【スズキ ジムニー JB23/JB23W 総合情報】中古車選びの注意点とリフトアップからカスタムまで

JB23-1型（車体番号100001〜）

JB23-1型の特別仕様車「KANSAI」

最初のモデルである「JB23-1型」では、4WDモデルのみがラインナップされました。

JB23-1型のグレードは、ベーシックモデルの「XA」と量販仕様の「XL」に、上級モデル「XC」を加えた3種類。各グレードに、5速MTモデルと4速ATモデルが用意されました。

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JB23-2型（車体番号200001〜）

1999年10月、ジムニー JB23型として最初のマイナーチェンジが行われました。マイナーチェンジで登場した「JB23-2型」では、全車に対するエアバッグとABSの標準装備化が実施されています。

また、2000年3月21日には、ジムニー初となる2WDモデル「ジムニーL」がラインナップに追加されました。ジムニーLは、ファッションとしてジムニーを楽しむモデルとして販売され、新たなファン層の獲得に貢献しています。

JB23-3型（車体番号310001〜）

JB23-3型「XC」

2000年8月に行われた2度目のマイナーチェンジで登場したのが、「JB23-3型」のジムニーです。JB23-3型では、ABSやタービンの改良、ハザードスイッチの設置位置の変更などが行われています。

JB23-3型では、2WDモデルもマイナーチェンジしました。2001年2月に登場した2WDモデル「ジムニーJ2」には、ジムニーとしてはかなりポップなエクステリアデザインが採用されています。

ポップなエクステリアのジムニー J2

ジムニーJ2は日常の使い勝手に配慮したモデルであり、車体高が4WDモデルよりも35mm低く設計されています。

JB23-4型（車体番号310001〜）

JB23-4型「XG」

2002年1月、ジムニー JB23は3度目のマイナーチェンジを行いました。マイナーチェンジで登場した「JB23-4型」では、インタークーラーとラジエターの容量アップや、エンジンパーツの形状変更などの改良が行われています。

また、JB23-4型では、ボンネットとグリルが従来の一体型から分離型へ変更されました。2WDモデルのジムニーJ2については、JB23-4型へのマイナーチェンジと同時に廃止されています。

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JB23-5型（車体番号400001〜）

JB23-5型「XG」

2004年10月に行われた4度目のマイナーチェンジでは、多数の仕様変更や改良が行われました。マイナーチェンジで登場した「JB23-5型」では、2WDと4WDの切り替え方法がレバー式からスイッチ式に変更されています。

JB23-5型ではエンジンの改良も行われ、出力特性が変更されました。ギヤ比の変更も行われており、4Lモード（低速走行用のモード）がローギヤード化されています。このギヤ比変更によって、ジムニー JB23はオフロード走行への対応力がアップしました。

JB23-6型（車体番号500001〜）

2005年11月、ジムニー JB23は5度目のマイナーチェンジを行います。マイナーチェンジで登場した「JB23-6型」には、ヘッドライトレベライザー（ヘッドライトの角度を調整する機構）が備わりました。このほか5度目のマイナーチェンジでは、ドアミラーの形状変更が行われています。

JB23-7型（車体番号600001〜）

2008年6月のマイナーチェンジで登場したのが、「JB23-7型」ジムニーです。JB23-7型ジムニーでは、6型以前のモデルで不可能だった2WDから4Lモードへの直接の切替が可能となりました。このほかJB23-7型では、エンジン改良やエアコンダイヤルの意匠変更などが行われています。

JB23-8型（車体番号650001〜）

2010年9月、ジムニー JB23は「JB23-8型」にマイナーチェンジしました。JB23-8型に盛り込まれた変更点は、マフラーの触媒変更や故障診断装置の追加など。シート表皮やリアシートベルト機構の変更といった、細かな改良も行われています。

JB23-9型（車体番号680001〜）

JB23-9型「XG」

2012年5月に行われたマイナーチェンジで登場したのが、「JB23-9型」ジムニーです。JB23-9型では、ボンネット形状やダクト開口部のが変更が行われました。このほかJB23-9型には、8型以前のモデルになかったチャイルドシート固定用アンカーが採用されています。

JB23-10型（車体番号730001〜）

JB23-10型の特別仕様車「ランドベンチャー」

2014年7月、ジムニー JB23は最後のマイナーチェンジを行いました。最終型となる「JB23-10型」に盛り込まれた変更点は、スピードメーターの一部デジタル化や、ステアリングの形状変更などです。

2018年2月以降の登録車に義務化された「横滑り防止装置」装着への対応を理由に、ジムニー JB23は20年の歴史に幕を下ろしました。

初代 ジムニー JB23のスペック

ジムニー JB23の車体寸法

全長	全幅	全高
3,395	1,475	1,680〜1,715
ホイールベース	車両重量	乗車定員
2,250	980〜1,000	4
［単位］全長･全幅･全高･ホイールベース：mm　車両重量：kg　乗車定員：人

ジムニー JB23のパワースペック

エンジン種類	直列3気筒DOHCターボ
排気量	658
最高出力	47［64］/6,500
最大トルク	103［10.5］/3,500
トランスミッション	5速MT / 4速AT
駆動方式	パートタイム4WD
使用燃料	レギュラー
［単位］最高出力：kW[PS]/rpm 最大トルク：N･m[kgf･m]/rpm

ジムニー JB23の中古車価格

最新「ジムニー」中古車情報

本日の在庫数	5559台
平均価格	155万円
支払総額	14～549万円

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20年間も生産されたモデルであるだけに、ジムニー JB23の中古車は玉数が豊富です。中古車価格は10万円〜200万円以上と幅広く、距離の少ないワンオーナー車にはとくに高い値段が付けられています。

ジムニー JB23の中古車を購入するなら、2000年式あたりの走行距離5万Km台の車両が狙い目です。予算としては60万円〜70万円程度を見越してください。

走行距離5万Km台のジムニーなら、まだまだ長く乗ることができます。ただし、10年以上前に生産された車両を購入する際は車のコンディションをよくチェックしてください。

ジムニー JB23を中古で買うときの注意点

中古車を買う前にチェックしたい注意点

タイヤの状態はしっかりチェック

ジムニー JB23の中古車を購入する際は、タイヤの状態をよく確認してください。ジムニーのタイヤは一般的な軽自動車のものより大きく、値段が高額です。タイヤが極度にすり減っていたり、ひび割れたりしていると、購入直後に交換が必要となる可能性があるので注意しましょう。

豪雪地帯で使用された車両には要注意

ジムニー JB23の中古車には、北海道や長野県などの豪雪地帯で酷使された車両が少なくありません。いわゆる雪国で使われた中古車を購入する際は、車体の裏側までしっかりチェックする必要があります。

なぜなら、雪道や除雪後の道路を走っていたジムニー JB23は、除雪剤の影響でフレームが錆びている可能性があるからです。後々の大きな出費を招かないためにも、ジムニー JB23の車体は裏側を含めてすみずみまでチェックしてください。

故障しやすい箇所と部品供給

ジムニー JB23によくある故障としてあげられるのが、キーボックスの不具合です。具体的にはキーを回してもセルモーターが反応しなくなります。

不具合の原因として多いのは、接点不良やセルモーターにつながるコードの不良です。多くの場合、スズキの販売店で修理を行えば、不具合は解消します。

上記のほかにも、ジムニー JB23に乗っていて不具合や故障に見舞われる場合もあるかもしれません。しかし、ジムニー JB23の部品は生産が続いているため、簡単に手に入ります。よほどの故障でないかぎりは修理に困ることはないはずです。

ジムニー JB23のミニカー

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