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初心者でも簡単な手洗い洗車の仕方|おすすめアイテム&ショップ料金
自分で手洗い洗車したい初心者に向けて、必要なアイテムやおすすめの天気、場所、洗車手順を解説します。 ガソリンスタンドやカーショップでの手洗い洗車についても。セルフ手洗い洗車のコツをつかんで、快適なカーライフを送りましょう。
【ガソリンスタンドの洗車時間と料金】洗車機と手洗いならどっちがお得でおすすめ?
目次
手洗い洗車はどこでできる?

自宅の屋外駐車場
自宅駐車場が屋外の場合や、駐車場以外に車を停めておけるスペースがある場合は洗車できます。
ただし、以下の場合は近隣トラブルのもとになる可能性がありますので、別の場所での洗車をおすすめします。
- 貸駐車場などで、他者の車が近くに停めてある
- 砂埃や土埃が舞いやすい
- 近くにホースを繋げられる水源・水道がない
- 排水環境や設備が整っていない
コイン洗車場
洗車機での洗車だけでなく、セルフ洗車用のスペースや設備を貸している場合があります。自分で洗車やワックスがけをしたいけど、自宅の駐車スペースでは洗車できないという方におすすめです。高圧洗浄機が利用できる洗車場もあります。
【裏技】近くのコイン洗車場の探し方&使い方|セルフ洗車のコツ
ガソリンスタンドや専用ショップ
自分ではなく、プロの手で手洗い洗車をしてもらいたい場合は、ガソリンスタンドやコーティングの専門店などに依頼できます。
セルフ手洗い洗車に必要なものは5つだけ!
洗車バケツ
カーシャンプーを泡立てるためのバケツが必要です。「洗車用」と書いていなくてもOK。後述しますが、ボディ用とホイール用で1つずつ用意すると完璧です。
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洗車スポンジや洗車ブラシ
いわゆる台所用スポンジはおすすめできませんので、洗車用スポンジを揃えましょう。ホイール用とボディ用で分けるのがおすすめ。背の高い車は、洗車ブラシもあると便利です。
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洗車ホースや洗車フォームガン
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洗車用ホースは使いやすいのでおすすめですが、一般的なホースでもかまいません。洗車フォームガンも用意すれば、スポンジで擦り洗いする時間を大幅に短縮できます。
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カーシャンプー
カーシャンプーは適合ボディカラーやコーティングの有無を確認して選びましょう。
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洗車タオル
濡れた車の拭き取りには、身体を拭くタオルはおすすめできません。マイクロファイバーやセームなど、洗車に適したタオルを用意しましょう。洗車タオルは絞ればすぐにまた使えるようになるので、大量にストックしておかなくてOK。1回の洗車で予備も含めて2~3枚あればじゅうぶんです。
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自分でできる手洗い洗車|難易度別

水洗い洗車のみ|難易度★☆☆
水洗い洗車では、カーシャンプーやワックス・コーティング剤は使用しません。時間がかからず手軽な方法です。
ただし、シャンプーの泡で汚れを包み込めないぶん、土や砂などでボディが傷つく可能性もあります。水洗い洗車は、汚れが比較的少ない場合や、コーティングがしっかりかかっている車におすすめです。
1.ぐるっと水をかける
ある程度全体の汚れを落とすために、最初はぐるっと車を一周しながら水洗いします。
2.ホイールとタイヤから洗う
ボディよりも先に、タイヤとホイールを洗います。これは、どんな洗車の方法でも基本的には変わりません。ボディを洗った後にホイールを洗うと、ホイールに付着していた汚れが綺麗なボディに飛んでしまいます。
3.ボディは上部から下部へ洗っていく
次にボディ全体を洗車します。基本的には上から下にかけて洗っていきます。シャワーノズルを用いて水をかけながらクロスで磨いていきます。常時水を流すことで、洗車傷と自然乾燥による水アカを防ぎます。
4.タオルで水気を拭き取る
ウォータースポットやシミにならないよう、水で流しただけであってもタオルで拭き上げることをおすすめします。
カーシャンプーで洗車する|難易度★★☆
カーシャンプーを使った洗車は、水洗いのみの洗車よりもきちんと汚れを落とすことができます。泡で包み込みながら汚れを落とせるので、ボディへの傷を最小限に抑えることができます。
1.ボディ全体を濡らし、カーシャンプーをよく泡立てる
車全体にジェットノズルで水をかけ、ホコリや泥を洗い流します。
カーシャンプーを適量バケツに入れた後、ホースで水を勢いよく入れていきます。シャンプーを良く泡立てることは汚れを落とすため、また洗車傷を防ぐために大切です。
2.カーシャンプーで洗う
水洗いの場合と同様に、ホイール→ボディ上部の順で洗っていきます。よく泡立て、スポンジでボディを優しく磨きましょう。泡を少し潰すくらいの強さでじゅうぶん汚れは落とせます。
3.素早く水で流し、拭き上げる
泡が乾燥して、汚れが再び付着してしまう前に、水で全体を洗い流しましょう。夏場など、乾燥しやすい場合は、部分ごとに「シャンプーしては流す」ことを繰り返しましょう。
ウォータースポットやシミにならないよう、水で流しただけであってもタオルで拭き上げます。
洗車+ワックスがけ|難易度★★★
コーティングがかかっていない車であれば、洗車後にワックスをかけることができます。ボディカラーや自分の好みに合った製品を選びましょう。
1.カーシャンプーで洗車して、軽く拭き上げておく
ワックスがけの前は、しっかり汚れを落としておく必要があるため、カーシャンプーで洗車しましょう。泡を流したら、タオルで水気をざっと拭いておきます。
2.スポンジにワックスをつける
ワックスに付属しているスポンジを水につけ、固く絞ります。スポンジにワックスを取ります。このとき、たくさん取る必要はありません。つけすぎると、乾燥に時間がかかってしまいます。
液状や半固形の物を使用する場合は、使用方法に従って使いましょう。
3.ボディにワックスを塗る
スポンジにワックスを取ったら、ボディに優しく塗っていきます。直線的に塗り、タテ方向とヨコ方向、1回ずつ塗っていきます。円を描くような塗り方は、ムラや傷の原因となるのでやめましょう。
ボンネットやフードなどの面積の広い部分は小さな立方体に区切って塗りこみましょう。
4.乾燥させて拭き上げる
ワックスを塗り終えたら、乾燥するのを待ちましょう。 製品や塗り方にもよりますが、目安としては夏場で5~10分、冬場で15~20分です。
きめの細かいきれいな布で拭きあげましょう。完璧を目指すのであれば、2枚の布で2回ワックスを拭きあげることをおすすめします。
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手洗い洗車してもらえる店舗|料金別
ディーラー|料金★☆☆
点検・車検でディーラーにお世話になる際には、一緒に洗車もしてもらえる場合がほとんどです。手洗い洗車の場合と、ディーラー備え付けの洗車機の場合があります。
手洗い洗車を希望する場合は入庫時に伝えましょう。
ガソリンスタンド|料金★★☆
ガソリンスタンドでの手洗い洗車は、車のサイズにもよりますが2,000円ほど。時間は30分ほどです。洗車機利用に比べると高額になります。
【ガソリンスタンドの洗車時間と料金】洗車機と手洗いならどっちがお得でおすすめ?
専門ショップやサービスステーション|料金★★★
コーティング専門ショップやサービスステーションでは、洗車のプロに手洗い洗車してもらうことができます。コーティングやワックス施工も合わせて依頼するユーザー向けですが、洗車のみのコースも設けられています。
洗車料金は、車の大きさによって分けられています。詳しくはショップに確認しましょう。
サイズ | 料金 | 該当する車種 |
SSサイズ | 2,100円前後 | ミライース ミラトコットなど |
Sサイズ | 2,300円前後 | ヤリス(ヴィッツ) N-BOXなど |
Mサイズ | 2,600円前後 | プリウス、シエンタ C-HR、CX-3など |
Lサイズ | 2,900円前後 | ノア、CX-5など |
LLサイズ | 3,300円前後 | アルファード ハリアーなど |
※さらに大きなXLサイズ料金を設定している場合もあります
コーティングも施工するとさらに高額になるが…
洗車だけなくコーティングも施工すると3,000~4,000円ほど高額になりますが、セット料金ということで割引になることが多いです。
また、専用コーティングを施工した車は汚れが落としやすくなるため、次回以降の洗車料金が安くなる場合があります。
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洗車に適した天気は?
- 曇り
- 風が弱い
- 気温が高すぎない
よく晴れた日は洗車日和だと思われがちですが、直射日光が当たると洗車中に水分が自然乾燥してしまいます。これはボディの塗装にシミを作る原因となってしまいます。
同様の理由で気温が高い日もNGです。炎天下で洗車を行うとシミができてしまう可能性があります。夏場に洗車をする場合は朝方や夕方などをおすすめします。
また、風が強いと、洗車途中でチリ・ホコリがボディに付着してしまいますので、風が弱い日を選びましょう。
雨の日は洗車をするべき?

雨の日の洗車は避けられがちです。しかし、雨のシーズンや「雨だけど今日しか洗車できない!」ということもあるでしょう。雨の日洗車のメリットとデメリットを解説します。
雨の日洗車のメリット
雨の日は汚れが落としやすい
雨の日に洗車をする一番のメリットは、汚れが落としやすいというところにあります。 雨で車体表面の汚れが浮き上がっているので、強くこすらなくても簡単に汚れが落ちるのです。
ただし、車体表面に砂粒等が付いたままこすると、細かい傷の原因になりますので、洗車前にホースの水でしっかり洗い流しておきましょう。
洗車後に拭き取る必要がない
通常の場合、洗車後は車体表面に付いた水を綺麗に拭き取る必要があります。これは、残った水に付着した埃や水道水に含まれるカルキが、後々シミになってしまうからです。
しかし、雨の日の洗車後は雨自体が水道水を洗い流し、空気中に舞う埃の数も少ないので、わざわざ水を拭き取る必要がありません。
ただし、これは屋根の無い屋外駐車場に停めている場合に限ります。屋根のある駐車場に停めている場合は、屋根の下に車を入れて水をしっかり拭き取る必要があるので、注意しましょう。
雨の日割引がある
洗車を行ってくれるガソリンスタンドやカーショップの中には、雨の日に限り洗車料金が割引になるという店も存在しています。料金が半額になるという店もあるので、最寄りの洗車サービスがある店をチェックしておくと良いでしょう。
雨の日洗車のデメリット
雨の日は作業が大変
雨の日の洗車における一番のデメリットは、なんといっても作業の大変さにあるでしょう。傘を差していたら作業の邪魔になりますし、レインコートは暑くて中が蒸れます。
ワックス・コーティングがかけられない
雨の日には、ワックスやコーティング剤が掛けられないというデメリットがあります。どうしても掛けたいという場合は、屋根のある場所で作業するか、車体が濡れていても施工できるワックスやコーティング剤を用意する必要があるでしょう。
店舗で依頼する手洗い洗車は費用がハードル?

2019年12月9日、マーケティングリサーチ会社GfKJapan(ジーエフケージャパン)は洗車に関するインターネット調査の結果を発表しました。(※本調査は2019年6月24日〜7月7日に全国の自動車保有者15,624名を対象に実施したもの)

洗車頻度は年に3~6回
過去1年以内に自家用車の洗車を行ったドライバーは87%、そのうち「年に3~6回」が37%でもっとも多く、続いて「年に7~12回」が23%。10年前に比べると洗車の頻度は「減った」と感じる人の割合は47%で、カーコーティングの普及が要因ではないかと伝えています。
洗車機を利用したことがあるドライバーは72%
洗車機を利用したことがあるドライバーの割合は72%、手間を減らし時間を節約できるメリットを感じている一方、「細かいところまで洗浄できていないことがありそう (できていなかったことがある)」、「車に傷がつきそう (ついたことがある) 」といった回答も4割にのぼると報告されています。
セルフ手洗い洗車派が過半数
自身で手洗いが51%、洗車機利用が38%、店舗で手洗いが11%と、手洗い派が62%と主流、利用している洗車グッズは「洗車スポンジ」が62%、「車用シャンプー」が48%。
店舗での手洗い洗車をしたことがあるドライバーは、その便利さやサービスの質の高さに満足している一方、「利用したことがない」ドライバーの割合は52%となりました。
洗車機に不安・不満があるユーザーはセルフ洗車を好む傾向にある
このアンケートからは、「洗車機利用はしたことがあるものの、できれば手洗いしたい」というユーザーが多いことがわかります。とはいえ、高い洗車料金やコーティング料金がネックになっていて、プロの手洗い洗車を気軽に利用できない人も多いようです。
【まとめ】セルフ手洗い洗車がうまくなれば、もっと快適なカーライフに
洗車機での洗車は賢く時短できますし、プロによる手洗い洗車は高い金額に見合った仕上がりが魅力です。しかし、できれば自分で手洗い洗車を行いたいというユーザーもまだまだ多くいます。
つまり、セルフ手洗い洗車を上手に、時間をかけずにできるようになれば、カーライフはもっと快適になるでしょう。
使いやすい洗車グッズを揃えたり、コツを掴んで洗車したりすることで、スムーズにセルフ洗車ができるようになります。セルフ洗車のコツについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
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