺 喬俊
渡辺 喬俊
1986年生まれ、元システムエンジニアからクルマ業界へ転身、社外品サスペンションの試作や、ドライビングサポートのセンサー部品テストドライバーの仕事を経験。愛車はSW20 MR2とBP5 レガシィ。壊れない車が欲し...

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