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【人数別】ファミリーカーおすすめ9選!7人乗り以上でおすすめ車種はある?

ファミリーカーとは?

©New Africa/stock.adobe.com

「ファミリーカー」は、「セダン」や「ミニバン」、「SUV」などのジャンルとは異なり明確な定義がある車ではありません。

それらのジャンルをひとくくりにして子どもが数人いる家庭で使用されるのを想定した、デザインと使い勝手をもつ車がファミリーカーと考えられています。ボディの形状やエンジン排気量の大きさなどは無関係で、3人や4人、5人など同時乗車しても問題なく使える車がファミリーカーに当てはまるでしょう。

近年は、オフロードを走っていても不思議ではないワイルドなデザインの「クロスオーバーSUV」が流行。もし、クロスオーバーSUVでも、3人や4人などで乗車して移動がしやすい車であるなら、ファミリーカーと考えてよいかもしれません。

【3人・4人家族】おすすめのファミリーカー3選

この項目では、3人もしくは4人家族でおすすめのファミリーカーをピックアップしました。

昔から軽自動車を知っている人であれば、ファミリーカーと結びつかないかもしれません。しかし、現在生産・販売されている軽自動車は「規格内」ギリギリまでボディの大きさを限界まで引き上げた“スーパーハイトワゴン”が主流で、複数人乗車がしやすいモデルも登場しています。

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX(CUSTOM、2023年)

ホンダ「N-BOX」“スーパーハイトワゴン人気”の立役者となっているモデルです。

2012年から2017年まで生産された初代、2017年に登場した2代目と、好調なセールスを続けていたヒット商品。2023年には3代目へフルモデルチェンジされています。

真四角に近い形状のボディデザインとフロアを低く抑えた車体設計は、限りある軽自動車規格の範囲内で車内空間の確保に貢献。

ラインナップは、ノーマルおよび「CUSTOM」の2種類を用意。柔らかい印象を感じたいならノーマル、アメリカンビレットな雰囲気でスポーティな印象を求めるならCUSTOMがおすすめです。

ホンダ N-BOXはどんな人に向いている?

N-BOXは「子どもが産まれたばかりの家庭」に向いています。

運転席および助手席から後部座席への移動がしやすく、乳児のオムツ替えなどで苦労する心配を軽減。加えて、車内空間の広さは後席でも維持されており、子どもから大人、お年寄りまで快適に過ごせるでしょう。

トヨタ アクア

トヨタ アクア(2022年)

「アクア」は、“ハイブリッド専用コンパクトカー”として誕生したモデルです。初代は10年もの間販売されていたロングセラーモデルで、2022年に2代目へモデルチェンジされました。

WLTCモード燃費は35.8km/L(グレード「B」)の数値をマークしており、コンパクトカージャンルでも屈指の燃費性能を実現しています。

トヨタ アクアはどんな人に向いている?

「夫婦+子ども1人程度の家庭」に向いています。

後部座席は大人でも座るのに支障はありませんが、小学生から中学生程度の子どもが座るのに適している広さと考えてよいでしょう。子育てが始まった夫婦なら、後部座席にチャイルドシート・ジュニアシートを装着して乗せるのがよさそうです。

軽自動車に日産 ノートも負けない抜群の燃費性能をもっているため、コストパフォーマンスを重視してファミリーカーを選びたいなら有力な選択肢ではないでしょうか。

日産 ノート

日産 ノート(2022年)

日産を代表する5ドアハッチバック車種が「ノート」です。「2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「RJCカーオブザイヤー」、「2021年度グッドデザイン賞」とタイトルを総なめにしたことで話題に。

2020年に登場した3代目モデルでは、日産の電動化技術を用いて第2世代へ進化させた「e-POWER」を搭載。発電のみに絞ったエンジンとスムーズな走りを実現できる駆動用モーターの恩恵で、快適な走りを味わえる車となりました。

日産 ノートはどんな人に向いている?

ノートは「先進の安全運転サポート技術を手に入れたい人」におすすめです。

高速道路を走行する際に、同一車線での運転操作を手助けしてくれるプロパイロットをはじめ、乗る人も含めた安全性を重視したい人に心強い機能が備わっています。ファミリーカーをコンパクトカージャンルから選ぶなら有力候補となるでしょう。

【5人・6人家族】おすすめのファミリーカー3選

この項目では、5人・6人家族におすすめのファミリーカーを5つピックアップしました。

ミニバンは“3列シート”が備わっている車種が多いのが特徴。乗車定員が6名から8名と、大人数の家庭で移動するのに適しています。

一方、近年ではボディサイズがコンパクトカーに近く、乗車定員は7名となっているものの、5名程度の使用を想定したミニバンも存在しているのも特徴です。

ホンダ フリード

ホンダ フリード(2022年)

「フリード」は、5ナンバー枠に収めたコンパクトボディが魅力のミニバンです。

2016年に登場した2代目は、ロングセラーとなった初代から「使い勝手のよさ」を引き継ぎ。“ちょうどいい”を体現しました。2021年にはシリーズ累計販売台数100万台を達成するなど、ホンダの新車販売でも貢献度の高いモデルです。

ホンダ フリードはどんな人に向いている?

フリードは「夫婦+2人から3人程度の子どもがいる家庭」向きの車です。

3列目シートは補助的な立場となるため、7人フル乗車をするなら子どもが3列目に座り、残りの運転席・助手席・2列目は大人が乗り込むのであれば対応可能でしょう。

しかし、ボディサイズなどを加味して、余裕をもった移動空間を実現するなら子どもが3人までの家庭にフリードが適していそうです。

トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタ(2022年)

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、2022年に3代目へフルモデルチェンジしました。

「使い勝手の良い室内空間を一層磨き上げる」をキーワードに、TNGA(Toyota New Global Architecture)の技術を取り入れた使い勝手のよさ、低燃費がセールスポイントの車種へ生まれ変わっています。

トヨタ シエンタはどんな人に向いている?

他のミニバンとは異なる雰囲気をもつ外観デザインの車種が欲しいなら「シエンタ」はおすすめです。

見方を変えれば、サイドプロテクターをはじめ随所の商用バンを思わせる雰囲気はレトロで一味変わった印象があるでしょう。車内には便利な収納スペースがあったり、天井にサーキュレーターを装着したりして快適性・利便性が高いです。

これらの要素を受け入れられれば、ファミリーカーとして購入する価値は高いかもしれません。

ホンダ ヴェゼル

ホンダ ヴェゼル(2021年)

ホンダ「ヴェゼル」は、クロスオーバーSUV人気の代表的モデルです。

2021年に登場した2代目は、高い人気を維持し続けた初代からバトンを受け、「AMP UP YOUR LIFE」のキャッチフレーズで実用性に優れたパッケージングを実現。2ドアクーペを思わせるスポーティな外観デザインと、「信頼」「美しさ」「気軽な愉しさ」と3つの要素を備えて、高い人気を獲得しています。

ホンダ ヴェゼルはどんな人に向いている?

「産まれたばかりから小学生頃までの子どもがいる家庭」にヴェゼルが適しているでしょう。

後部座席の広さを考えると大人で定員いっぱいまで乗車するより、運転席と助手席には夫婦ふたり、後部座席に「チャイルドシート」や「ジュニアシート」を装着させて、子どもを乗せるパターンが無難かもしれません。

ただし、燃費性能に貢献するハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載するなど、コストパフォーマンスは優秀です。SUVを購入するなら、上記の条件にあった人が適しているのではないでしょうか。

【7人・8人家族】おすすめのファミリーカー3選

この項目では、7人・8人家族に向いているおすすめのファミリーカーをピックアップしました。

ここで対象となるジャンルはミドルサイズ以上の「ミニバン」です。

ミニバンは“3列シート”が備わっている車種が多いのが特徴。乗車定員が6名から8名と、大人数の家庭で移動するのに適しています。

日産 セレナ

日産 セレナ(2022年)

日産の車種からファミリーカーを選ぶなら、ミニバンジャンルに属する「セレナ」も欠かさずチェックしたいモデルです。

2022年に登場した新型は通算6代目。「BIG・EASY・FUN」のコンセプトを継承しつつ現代に合わせた進化を遂げています。

ロングドライブをサポートする先進運転支援システム「プロパイロット2.0」は、ミニバンジャンルでは世界初搭載とのこと。家族全員を安全に目的地まで運ぶのに貢献できる車です。

日産 セレナはどんな人に向いている?

セレナは「乗り心地に優れたミニバンジャンルのファミリーカー」を求めている人に向いているでしょう。

e-POWERの搭載をはじめ、足回りやシートにも乗り心地を高める工夫が施されており、車両価格に見合った性能・装備があります。車両本体価格が少々高めであることはネックですが、充実したファミリーカーを選びたいならおすすめです。

ホンダ ステップワゴン

ホンダ ステップワゴン(スパーダ、2023年)

「ステップワゴン」は、1996年の初代登場以降、長くミニバンのジャンルで“ファミリーカー”の地位を確立してきた車種です。

現行モデルは6代目にあたり、2022年に登場。オーソドックスな「エアー」とカスタムビレット風な外観デザインの「スパーダ」と2つのバリエーションを用意。生活環境や好みにあった外観デザインのモデルが選べます。

ホンダ ステップワゴンはどんな人に向いている?

ステップワゴンは「3列目までフルに使えるミニバン」が欲しい人に向いています。

ボディサイズは歴代モデル最大となった反面、居住性が大きく向上し、2列目・3列目シートの座り心地も良好です。ファミリーカーでミニバンを購入したいけれども、ラージサイズの高級モデルは購入できないなどの制約がかかっている人にステップワゴンは適した車種です。

トヨタ ノア

トヨタ ノア(2022年)

トヨタ「ノア」は、“より快適に、より便利に、より安心な”と3つのポイントを押さえたミドルサイズのミニバンです。

2022年に兄弟車の「ヴォクシー」とともに、4代目へモデルチェンジしました。TNGA技術の導入によりプラットフォームパワートレインを刷新。車内空間の広さや使い勝手の良さを両立したパッケージングが魅力に挙げられています。

トヨタ ノアはどんな人に向いている?

ノアは「子どもやお年寄りを乗せる機会が多い家庭」に向いている車種です。

メーカーオプションを上手に装備すれば、より使い勝手も向上し、子どもやお年寄りのいる家庭でも安心していっしょにお出かけできるモデルです。

ただ、オプションを装着しなければ、車両本体価格自体は安価な部類に入ります。コストパフォーマンスに優れたミニバンをお求めなら、ノアを有力候補に据えてもよいでしょう。

人数以外にファミリーカーを買う際の注意点

©buritora/stock.adobe.com

この項目では、乗車人数以外にファミリーカーを購入することで注意したいポイントをピックアップしました。

購入予算をはじめ、ファミリーカーを買う際に注意しないと後悔してしまうかもしれないポイントが存在します。

ぜひ、5つの注意点を確認してから、納得の行くファミリーカーをゲットしましょう!

【1】購入予算に合った車種から選ぶ

真っ先に注目すべきポイントは、購入予算に合った車種から選ぶことです。

例えば、5人以上が乗車することを考慮して“200万円から”など、的確な予算を見出し準備すべきかもしれません。

想定以上の高額な車種を購入しないためにも、ニーズに合った装備も考慮しつつ購入予算・計画を立てるとよいかもしれません。

【2】家族の人数で選ぶ

「家族の人数」で選ぶことも注目したいポイントです。

ファミリーカーを購入するきっかけとなるのが、家族構成の変化。結婚したり、子どもが生まれたりなど家族が増えれば、車に乗車する人数やお出かけの頻度、積み込む荷物も増えていきます。

軽自動車であれば最大乗車人数は4人まで、コンパクトカーは5人程度、ミニバンであれば8人程度と異なります。人数が増えることを考えて、乗車人数は家族構成+1人以上の最大乗車定員モデルを選んだ方が車内空間に余裕が持てるのではないでしょうか。

【3】使用目的から選ぶ

「使用目的」から選ぶことも重要視したいポイントに挙げられるでしょう。

ファミリーカーを使用する要素に、次のようなものがあげられます。

  • 通勤、通学
  • 食材の買い物
  • 送迎や、部活などの遠征
  • 家族でのドライブ
  • アウトドアなどの趣味

ファミリーカーをどのような目的で使用するのが多いかを考えると、求める条件が絞られてくるでしょう。小さなお子さんの送迎や、日常の買い物に車を使う機会が多い場合は、スペースは広く燃費がいい車を選ぶべきです。

使用目的を明確にすれば、適した車種を絞れるでしょう。

【4】安全性能で選ぶ

「安全性能で選ぶ」ことも、ファミリーカー選びで大切にしたい要素です。

家族を乗せるためなら、安全性能に関してはなおさら気になるポイントではないでしょうか。衝突被害軽減ブレーキなどが標準装備となっている昨今、例えば高速道路の渋滞時に運転をアシストしてくれる機能が付いているなどにも着目して、ファミリーカーを選ぶとよいかもしれません。

【5】使い勝手で選ぶ

「使い勝手」も、ファミリーカーの購入で注目したい要素です。

例えば、使い勝手を推し測る代表例が「シートアレンジ」。車内のシートの配置を乗車人数や荷物の多さで変えられるかどうかも大切なポイント。

ミニバンは3列シートを採用しているケースが多いですが、3列目を収納して大容量のラゲッジスペースに変化させられるかなど、調節が利くかどうか気にして車種選びを進めてみましょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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