更新
【力こそ全て】歴代国産車の馬力ランキング2021年最新版!20年前の車種も
目次
- 国内のハイパワーマシンが集結
- 【10位】トヨタ センチュリー(381ps)
- 【9位】日産 スカイラインGT-R NISMO400R(400ps)
- 【8位】日産 スカイライン400R (405ps)
- 【7位】レクサス LS500(422ps)
- 【6位】レクサス IS F ダイナミックスポーツチューニング(430ps)
- 【5位】レクサス LC500/RC F/GS F(477ps)
- 【4位】レクサス RC-F パフォーマンス(481ps)
- 【3位】ホンダ NSX スポーツハイブリッド SH-AWD(507ps)
- 【2位】レクサス LFA(560ps)
- 【1位】日産 GT-R NISMO 2020(600ps)
- 逆に世界一馬力の少ない車は?
国内のハイパワーマシンが集結
1989〜2004年までの日本で行われていた自動車の280ps国内自主規制が無くなった後、国産車には高出力の車が作られました。
その中には280psをはるかに超えるハイパワーマシンが発売され、スポーツカーにとどまらず、大型のセダン車や、SUVも含まれるようになりました。そのため、意外な車がランクインする可能性があります。
本ランキングでは、同じ車種で複数グレードがランクインする場合、その中で最も数値が高いグレードのみを選定しています。今回惜しくも11位で選外となった、レクサス LX570は377psでした。
LX570は、レクサスの販売する高級クロスカントリー車で、悪路も得意とする大型4WDです。ライバルは、ポルシェ・カイエンや、ランボルギーニ・ウルスのような車達です。
それでは、10位からチェックしていきましょう。
【10位】トヨタ センチュリー(381ps)
きなり10位で予想外の方も多かったのではないでしょうか。
現行の3代目センチュリーは、以前までの国産唯一だったV型12気筒に別れを告げ、V型8気筒エンジン+モーターを採用したハイブリッドモデルになりました。エンジンがUWG60型になったことで最高出力が381psに。
車両総重量は2,645kgと、現行のアルファードなどのミニバンよりも重くなっており、余裕を持った加速、ゆとりのある走りを実現するために、このぐらいの出力が必要だったのでしょう。
センチュリーは、高級車のさらに上のショーファーカーとして専用に作られ、国産市販車としてはホンダのスポーツカー「NSX」の次に高い車です。ショーファーとは、英語の「Chauffeur(運転手)」を意味する言葉で、Chauffeur driven car(ショーファードリブンカー)とも呼ばれます。
【9位】日産 スカイラインGT-R NISMO400R(400ps)
当時280psの自主規制があった中、日産がR33型スカイラインGT-Rをベースに、400psまでパワーアップさせた限定モデルとして発表したモデル。生産台数はわずか55台と、かなり希少な限定車です。
言うなれば、「日産が作った改造車」であり、RB26という市販のGT-Rのエンジンを2,800cc化し、専用メタルタービン、強化アクチュエーター、大型インタークーラー、メタルヘッドガスケット、専用ECUなどといったパーツに交換され、元のスカイラインGT-Rとは全くの別物になったモデルです。
R33型のスカイラインGT-Rは、R32型やR34型に比べて人気のないモデルと言われることが多くありますが、このモデルは例外といえるでしょう。弟分にS14型シルビアをベースにした、シルビアNISMO270Rという車もありました。
【8位】日産 スカイライン400R (405ps)
V37スカイラインをベースに、日産が限定販売した400R 。この名前を聞いて9位で紹介したGT-Rを連想する方も多かったのではないかと思います。
エンジンは、3000cc・V型6気筒エンジンをベースに、スポーツチューニングされた専用のターボ回転センサー、吸気温度を下げて安定させるために水冷式インタークーラーを採用するなど、ベースとなるエンジン性能をよりスポーツに振った仕上げになっています。
サスペンションや、ブレーキなどの足回りも専用にチューニングされ、ちょっとしたスポーツカーなら、相手にできてしまう性能を持ち合わせています。
【7位】レクサス LS500(422ps)
レクサスのフラッグシップセダン「LS」。フルモデルチェンジによってV型6気筒エンジンとなり、ダウンサイジングされたものの、ガソリンモデルのLS500は、ツインターボ化され422psまで出力が向上しています。
エンジン=パワーと注目されがちですが、この車の場合は最大トルク600N・mが、1,600rpmから4800rpmで出ていることに注目すべき車です。
ゆとりをもった走りというのは、エンジンを全開にした全力疾走ではありません。外から見ても、乗っていても、20%や30%の力でスーっと走るその印象が、ゆとりをもった走りにつながります。
低回転域での太いトルクは、発進や加速のゆとりにつながり、エンジンがダウンサイジングしたことを忘れてしまうでしょう。LS500のターボは、このために搭載されていると言えます。
【6位】レクサス IS F ダイナミックスポーツチューニング(430ps)
2013年9月、IS Fに設定された特別仕様車です。レクサスの「F」シリーズは、富士スピードウェイのFでサーキット由来の速さをアピールするシリーズです。
Dynamic Sport Tuningは、「F」シリーズの中でも、限定仕様で、5,000ccV型8気筒エンジンはターボ無し、バランスが緻密にとりなおされたと謳われるエンジンは、高回転まで軽く吹け上がります。和製のE92型BMW M3というべきモデルでしょう。
新車で1,000万を超えていたこの車は、今は中古で半額程度のバーゲンプライスになっています。今回紹介する車の中で比較的購入に踏み出しやすい車種といえますが、5,000ccのV8エンジンから生み出される高額な税金も忘れてはいけません。
【5位】レクサス LC500/RC F/GS F(477ps)
レクサス477ps軍団といいましょうか、この車達は、いずれも5,000ccV型8気筒エンジンを搭載しています。違いは燃料タンクがLCで82L、RC-F/GS-Fは66Lという点。また、10速ATであるLCに対し、RC-F/GS-Fは8速ATといった細かな違いがあります。
ミッションはエンジンの雰囲気に大きく影響します。細かく刻んでシフトチェンジをする制御は、BMW7シリーズやベンツSシリーズでも定番で、CVTが主流の日本車と比較して圧倒的に欧州車感を感じることができるでしょう。
そういった車と比較して、遜色ない性能をもつ車ですので、新車販売価格は軒並み1,000万を超えていました。これらは、比較的値落ち率も低い車種で、中古車市場も高止まりしています。とはいえ中には500万前後と半額近いものもあり、6位のIS-F同様のモデルです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...