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「カローラやサニーの好敵手」かつてのマツダの主力車種だったファミリア(2~3代目)【推し車】

カローラやサニーの好敵手だった2~3代目ファミリア

2-3代目あたりのファミリアで一番印象に残るのは、2代目ファミリアの「ロータリークーペ」だろう

2020年代の現在、アクセラへ、さらに国際名に合わせた「MAZDA3」へと取って代わられたマツダ ファミリアですが、かつてはマツダの主力量販車種であり、トヨタ カローラを脅かし、一時は販売台数で上回るほどの人気車種でした。

MOBY編集部がAIに聞いた、「30~50代のクルマ好きが気になる名車」にもノミネートされていますが、その世代にとって社会現象になったり、WRCでも活躍したファミリアは懐かしく、アクセラ/MAZDA3ではちょっと味気ないかも…などと思ってしまうものです。

今回はそんなファミリアから、カローラや日産 サニーと張り合い始めた2〜3代目を紹介しましょう。

初代カローラやサニーに十分対向していた2代目(1967年)

2代目ファミリア4ドアセダン1200デラックス…1968年に1,200ccエンジンを得たその時、ファミリアはロータリーなどなくともクラス最強の「マイカー」だった

1963年生まれのファミリアが初のモデルチェンジを迎えたのは1967年、トヨタ カローラと日産 サニーの初代モデルがデビューし、「マイカー元年」と呼ばれた1966年の翌年です。

初代ファミリアはトヨタ パブリカをリードする800~1,000cc級でしたが、ボディサイズはカローラやサニーと同程度に拡大、初代から継続した1,000ccのみだったエンジンも間もなくカローラすら上回る1,200ccを搭載し、さらに1.6リッター相当の10Aロータリーも追加!

初代カローラが1,100ccエンジンを積み「プラス100ccの余裕」で1,000ccのサニーをあおり、2代目サニーが1,200ccエンジンで「隣のクルマが小さく見えます」とバチバチに火花を散らしていた脇で、1970年には1,200ccOHVエンジンを1,300ccSOHCエンジンに更新。

現在はトヨタ カローラ vs 日産 サニーの対決…というよりあおり合戦が有名なものの、同時期のファミリアは涼しい顔をして、その2台の上を行っていたわけです。

後に初代カローラの開発主査・長谷川 龍雄氏はファミリアの脅威を語っていますが、サニーと争っている間にファミリアに抜かれやしないか…という想いはあったものの、ユーザーも、マツダ自身もロータリーエンジンに熱心な頃。

レシプロエンジンでもファミリアは十分に魅力的でしたが、世間一般的にはファミリアのロータリークーペやロータリーセダンSSに熱狂しており、ロータリー抜きでも国民車的な人気を得る可能性は見過ごされたのが惜しまれます。

実質ビッグMCに留まり、低迷を招いた3代目(1973年)

3代目ファミリア「ファミリアプレスト1300AP」

1973年には、2代目後期からサブネームがついた「ファミリアプレスト」のまま3代目へモデルチェンジ、カローラやサニーへ対向して全幅こそ大幅に拡大、前後デザインもリファインされますがホイールベースは同じで、実質的にはビッグマイナーチェンジ。

前述の初代カローラ開発主査・長谷川氏が、「どうしてマツダはファミリアに力を入れないのだろう?」と首を傾げたのはこの頃だと思われますが、ロータリーとレシプロエンジン双方で排ガス規制対策へ躍起となるのに、マツダの企業規模では限界があったのでしょう。

ルーチェやカペラ、サバンナとロータリー搭載車が増えたため、初期の普及を担ったファミラは3代目でレシプロエンジンのみとなり、1976年には1,300ccの公害対策エンジンを積む「ファミリアプレスト1300AP」もデビューさせます。

その頃になると排ガス規制だけではなく、第1次オイルショックによるガソリン価格高騰でロータリーは実用車向けエンジンとして命脈を絶たれており、ファミリアのように経済的なレシプロエンジン専用車で地道に販売台数を稼ぐのが正解です。

しかし、その時期に基本的には1960年代半ばの設計そのままだった3代目ファミリアは魅力的とは言い難く、1977年に3/5ドアハッチバックボディで実用性が高い4代目へモデルチェンジするまで、苦難の時期を迎えています。

もし3代目ファミリアが2代目とは全く異なる新設計で、1970年代にも歓迎される新しいコンセプト…たとえば初代ホンダ シビックのような…を実現していれば、その後のマツダの運命はだいぶ違っていたかもしれません。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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