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【2023年】7人乗り/3列シートSUVおすすめランキング!どんな人に向いてる?
7人乗りSUVの特徴
近年、日本に限らず世界で人気の自動車ジャンルとなった「SUV」ですが、多人数乗車が可能となる7人乗り仕様をラインアップした車種があるのをご存知でしょうか。
SUV=乗車定員5人と認識されているかもしれませんが、家族や友人が大勢で乗り込んでいっしょに移動できる、「+2人」の思考で7人乗り仕様を用意しているメーカーが多いようです。
5人乗り仕様を前提で作られたSUVをベースに7人乗り専用のSUVモデルとして独立させるなど、メーカーごとに個性が強い車種が存在します。「多人数が乗れる車なら、ミニバンジャンルの車種と被るのでは?」とお考えの人も、SUVならではのメリット・デメリットが見えてくると、7人乗り仕様ならSUVから選びたいと考えるのではないでしょうか。
今回は7人乗りSUVをメリットやおすすめの車種をピックアップして解説します。
7人乗りSUVを選ぶメリット
メリット① デザイン性の高さ
国内で人気の高いミニバンのデザイン性は、箱型になっています。多人数と荷物の積載を多くとるためには、最適なデザインです。一方7人乗りSUVのデザインは、本格的クロスカントリーの重厚感のある大型ボディや、クロスオーバーなら洗練されたスタイリッシュなものまでラインナップされています。
7人乗りであることのほか、自分の好みや用途に合わせて選択できるのは、大きなメリットのひとつといえるでしょう。
メリット② 使い勝手の良さ
7人乗りといえどもミニバンと比較すると、どうしても荷室の広さが気になるという声も聞こえてきます。しかし常時7人乗りを想定していないのであれば、シートアレンジ次第で荷室を広げることも可能です。 ベンチシートタイプを選択すれば、フルフラットにすることもできるモデルもあるため、車中泊も楽にこなすことができます。
メリット③ 乗り心地が良い
車に乗っている全ての人にとって乗り心地の良さは大変重要です。乗り心地に関わるボディ剛性やサスペンションは大きな影響を与えるパーツといえるでしょう。最低地上高の高いSUVは、左右の揺れを感じやすいものですが、最近のSUVはサスペンションの最適化が図られました。それにより乗り心地が飛躍的に改善されています。
メリット④ リセールバリューが高い
国内外で人気の高いSUVは、各メーカーが力を入れている車種のひとつです。新型モデルも続々と登場しているので、リセールバリューも高い傾向にあります。ファミリーに人気の車種や特別仕様車などを購入すれば、更に高値になることも期待できそうです。
7人乗りのSUVはどんな人に向いている?
7人乗りSUVは使い方次第で、さまざまな人におすすめできます。
7人乗りの最大のメリットは3列シートなので、大人数で出かけることの多いユーザーには重宝するでしょう。そのため、ファミリーカーとしても最適です。
ミニバンと比較して、箱型のスタイルがあまり好きではないという人にもおすすめできます。SUVの中でもクロスオーバーを選択することで、スタイリッシュなデザインの車に乗ることも可能です。
また走行性能を基準にしている人には、クロスカントリーの本格派SUVがおすすめ。悪路走破性の高いクロカンなら、アウトドアで大活躍するのではないでしょうか。同乗者の乗り心地にも配慮されているので、ロングドライブにもおすすめです。
7人乗りSUV車の人気おすすめランキング
参照:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「月別統計データ」
ここからは『一般社団法人 日本自動車販売協会連合会』が発表している2023年の1月~4月の販売台数をもとに、ランキングを発表。なお販売台数には5人乗り、7人乗りの区別はないため、合算台数となっています。
第5位 三菱 アウトランダー PHEV 4,146台
アウトドアを楽しみたい若者や、ファミリーには頼れる一台といえそうです。3列目シートに大人が長時間座るには狭いかもしれませんが、小さな子どもなら十分なスペースが確保されています。3列目シートのヘッドレストは独特な形で、子どもの秘密基地になりそうです。
広い開口部を確保したラゲッジスペースは、3列目を簡単に格納することもできます。また開口部床面の段差をなくし、フラット化されているので、大きな荷物の出し入れもスムーズに行うことができるでしょう。
スペック表
7人乗りグレード | G・BLACK Edition・P |
全長×全幅×全高 | 4,710mm×1,860mm×1,745mm |
ホイールベース | 2,705mm |
車両重量 | G :2,090kg BLACK Edition・P: 2,110kg |
WLTCモード燃料消費率 | 16.2㎞/L |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 5,179,900円~5,705,700円 |
第4位 マツダ CX-8 5,897台
マツダの最上級SUVモデルであるCX-8は、北米で販売されているCX-9のプラットフォームをベースに開発されています。そのためミニバン並みの居住性が特徴のひとつです。3列シートを持つSUVの多くは、大人が長時間を過ごせる快適性が低く、エマージェンシーシートのイメージが強いもの。いざというときに使用できればよいというものになっています。
しかしCX-8は、北米仕様のCX-9をベースにしていることもあり、3列目でも快適に過ごすことが可能です。大きなボディながら、「SKYACTIV」エンジンを採用しパワフルながら低燃費を実現しました。落ち着いたインテリアは上質な質感で、どんな世代のユーザーにもおすすめです。
スペック表
7人乗りグレード | 25S・XD そのほか特別仕様車など |
全長×全幅×全高 | 4,925mm×1,845mm×1,730mm |
ホイールベース | 2,930mm |
車両重量 | 25S:1740kg~1850kg XD:1,840kg~1,930kg |
WLTCモード燃料消費率 | 25S:12.4㎞/L XD:15.8㎞/L |
駆動方式 | 2WD/4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 2,994,200円~5,058,900円 |
第3位 日産 エクストレイル 9,363台
2022年に9年ぶりのフルモデルチェンジを行ったエクストレイルは、先代モデルから3列シートのSUVとして人気が高い一台でした。現行で4代目を迎え、ガソリンモデルが廃止となり、第二世代のe-POWERが搭載されています。北米で販売されている「ローグ」と同様のスタイルを持ち、スポーティな雰囲気が幅広い世代から支持を集めているようです。
エクストレイルといえば撥水加工されたシートやラゲッジが、アウトドアに使いやすいタフギアなイメージと上質さを備えたインテリアとなりました。5人乗りとボディサイズが同じなので、居住性は7人乗りが広いですが、その分ラゲッジは狭くなります。また3列目のシートは大人が長時間使用するのは難しいかもしれません。子どもなら十分に使用可能です。
スペック表
7人乗りグレード | X e-4ORCE・エクストリーマX・AUTECH e-4ORCE |
全長×全幅×全高 | X e-4ORCE :4,660mm×1,840mm×1,720mm エクストリーマX:4,665mm×1,840mm×1,720mm AUTECH e-4ORCE:4,675mm×1,840mm×1,720mm |
ホイールベース | 2,705mm |
車両重量 | X e- 4ORCE:1,880kg エクストリーマX:1,890kg AUTECH e-4ORCE:1,890kg |
WLTCモード燃料消費率 | 18.3㎞/L |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 4,180,000円~4,880,700円 |
第2位 三菱 デリカD:5 19,822台
三菱のデリカD:5は、ミニバンとSUVの良いところを兼ね備えた車です。ミニバンらしい「室内空間の広さ」と「スライドドア」を採用して、SUVらしいオフロード走行をこなしてしまいます。
三菱のデリカD:5は、ミニバンの中でトップクラスの広い室内空間を備えており、3列目でも大人でも快適に座ることができます。また、ラゲッジスペースも広く、荷物が多い家族やアウトドア好きにおすすめです。
スペック表
7人乗りグレード | デリカD:5・デリカD:5 アーバンギア |
全長×全幅×全高 | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 1,980kg |
WLTCモード燃料消費率 | 12.6㎞/L |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 4,001,800円~4,577,100円 |
第1位 トヨタ ランドクルーザー 22,132台
販売台数にはランドクルーザー、プラドをまとめた台数が表示されており、詳細は記載されていません。長い歴史を持つ本格派大型クロスカントリー車のランドクルーザーは、どんな環境においても悪路走破性を発揮する、その耐久性に高い信頼を得てきました。なおプラドも現行車は、フルモデルチェンジによるモデル末期ともいわれていますが、その人気は今もなお衰えていません。
ランドクルーザーの特徴としては、1950年に初代「BJシリーズ」が米軍に採用されなかった悔しさをバネに70年間作り続けられてきました。「どこへでも行き、生きて帰ってこられる相棒」として世界中で高い評価を受けています。過酷な状況でも破綻することなく、ドライバーが楽に安心して走行することを大前提とした車づくりが踏襲されてきました。
2021年にフルモデルチェンジが行われ、悪路走破の向上に伴う軽量化や低重心化、サスペンションの改善がされています。またエクステリアには伝統を継承しつつも、新しい機能美をプラス。オフロード走行でもダメージを受けにくいバンパー造形となりました。トヨタの最上級モデルらしい計算されつくされた乗り心地も魅力のひとつです。
スペック表
7人乗りグレード | ZX・GR SPORT・VX・AX |
全長×全幅×全高 | ZX:4,985mm×1,980mm×1,925mm GR SPORT:4,965mm×1,990mm×1,925mm VX・AX:4,950mm×1,980mm×1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | ZX:2,500kg GR SPORT:2,520kg VX:2,440kg |
WLTCモード燃料消費率 | ZX・GR SPORT・VX:7.9㎞/L AX:8.0㎞/L |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 5,500,000円~7,300,000円 |
【番外編】レクサス LX600
『一般社団法人 日本自動車販売協会連合会』の販売台数にはランクインしていない7人乗りSUVがあります。レクサスのフラッグシップモデルであるLX600が2022年1月に誕生。ランドクルーザーとプラットフォームを共有して刷新されました。トヨタ独自のスピンドルグリルは立体形状で、フレームのないデザインが存在感を際立たせています。
3列目シートへの乗り込みは2列目シートの「電動アシストタンブル」によってシートを前に倒すことで乗り降りがしやすい機構を採用。2列目と比較するとシンプルですが、窮屈さを感じることはありません。最高級グレードにふさわしい乗り心地を体感することができるでしょう。
スペック表
7人乗りモデル | LX600・OFFROAD |
全長×全幅×全高 | 5,100mm×1,990mm×1,855mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | LX600:2,590kg OFFROAD:2,580kg |
WLTCモード燃料消費率 | LX600:8.0㎞/L OFFROAD:8.1㎞/L |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 12,500,000円~12,900,000円 |
おすすめ7人乗りSUV車の価格比較表
トヨタ ランドクルーザー | 3,676,000円~4,997,000円 |
三菱 デリカD:5 | 4,001,800円~4,577,100円 |
日産 エクストレイル | 4,180,000円~4,880,700円 |
マツダ CX-8 | 2,994,200円~5,058,900円 |
アウトランダー PHEV | 5,179,900円~5,705,700円 |
WLTCモード燃料消費率 | LX600:8.0㎞/L OFFROAD:8.1㎞/L |
5人乗りと比較するとラインナップが少ないため、選択肢はあまり多いとはいえません。3列目を常時使用するのか、たまに使用するのか、ラゲッジスペースはどれくらい必要かなどによって車種の選択が変わってくることにも注意し、楽しみながら選んでください。
記事のおさらい
7人乗りSUVの特徴は?
SUV=乗車定員5人と認識されているかもしれませんが、家族や友人が大勢で乗り込んでいっしょに移動できる、「+2人」の思考で7人乗り仕様を用意しているメーカーが多いようです。5人乗り仕様を前提で作られたSUVをベースに7人乗り専用のSUVモデルとして独立させるなど、メーカーごとに個性が強い車種が存在します。7人乗りSUVを選ぶメリットは?
- デザイン性の高さ
- 使い勝手の良さ
- 乗り心地が良い
- リセールバリューが高い
7人乗りのSUVはどんな人に向いている?
7人乗りの最大のメリットは3列シートなので、大人数で出かけることの多いユーザーには重宝するでしょう。そのため、ファミリーカーとしても最適です。ミニバンと比較して、箱型のスタイルがあまり好きではないという人にもおすすめできます。SUVの中でもクロスオーバーを選択することで、スタイリッシュなデザインの車に乗ることも可能です。7人乗りSUVのおすすめ車種は?
- 1位ランドクルーザー
- 2位デリカD:5
- 3位エクストレイル
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...