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「最新EVでドライブ行こう!…エッ充電できない?」注意したいEV充電器の規格とは
EVでお出かけする際に気をつけたいこととは?
何か対策として知っておくべきことはあるのか、同ディーラーへさらに質問してみました。
「自分が買ったメーカーで充電するのが確実です。事前に出先付近のメーカーの店舗を確認しておくといいかもしれませんね」
「自分が購入した自動車メーカーの店舗で充電」が最適と考えて間違いなさそうです。お出かけの際は、目的地付近や道中にメーカーの店舗があるか確認しておきましょう。
しかし、ちょっと珍しい海外メーカー車で旅行する際は“念のための変換アダプター”が必須と考えましょう。行き先に店舗が偶然見つかる可能性が低いためです。
充電器の規格、国間で統一はされないの?
では、一体なぜ利用者に不便をかけるとわかっていながら、世界で規格を統一しないのでしょうか。一説によると、各国で規格を統一するためには膨大なコストがかかるためだと言われています。
規格を変更するとなると、製造方法など一から考え直さなければなりません。国によっても意見が異なるため、世界規格統一の壁は厚いようです。
しかし、世界での規格統一はまだまだ遠いものの、日本と中国では統一の動きが進んでいる模様。2018年に中国電力企業連合会と覚書を交わし、日中の新規格にドイツや韓国など11カ国・59団体が参画しているようです。
なんでも、中国の規格GB/Tは日本のCHAdeMOを基にして作られているため、規格統一のハードルは低かったのだとか。
さらに2022年10月よりポルシェ ジャパンとアウディ ジャパンが手を取り合い、「プレミアム チャージング アライアンス」の運営を開始しています。
これによりポルシェとアウディの急速充電器は相互利用が可能になり、両ブランドのディーラーネットワークや都市部の急速充電器を使うことができます。
とはいえ、現状では規格のことを考えながらEVを走らせなければいけません。EVの普及とともに、充電器の規格統一化も進んでいってほしいものです。
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- 執筆者プロフィール
- 小高皐月
- 1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...