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【スズキ ジムニー JB23/JB23W 総合情報】中古車選びの注意点とリフトアップからカスタムまで
目次
- ジムニー JB23(JB23W)とはどのような車?
- ジムニー JB23(1998-2018年)の歴史
- JB23-1型(車体番号100001〜)
- JB23-2型(車体番号200001〜)
- JB23-3型(車体番号310001〜)
- JB23-4型(車体番号310001〜)
- JB23-5型(車体番号400001〜)
- JB23-6型(車体番号500001〜)
- JB23-7型(車体番号600001〜)
- JB23-8型(車体番号650001〜)
- JB23-9型(車体番号680001〜)
- JB23-10型(車体番号730001〜)
- 初代 ジムニー JB23のスペック
- ジムニー JB23の中古車価格
- ジムニー JB23を中古で買うときの注意点
- ジムニー JB23のミニカー
- ジムニー JB23のカスタム
- ジムニー JB23カスタマイズのポイントと注意点
- リフトアップの注意点
- 日本車史に残る名車ジムニー JB23
ジムニー JB23のカスタム
ジムニー JB23のカスタム例
幌モデル風に塗装されたジムニー JB23。リフトアップをほどほどに抑えてあり、全体的なバランスがよいカスタム車に仕上げられています。この写真では見えませんが、フロントマスクが「ジープ ラングラー」風に改造されています。
大きめのルーフキャリアを備えるジムニー JB23。黄色い牽引フックや赤い泥よけが、ルックスのアクセントとして目を引きます。派手さはないものの、ライトチューンのお手本としたい一台です。
フォグランプを埋め込んだバンパー、シルバーのスキッドプレートなど、多数の改造が施されたジムニー JB23。車体はリフトアップされ、ホイールにはワイドなオールテレーンタイヤ(4WD車向けのオールシーズンタイヤ)がおごられています。
ジムニー JB23のカスタムパーツ
ジムニー JB23カスタマイズのポイントと注意点
カスタムの基本となるバンパーの交換
ジムニー JB23用のマフラーは、多数のメーカーから発売されています。ただしリアバンパーがノーマルのままだと、装着できるマフラーが限定されるので要注意です。
逆にいえば、リアバンパーさえ社外品に換えれば、ジムニー JB23のカスタムは自由度が広がるということになります。リアバンパーの交換は、ジムニー JB23カスタムの基本といってよいでしょう。
横出しマフラーは合法?
カスタムされたジムニーには、マフラーが車体の横から出ているものがあります。こうしたいわゆる「横出しマフラー」は、違法ではありません。H29年6月22日に排気管の開口方向に係る規制が廃止されたため、横出しマフラーも車検を通ります。
純正ホイールでも太いタイヤを履ける?
ジムニー JB23のタイヤを太いものに交換すると、車の印象が大きく変わります。ただし純正ホイールを装着している場合、ジムニー JB23のタイヤサイズは大きく変えられません。
純正ホイールのまま履けるタイヤのサイズは、185/85/R16が限界です。より大きいタイヤを履きたい場合は、リフトアップしたうえでホイールを交換する必要があります。
また、JB23-4型〜7型(一部)の場合、純正より大きいタイヤに履き替えると、ハンドルを切った際にフロントタイヤがボディマウントに接触します。該当する車両に乗っている場合は、ボディマウントを改造してからタイヤの履き替えを行ってください。
なお、ジムニーのタイヤサイズを変更すると燃費が落ちるほか、スピードメーターに誤差が生じます。タイヤをカスタムするなら、こうしたデメリットも押さえておきましょう。
オーバーフェンダー装着の注意点
カスタムしているジムニーには、オーバフェンダー(外付けの泥よけ)を装着している車両が少なくありません。ルックスがかっこよくなるオーバフェンダーですが、装着には注意が必要です。
ジムニー JB23にオーバフェンダーを装着すると、車体の横幅が軽自動車の規格を超えてしまう可能性があります。規格サイズを大きく超えた車両を構造変更の手続きなしで乗ると、違法(軽自動車税の脱税)となるので注意しなければなりません。
とはいえ、構造変更なしでジムニーにオーバフェンダーを装着することは不可能なのかというと、答えはNOです。プラス2cmまでであれば、外装パーツによって車幅が規格を超えても違法になりません。ジムニー JB23に装着するオーバフェンダーには、片側の横幅が9mmを超えないものを選んでください。
オーバフェンダーについて詳しくはこちら
ヘッドライトのカスタムで個性を演出
ちょっとしたカスタムで個性を演出できる点は、ジムニー JB23の魅力です。たとえばヘッドライトのカスタム。ヘッドライトを丸目に改造することで、クラシカルな雰囲気を演出できます。
上の写真は、「DUCKS-GARDEN(ダックスガーデン)」のヘッドライトフェイスカバーを装着したジムニー JB23。ノーマルとはひと味違う印象に仕上がっています。
スピーカーのカスタム
ジムニー JB23は、スピーカーの音質に関する評判がよくありません。ドアの奥まった位置にスピーカーがあるため、オーディオカスタムを行っても音質が改善しないという意見もあります。
とはいえ、ジムニー JB23のオーディオ環境を改善することは可能です。音質改善に有効な改造としてあげられるのが、スピーカーの交換とツイーター(高音用のスピーカー)の増設。とくにツイーターの増設は、高い音質改善効果を期待できます。
ツイーターの設置場所は、ダッシュボードの左右の端が定番です。取り付け作業は難しくないので、ジムニー JB23を入手したらぜひチャレンジしてみてください。
ジムニー JB23におすすめのスピーカー
リフトアップの注意点
ジムニー JB23カスタムの定番といえば、リフトアップ(車高を高くする改造)です。多くのジムニーファンが憧れるリフトアップですが、オーバフェンダーの装着と同様に、法律を遵守して行う必要があります。
「ブロック」や「スペーサー」といった指定部外品を用いる場合、4cm以内のリフトアップであれば構造変更なしで行うことが可能です。また、指定部外品であるコイルスプリングのみを用いる場合であれば、4cm以上のリフトアップも構造変更なしで行えます。
ただし、軽の規格内でリフトアップを行った場合も、車検証の記載変更が必要となる場合があるので注意しましょう。
ジムニーのリフトアップについて詳しくはこちら
日本車史に残る名車ジムニー JB23
20年間販売されたジムニー JB23も、フルモデルチェンジ後は過去のモデルとして語られることとなります。しかしながら、ジムニー JB23が日本車史に残る名車であることは、永遠に変わりません。ジムニー JB23に触れる機会があれば、実際に運転をしてその走りを体感してみてください。
新型ジムニーの最新情報はこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...