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「高速道路でのエンジンブレーキは迷惑?危険?」NEXCO東日本に理想的なブレーキングについて聞いてみた

とはいえ運転教本曰く「急ブレーキは回避すべき」

©ambrozinio/stock.adobe.com

筆者が勤務していた教習所では、教習生が黄色信号に驚いて急ブレーキを踏んだところ、後続の2トントラックに追突される事故がありました。幸い、教習生とトラックドライバーともに軽症ですみました。

さらに、筆者が埼玉県内でタクシーに客として乗車した際、歩行者の飛び出しに驚いて急ブレーキをかけたところ、後続のバスに危険を促すクラクションを盛大に鳴らされたことがありました。追突されなかったものの、急ブレーキの危険性を実感した瞬間でした。

また、一般道路では信号機による交通整理も頻繁に行われています。突然信号が変わったからといって、急にフットブレーキを踏めば後続車に追突される危険があります。

しかし、エンジンブレーキのみでは信号機の手前で止まることが難しくなり、別の危険を誘発することでしょう。

運転教本には、「急ブレーキの回避」という項目があり、「ブレーキをかけるときは、エンジンブレーキを使うとともに、フットブレーキを数回に分けて踏む『ポンピングブレーキ』を使いましょう」という記述があります。

実際に、速度が出やすい幹線道路などでは、エンジンブレーキとフットブレーキの併用が事故防止になることがわかっています。

運転経験の有無や慣れに関わらず、ブレーキの使い方ひとつで事故を招く危険性があることを常に認識しつつ、フットブレーキとエンジンブレーキを併用しつつ、急激な減速を避けることが事故回避には欠かせないのです。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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