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ブレーキペダルの上に置かれた足
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運転のうまさはブレーキングでわかる?運転免許試験場の技能試験官にコツを聞いた

運転のうまさはブレーキングでわかる?

©showcake/stock.adobe.com

免許を取って間もない頃、「ブレーキをうまく使えるようになれば一人前だ!」と父親や知人の先輩たちから言われたものです。

そのときは「なぜブレーキ?」と疑問でしたが、運転に慣れてくるとブレーキの使い方がとても重要なのだと気付かされました。

運転操作において、アクセルを踏んで加速するよりも、ブレーキを踏んで減速することの方がわずかな力加減による微調整が必要で、乗り心地に影響を与えるからです。

特に信号待ちなどで停車する際、ブレーキを強く踏み込むと「ガタッ」と衝撃を感じます。ブレーキを踏み込む力加減は、運転の慣れだけでなく、車種によっても変わってきます。

ブレーキ時の衝撃や揺れを解消するためにはどうすればいい?

停車時の衝撃や揺れを解消するためにはどうすればいいのか、警視庁府中運転免許試験場の技能試験官に話を聞きました。

「ブレーキの基本は、走行中、つまり速度が出ている状態では多少強めに踏み込み、減速するに従って徐々に踏み込む力加減を弱めていくことがポイントです。

ブレーキの力(グリップ力)は、速度が速くなればなるほど必要になり、速度が遅くなればなるほど不要になるためです。

しかし、運転に慣れていないとその原理を理解できていない可能性があります。停車直前でも力加減が強いままなので、『ガタッ』と揺れが発生するのです。

また、初めて運転する車の場合、ブレーキの効き具合が把握できていないので、揺れやすくなります。ただしこの場合、運転に慣れてくれば解消されるでしょう。

走行中のブレーキは強めとは言っても、例えば時速30~40キロくらいであれば、強く踏み込む必要はないと思います。ブレーキの踏み込む力加減を一定に保ちつつ、時速10キロ以下になったら徐々に弱めていくと、衝撃はほぼない状態で停車できるはずです。」

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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