更新
「BEV戦略説明会」で公開した“未来のレクサス車”13台中6台が登場!次はセダン?
「BEV戦略説明会」で公開された13台の“未来のレクサス車”
トヨタが2021年12月19日に開催した「バッテリーEVに関する戦略説明会」においてレクサスブランドは、今後100%電動化ブランドとする方針や、今後のラインアップを示唆したバッテリーEVを含む13台の車の画像が公開されました。
この画像は前列に7台、後列に6台の車が並んでおり、後列には当時すでに公開されていたモデルである『UX』や『NX』も含まれていました。その後、レクサスブランドからは『LX』、『RZ』、『RX』、『LM』、『LBX』、また本記事執筆時点において最も公開から日が浅いモデルとして北米で発表された『GX』と『TX』も加えた計7台の新型車が登場しています。
この7台のうち、13台の車の画像の中で描かれていたのは『RZ』、『RX』、『LBX』、『TX』の4台。当時すでに公開されていた『UX』、『NX』をあわせると、13台中6台がすでに登場していることになります。
2026年までに米国・中国を中心にBEV10モデルを投入
後列組は6台中5台が登場済み!最後の1台は新型『ES』か?
13台の車の画像で後列に描かれていた車6台のうち、5台は左から『LBX』、『UX』、『NX』、『RX』、『TX』であることがわかりますが、右端のセダンと思われるボディ形状の車は、外観が一致するモデルが本記事執筆現在での最新モデルの中にはありません。
レクサスが現在ラインアップしているセダンとしては、『ES』、『IS』、『LS』の3モデルがありますが、画像の中で描かれている車はフロントタイヤ後端部から前席側ドア前端部との距離が近いことから、FFベースのセダンであることが考えられ、この特徴に一致するのは『ES』です。そのため、画像の中で描かれているモデルは、『ES』の後継モデルであることが考えられます。
ESのルーツとなるトヨタの『カムリ』は、現行モデルが海外では販売を継続するものの日本では2023年12月に国内生産を終了する予定です。『ES』が日本での販売を継続するかという点についても、まだ確定ではないため、新型『ES』が国内で発売されるモデルとなるのかも注目です。
『センチュリー クロス』か?テストカーが撮影された
前列のバッテリーEV組7台の市販化はまだ『RZ』のみ
いっぽう、前列に描かれた7台はバッテリーEVとして登場する見込みで、うち1台は『RZ』として、レクサスブランド初のバッテリーEV専用車として2023年3月30日より販売開始となりました。
残る6台はまだ市販化に至っていないものの、中央の2ドアクーペ『Lexus Electrified Sport』はすでにコンセプトカーの実物を世界各地で展示しており、2026年までに「スポーツ」のバッテリーEV投入も予告。このバッテリーEVが『Lexus Electrified Sport』なのかは定かではないものの、その登場に向けて着々と歩みが進められていることがわかります。
このほかには、『RZ』よりも大型の、『LX』に相当するボディサイズを持つと思われるSUVをはじめ、クーペライクなセダンや2台のワゴン、そしてコンバーチブルが描かれています。
このうちSUVを除いた4台は、形状こそ異なるもののベースとなるデザインは同じように見えることから、ベースとなる1モデルを置きその派生モデルとして3つのボディタイプも可能性が考えられるでしょう。
そのため、現在は『RZ』のみとなっているレクサスのバッテリーEV専用車ですが、今後、一気呵成に13台の市販化が実現していくのかもしれません。
BEV戦略説明会で公開されたレクサスブランド13台の全画像を見る
bZシリーズに追加する新たなコンセプトカー2台を世界初公開
ついに登場!レクサスのクラスレスコンパクトSUV『LBX』
レクサスの新型『LM』デビュー!日本でも秋に発売予定
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...