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『GRスープラ GT4』生産100台記念！限定3台の「100エディション」を発売
GT4カテゴリー向けレース車両『GRスープラ GT4』が生産台数100台に到達！
2023年4月28日、トヨタのモータースポーツ部門であるTOYOTA Gazoo Racing（TGR）は、レース向け改造車である『GRスープラ GT4』の累計生産台数100台到達を発表。
それとともに、昨年10月に登場した『GRスープラ GT4 EVO』をベースとした生産100台到達の記念モデル『GRスープラ GT4 100エディション』を同日より世界限定3台で発売すると発表しました。
トヨタ『GRスープラ GT4』とは
『GRスープラ GT4』は、TGRが2020年より販売しているGT4カテゴリー向けの競技専用車両です。
TGRによると、2022年末時点で世界317レースに延べ625台のGRスープラ GT4が出場し、世界各国のGT4選手権や日本のスーパー耐久シリーズなどで79回のクラス優勝と20回の総合優勝を果たし、表彰台獲得数は207回に上るとのこと。
高い性能を発揮するとともに、マシンやパーツなどの改良について世界中のレーシングチームやドライバーからのフィードバックを反映させて改善し、2022年10月にはブレーキ、ハンドリング、エンジン性能に改良を加えたとされる『GRスープラ GT4 EVO』を発売しました。
GRスープラ GT4 EVOは、ドイツKW（カーヴェー）オートモーティブ社のダンパー技術の採用やアンチロールバー（スタビライザー）の仕様変更、ABSの設定変更により、より高い旋回速度とハンドリング性能を実現できたとのこと。またスープラ GT4の心臓である3.0L直列6気筒ターボエンジンは、出力特性の最適化に併せて、冷却性能にも調整が加えられているそうです。
元レーシングドライバーで、現TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパの副会長である中島一貴氏は「アマチュアレーサーからプロのレーシングドライバーまで満足いただける1台になっている」とGRスープラ GT4 EVOを評しています。
GR Supra GT4のスペック
【全長×全幅×全高】4,460mm×1,855mm×1,250mm
【車両重量】1,350kg
【エンジン形式】2,998cc直列6気筒ターボ
【最高出力】320kW[430hp]
【最大トルク】650N･m[66.3kgf･m]
【トランスミッション】7速スポーツオートマチック
【駆動方式】FR
【タイヤサイズ】（前）305/660-18（後）305/660-18
【サスペンション方式】（前）マクファーソン式（後）マルチリンク式
【車両販売価格】税別175,000ユーロ（約2,600万円）
「GT4 100エディション」に加え、市販の『GRスープラ』にも特別仕様車が登場
2023年04月28日からの発売が報じられた『GRスープラ GT4 100エディション』は、『GRスープラ GT4 EVO』をベースとして、専用のボディカラーや専用ボンネット、シリアルナンバー入りバッジを装備した記念モデルであり、生産台数は世界で3台のみとのことです。
またTGRは同じく『GRスープラ GT4』生産台数100台到達を記念して、市販型『GRスープラ』でも、特別なボディカラーや装備を与えた100台限定の特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition（プラズマオレンジ 100エディション」の発売を報じています。
TGRはこの記念の報告に際し「モータースポーツやスポーツカーづくりを通じて、たくさんの笑顔・喜びや感動・興奮をお届けすることを目指し、これからもカスタマーモータースポーツにより一層力を入れてまいります」とコメントを述べています。
また2023年シーズンは、欧州で合計27台、北米では20台、日本を含むアジアでは12台のGRスープラ GT4が参戦する予定となっているとも説明しています。
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