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マツダ デミオ15MBを徹底解説!実燃費と性能&試乗評価やチューニングについて
目次
マツダ デミオ15MBってどんな車?
マツダ デミオとは?
マツダ デミオとは、マツダが1996年より販売している5ドアのコンパクトカーです。
2代目のDY系では、フォードと共同開発したプラットフォーム(フレームやサスペンションなどの基礎的な部分)でした。
マツダが主導で開発した3代目のDE型(2007年)は車体をライバルよりダウンサイジング(小さく)しました。
1.3リッターと1.5リッターのエンジンに軽量のボディという組み合わせは、きびきび動く軽快なイメージをデミオにもたらしました。
フォードとの業務提携が解消されてから開発されたのが、4代目のDJ型です。現行のデミオは、2014年に販売を開始しました。
マツダ デミオの競技用グレード
マツダのコンパクトカー、デミオは洗練されたフォルムと、走りに定評のあるコンパクトカーです。
1.5リッターのディーゼルエンジンのXDグレードと、1.3リッターのガソリンエンジンのほかに、1.5リッターのエンジンのモデルがあります。
そのグレードが、デミオ15MBです。
MBとはモーターサイクルベースを略したものとなっています。
デミオは本来、スポーツカーではなく汎用性に優れたコンパクトカーです。
そのデミオの装備を簡略化して、1,500ccのハイオク(レギュラーと燃焼効率の違うガソリン)エンジンで競技性を高めたのが、この15MBです。
ラインナップとしては、競技(レースなど)ベース車両ということになります。
マツダ デミオ15MBは公道走行可能なのか?
競技ベース車両というのは、レースのためにオーナーが購入する車のことです。
内装や外装は走り以外に必要ないものを装備していません。
その分、安価ですのでチューニング(改造)ベース車両として購入する人もいます。
チューニングしやすいように最低限度の保安部品(ライトや安全装備のこと)に留めていますが、公道を走行できる装備は付いています。
デミオ15MBの場合、一部の車種の競技ベース車のように、エアコンが付いていないということはありません。
あくまで、コンパクトカーとしてのデミオの本分から逸脱しない快適性は確保しつつ、レースやジムカーナ(スラローム)やダート(悪路)競技に参加する人のために設定したのがデミオ15MBです。
マツダ デミオ15MBの内装や外装の評価
デミオと同じ外装? 魂動デザインとは?
デミオ15MBの外装(エクステリア)は、デミオと同じです
他の競技ベース車には、ホイールが簡素なものしか付いていなかったりするものです。
マツダは魂動デザインといって、アテンザからデミオまで共通のデザインコンセプトでまとめています。
アウディや、BMWなどの欧州車では、フロントマスクを同じ形にして、メーカーイメージを浸透させています。
マツダの魂動デザインは、躍動感や力強さをアピールするような先進的なものです。
デミオは、トップクラスのデザインセンスのある車です。
コンパクトカーとしては、画期的な造形となっています。
内装はデミオ13Cと同じ?
デミオ15MBの内装は、ベースグレードの13Cと同じです。
エアコンはオートでなくマニュアルとなっています。
オーディオスピーカーは4スピーカーです。
最大の違いは、マツダコネクトの有無です。
このセンターディスプレイは、ナビや走行状況をモニターする機能を持っています。
15MBには、オーディオコントロールの機能のみとなっています。
他には、交換することが前提となっているハンドルやシートが、皮ではなく樹脂であったりします。
しかしながら備え付けの装備でも、通常走行するのには問題ない品質といえます。
マツダ デミオ15MBのスペック
寸法・重量
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,060 | 1,695 | 1,500 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,570 | 1,010 | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
パワートレインのスペック
エンジン種類 | DOHC直列4気筒 |
---|---|
排気量 | 1,496cc |
最高出力 | 85.32[116]/6,000 |
最大トルク | 148[15.1]/4,000 |
トランスミッション | フロア6MT |
駆動方式 | FF |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
マツダ デミオ15MBの実燃費
帰りは燃費意識せずに走って燃料20㍑使わなかった。
DJデミオ15MBは街乗りだとリッター16くらいしか走らないけど、高速ならリッター20を越す燃費を維持できるみたいだ。
燃費とか低排出ガスのシール1枚も貼られないようなグレードなのに中々燃費いいじゃないか。— べすぱ〜@TOYRESTRUN (@vesper360) 2017年3月20日
デミオ15MBの実燃費のクチコミがあまり見つからないため、ここからは1.3リッターガソリン車を参考にします。
おおむね、リッターあたり15~22kmといったところです。
13Sや13Cは1.3リッターのレギュラー仕様のガソリンエンジンです。
メーカーの公表している数値だと、200cc排気量の大きい15MBだとリッターあたり2~3kmくらい悪くなります。
デミオ15MBは、同じガソリンでも値段の高いハイオク仕様です。
リッターあたり、10円の価格を上乗せしますので、燃費に関しては1.3リッターか、ディーゼルの方が優秀です。
マツダ デミオ15MBチューニングのポイント
デミオ15MBは、チューニングのためのベース車両です。
簡単なチューニングだと、マフラー(消音装置)をスポーツタイプに入れ替えたり、ECU(コンピューター制御)の交換によるパワーアップ、車高調で重心を下げるなどのメニューがあります。
内装面では、ハンドルの交換やバケットシート(ホールド性のいいシート)の換装です。
競技に使うのなら、エアコンやオーディオを取り外して軽量化するのもありです。
もっと、競技向けにしたいなら、ボディ剛性を上げるためのタワーバー(サスペンション真上の取り付ける補強パーツ)やロールケージ(パイプで組込んだフレーム)などの補強も欠かせません。
マツダ デミオ15MBは万能に使えるホットハッチ
日常的にも使える競技用ベース車両?
デミオ15MBでのサイドターン(サイドブレーキを使ってターンする)練習動画です。
競技用ベース車両ですが、デミオ15MBは汎用性も高い車です。
内装は、シンプルにまとめられていますが、工夫しだいで日常的な使い方にも対応します。
ナビは、外付けかスマホで代用できますし、マニュアルとはいえエアコンも装備しています。
競技ベース車でもしっかりと、デミオの使い勝手を踏襲しています。
内装に強いこだわりがなく、楽しいドライビングフィールを味わいたいなら購入をおすすめします。
価格は定価で150万円です。
1.5リッターのホットハッチとして、充分にお買い得の車です。
マツダ デミオ15MBはコンパクトカーとして優秀な車
デミオ15MBは気軽にレースを楽しむことの出来る価格設定にしているのは、より多くの人にレースに興味を持ってもらうためです。
ノーマルのデミオにはない、1.5リッターのガソリンエンジンの競技グレードをわざわざ用意したのは、そういう意図がマツダにあったからです。
チューニングパーツを組み込んで、競技に使用するのが本来の目的となっています。
しかしながら、日常で一般道を走る用途としても十分に楽しめる車となっており、レースに参加しない方でも、将来的に参加したいと思う方にもおすすめの車となっています。
軽量なマツダ デミオ15MBで、公道での走りやレースを手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...