MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > メーカー・車種別 > トヨタ > カローラ > 【トヨタ カローラ(100系)】大衆車の頂点を目指せ!7代目が傑作と呼ばれる理由
カローラ

更新

【トヨタ カローラ(100系)】大衆車の頂点を目指せ!7代目が傑作と呼ばれる理由

厳寒地「士別テストコース」もクリア。7代目カローラの誕生

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 外装
画像の個体は7代目カローラ 1.5L 4ドアセダン グレード「SE-L」の5速MT

車名別年間新車販売台数で30万台を超える歴代最多記録を達成した6代目に替わり、7代目となったカローラがデビューしたのは1991年。開発時期はバブル経済真っ只中にあたり、開発予算は潤沢。また、開発の先を行くモデルには初代セルシオがあり、カローラも大衆車のイメージを払拭し、そのクラスの頂点を目指すこととなりました。

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 外装

7代目カローラの開発に際しチームは、車を構成するシステム単位でクオリティを高め、性能に関しても「走る」「曲がる」「止まる」の全てを進化させるべく、北海道・士別テストコースに各担当者を集め合宿。開発者自らテストに参加してもらうことで、総合的に問題点をクリアしていくというエネルギーのあるものとなりました。そうして誕生した7代目カローラは、歴代のなかでも特に高いゴージャスさと完成度の高さを誇り、今でも傑作モデルだと車通からも高い評価を得ています。

7代目カローラ 重厚なスタイリングと安全面を強化

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 外装
トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 外装

7代目カローラ 100系のスタイリングは、6代目カローラで採用されたワイドロー・フォルムを一層際立たせ、角のない重厚さを感じるデザインへと進化を遂げました。サイドにまで回り込むヘッドランプは大型化し、リアビューでは初代セルシオにも通じる優雅さが感じられます。細部のこだわりも十分で、ウィンドウ枠はメッキモール仕上げ、サイドのロッカーアームもブラックアウトにするなど、全てにおいてクオリティを高めました。

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 内装

内装ではユーザーの手触りを意識し、インパネ・トリム・ダッシュボードなど人が多く触れる部分はソフトパッドを採用。シートにも新開発の立体型凹面シートが採用されました。また、100系カローラは安全面の強化や快適装備の充実も顕著で、車体はフルラップ衝突対応となる「CIAS(サイアス)」設計。サイドドアビームも標準装備となり、快適装備ではオートエアコン、電動格納式ドアミラー、車速感応式ドアロックなどの選択も可能となりました。

「7代目カローラ」エンジンラインナップは多彩。稀少車TRD仕様も!

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 外装

7代目カローラのエンジンラインナップはバラエティ豊かで、当初はガソリン仕様で1.3L 直列4気筒DOHCの4E-FE型、1.5L 直列4気筒DOHCの5A-FE型、1.6L 直列4気筒DOHC 16バルブでハイメカツインカムとなる4A-FE型、1.6L 直列4気筒DOHC 20バルブでスポーツツインカムとなる4A-GE型がラインナップ。最高出力は主力の1.5L 5A-FE型で105ps、1.6L 4A-GE型では160psに達しています。ディーゼル仕様は2.0L 直列4気筒SOHCの2C-Ⅲ型がラインナップ。その後4WDも追加され、サスペンションは全車で4輪独立懸架となりました。

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L コックピット

1993年にはマイナーチェンジが実施され、フロントグリル周りやリアランプなどに変更がかけられました。また、1994年には上級グレードGTをベースに2.0L 3S-GE型エンジンを搭載し、全日本ツーリングカーレースを歴戦するTRDが制作したコンプリートモデル「TRD 2000」が限定台数99台で発売され、話題となりました。

トヨタ カローラ 7代目 1.5L 4ドアセダン SE-L 展示パネル

潤沢な開発費用と期間、チームの熱いエネルギーにより、歴代屈指のクオリティと言われる7代目カローラ 100系は、セダンが1995年に販売を終了し8代目にバトンタッチ。ワゴンは2000年まで販売が継続され、その後カローラ フィールダーへと移行。バンは2002年まで販売が継続され、その後プロボックスへと移行されることになりました。

7代目カローラの流通量は少な目。手放さず乗り続ける人も

ゴージャスな仕様と信頼性の高い性能を誇った7代目カローラ 100系は、新車購入後からこまめに点検しながら現在まで乗り続けているユーザーもいるようです。現在、中古車としての流通量は少なく、価格は130万円となっています。(2020年1月時点)

トヨタ 7代目 カローラ 100系のスペック詳細

下記のスペックは1991年発売のトヨタ 7代目 カローラ 4ドアセダン グレード「SE-L」のものです。

  • エンジン:1.5L 直列4気筒DOHC(5A-FE型)
  • 最高出力:105ps/6,000rpm
  • 最大トルク:13.8kg・m/4,800rpm
  • ボディサイズ:全長 4,270mm 全幅 1,685mm 全高 1,380mm ホイールベース 2,465mm
  • 車両重量:1,010kg
  • トランスミッション:5速MT/4速AT
  • 駆動方式:FF
  • 乗車定員:5人
  • 新車時車両価格:-

*本記事の画像は2019年9月にMEGA WEB トヨタ シティショウケースにて開催された新型カローラ・カローラ ツーリング メディア発表会にて撮影

この記事の執筆者
石黒 真理

関連キーワード