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「RVって何?」~SUV、ミニバン、トールワゴンにステーションワゴン、1990年代でついに開花した「RVブーム」!~【推し車】
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「RV=SUV?」を印象付けてしまった1990年代
RVとは今で言うSUVのことですよね…というイメージを持つ人が多いのは、単にユーザーのカンチガイというだけではなく、メーカー側にも「そういうノリ」がありました。
大抵のRV車、クロカンやクロスオーバーSUVに限らず、ミニバンでもステーションワゴンでもトールワゴンでも、アニマルバーやバンパーガード、背面スペアタイヤをオプションや特別仕様車で準備して「RV仕様」としましたから、「RVとはそういうゴテゴテしたクロカン風の装飾がつきもの」だったのです。
しまいには普通のハッチバック車や5ドアセダンにまで「RV仕様」が登場したので、後々に至るまで「RV=SUV?」というイメージがついたのは、当時のメーカーにも責任があります。
ただ、当時の立体駐車場などで「RV車お断り」とある場合、おおむねハイルーフ車やルーフレールつきで全高1,550mmを超えるクルマを指しており、「クロカンでもないのに駐車場で断られた!」とクレームがつく珍事も当時はありました。
なお、この全高1,550mmという制約は、新しいタワーパーキングだとだいぶ余裕があるものの、古い施設では今でも存在するため、「駐車場に困らない全高1,550mm」というのは、ロールーフ車である基準として有効です。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...