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フルモデルチェンジとマイナーチェンジ、次期新型と改良新型の違いと、ビッグマイナーチェンジとは?

ネットで自動車関係の情報を見ているとよく出てくるモデルチェンジのいろいろな表現、いったいどっちなんだ?とお悩みをスッキリ解決します!

ことばの定義

自動車のモデルチェンジを示すことばは大きく以下の4つがあります。基本的な定義を一覧表でまとめます。(あくまで基本的な定義で、法制度などで正式に定められたものではありません)

フルモデルチェンジ「型式」が変わる次世代型へのモデルチェンジ
マイナーチェンジ「型式」が変わらないデザイン変更、仕様変更
ビッグマイナーチェンジ文字通り大がかりなマイナーチェンジ
次期新型フルモデルチェンジと同じ
改良新型マイナーチェンジと同じ

この一覧表でスッキリ解決された方は、さっそく今年デビューする新型車予想をまとめた記事をどうぞご覧ください。

「型式」とは?

読み方は、「かたしき」、「けいしき」どちらもで構いません。自動車の型式とは、自動車メーカーが新型車を設計し市販する前に、国土交通省に届け出を行い、認可されたときに定まるのが「型式」です。この「型式」は車検証に記載されています。

国土交通省は、新型車の型式認定の届け出を受けると、国が定めた保安基準などに適合しているかどうかをチェックします。

フルモデルチェンジや全くの新型車の場合は、エンジン、ブレーキなど車の安全な走行に不可欠な基本的構造を、お国に認めてもらわねばなりません。一方、マイナーチェンジでは車の基本的な構造が変わらないデザイン変更など、安全な走行に影響がない範囲となりますので、国土交通省へ型式認定をしてもらう必要がありません。

ビッグマイナーチェンジとは?

マイナーチェンジは車種によってデザイン変更の度合いが異なります。「え?どこが変わったの?」というクルマもあれば、「え?フルモデルチェンジでしょ?」と感じるようなモデルもあります。

ビッグマイナーチェンジとは、エンジンやプラットフォームなど車の基本構造は変えずに、大がかりなデザイン変更が行われることを言いますが、この限りではありません。外見上のデザインはそのままでエンジンが新設計のものに変更されるケースもあります。この場合は前述の「型式」が変更となりますので、定義で言えばフルモデルチェンジとなりますが、デザインが変わらないのでそうとはならないイレギュラーとなります。

ビッグマイナーチェンジということばを使うかどうかは、どちらかというと感覚的な要素で決められると言って間違いではないでしょう。メディアによって使ったり、使わなかったりもしています。

車名が変わってもフルモデルチェンジではないこともある

例えば、マツダはここのところ、マイナーチェンジで車名を変更しています。デミオは「Mazda2(マツダツー)」に、アテンザは「Mazda6(マツダシックス)」にマイナーチェンジしたときに車名を変更しています。しかし、アクセラは「Mazda3(マツダスリー)」に車名変更したときはフルモデルチェンジでした。ややこしいですね。

マツダ3
Mazda3
(画像:MOBY編集部)

フルモデルチェンジでは「世代」が変わる。

何度もフルモデルチェンジを繰り返したクルマは「◯代目」や「第◯世代」と表現されています。英語圏では「generation」、略して「gen」で表現されています。マイナーチェンジでは世代は変わりません。

「次期新型」という表現を使うのは、この世代が関係しているからです。

1つの世代で行われたマイナーチェンジ前後は「前期型」「後期型」と呼ぶ

マイナーチェンジは、たいてい1つの世代で1回、多いものでも2回程度行われます。1世代でマイナーチェンジ前後を区別するときは「前期型」、「後期型」という語句を使って表現しています。マイナーチェンジが2回行われた場合は「前期型」→「中期型」→「後期型」と呼ばれます。

え?これでマイナーチェンジなの?というクルマがあります。

最近では、編集部でも腰を抜かしたフルモデルチェンジ風のマイナーチェンジを行った「三菱 デリカ D:5」がそれです。

下の画像は、マイナーチェンジ前のデザイン。フロントマスクに注目してください。

三菱デリカ D:5
(画像:三菱自動車 広報)

下の画像は2019年2月のマイナーチェンジ後。

(画像:MOBY編集部)

いかがでしょう。フロントマスクの変貌ぶり!しかしよく見るとAピラーより後ろは変わっていないですね。

このようなフロント周りだけのデザイン変更のことを自動車業界では「フェイスリフト」と呼んでいます。また、このデリカD:5の改良は「ビッグマイナーチェンジ」に相当します。

型式はマイナーチェンジ前後ともディーゼルエンジン・CVTモデルに「3DA-CV1W」となっています。ちなみに、デリカ D:5のガソリンエンジンモデルは、顔つきが変わらずそのままマイナーチェンジされずに販売が続けられています。

え!実はフルモデルチェンジだったの!というクルマもあります。

逆に「実はフルモデルチェンジだったのか」というクルマもあります。最近ではイギリスの四輪駆動車専門ブランド「ランドローバー」が生産販売するSUVディスカバリー スポーツ」がそれです。

下の画像はモデルチェンジ前。

下の画像は2019年11月にモデルチェンジした新型。

モデルチェンジ前後の画像を比較すると、大きな違いがありません。変わったところは、ヘッドライト、バンパー両サイドのエアインテークのデザイン、ボディサイド下部のプレスラインなどとなっています。フロントグリルやボディサイドの前後ドアノブを貫通するような地面と水平なキャラクターラインは同じです。

新型ディスカバリー スポーツの発表時、ジャガー・ランドローバーは、「フルモデルチェンジだ」と直接は伝えず「エクステリア・デザインを一新し、インテリアの質感を高めた2020年モデル」と伝えています。

外見上の大きな違いはありませんが、中身は大きく変更となったのがディスカバリー スポーツ。車の基本構造、プラットフォームは最新ものに変更されています。プラットフォームの変更は車の走り、乗り心地に大きな影響を与えます。新型ディスカバリー スポーツはより質の良い走りと、高いボディ剛性を得ています。

型式はガソリンエンジンモデルが「DBA-LC2XB」から「5BA-LC2XC」へ変わり、ディーゼルエンジンモデルが「LDA-LC2NB」から「3DA-LC2NC」へ変わっています。

MOBY編集部スタッフは、ジャガー・ランドローバーの広報担当者と会ったとき、新型ディスカバリー スポーツの発表の後、中古車情報サイトの運営担当者から「フルモデルチェンジですか?型式は変更ですか?」との問い合わせを受けたというお話を聞きました。

ちなみに、我々編集部もフルモデルチェンジか、マイナーチェンジかを調べるとき、型式を見てチェックしています。

以上、「フルモデルチェンジ・次期新型」と「マイナーチェンジ・改良新型」の違いと「ビッグマイナーチェンジ」の自動車用語解説でした。前述しましたが、この記事の用語解説を参考に、今年出そうな新型車、モデルチェンジの予想をまとめた記事を続けてご覧ください。

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この記事の執筆者
MOBY編集部

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