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【トヨタのコンパクトカー一覧】新車全6車種の特徴&評価|2021年最新版

ヤリス

ヤリス
現行モデルの発売年月:2020年2月発売
現行の最低価格:139万円~

ヤリスは、コンパクトカーの国際スタンダードを目指して作られたモデルです。その努力も相まって、2021年の欧州カーオブザイヤーを受賞しました。

以前は国内ではヴィッツという名前で販売されていましたが、国際スタンダードを意識したうえで、ヤリスに名前を世界統一した背景を持っています。

価格は139万5,000円からと軽自動車並みの価格です。ハイブリッドモデルに関しても199万8,000円と、軽自動車の上位グレードと同じような価格帯で用意されています。

概要

ヤリスは、アクアに比べ非常にグレードが多岐にわたります。ビジネスパッケージがラインアップにある点はアクアと同様ですが、その仕様は細かく分けられ、予算に合った1台を探しやすくなっています。

国際スタンダードとするために、トヨタが力を込めて考え抜いたヤリスには、最新の装備が満載されており、安全装備のみならず、IoTを利用したコネクテッド技術も備わっています。

評価

ヤリスの人気の理由は、圧倒的なその燃費です。その値は、なんと36km/Lと公表しています。また、カラーバリエーションも豊富にラインアップして、まるでセミオーダーのように車を選べるというのがポイントになっているのではないでしょうか。

それ以外にも、トヨタ直属のパーツ開発メーカーであるTRDの提供する、ヤリスCupCarは、後から交換するような部品は安価なものが取り付けられるものの、ロールバーや専用サスペンションなどが取り付けられ、ラリーやレースをするためのベースカーがラインアップされるなどしています。トヨタが、レースで活躍する理由の一端を、垣間見ることができます。

スペック表

ボディサイズ

全長3,940kg
全幅1,695kg
全高1,500mm~1,515mm
ホイールベース2,550mm
車両重量940kg~1,365kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジン直列3気筒直列3気筒直列3気筒
排気量1,490cc1,490cc996cc
最高出力67kW[91PS]/5,500rpm88kW[120PS]/6,600rpm51kW[69PS]/6,000rpm
最大トルク120N·m[12.2kg・m]/3,800-4,800rpm145N·m[14.8kg・m]/4,800-5,200rpm92N·m[9.4kg・m]/4,400rpm
モーター最高出力前:59kW[80PS]
後:3.9kW[5.3PS]
モーター最大トルク前:141N·m[14.4kg・m]
後:52N·m[5.3kg・m]
トランスミッション電気式CVTCVT
6速MT
CVT
駆動方式FF
4WD
FF
4WD
FF
使用燃料レギュラーレギュラーレギュラー
最新「ヤリス」中古車情報
本日の在庫数 1338台
平均価格 176万円
支払総額 99~298万円

GRヤリス

GRヤリス
現行モデルの発売年月:2020年9月発売
現行の最低価格:265万円~

GRヤリスは、先の標準ヤリスとは大きく異なるエンジンを搭載しています。かつて、セリカGT-Fourがラリーで活躍していた頃を取り戻すかのように、作り込まれたGRヤリスは、クラス最強を誇るエンジンを搭載しています。

概要

その性能は圧巻の1,600ccで、パワーは272ps/6,500rpm、トルクは37.7N・m/3,000rpmから4,600rpmとなっています。この数値は、トヨタ内でも名機といわれた人気車種ツアラーVにも搭載された、1JZターボエンジン(2,500cc)と同等のスペックを誇っています。

特徴はなんといってもトルクバンドの幅が広いことです。走行ラインや、咄嗟の対応で回転が落ち込んでも、すぐさま加速体制に移れる仕様と言い換えることもできます。これによって、同じ1,600ccクラスには敵がいないといっても良いでしょう。パワーやトルクで、WRXなどのハイパワー4WDに劣っていても、200kg近い車重差で同じレベルで争える車になっているといえます。

評価

GRヤリスは、まさにレースに勝つために生まれたサラブレッドで、この大パワーをドライバーがコントロールしやすいように、4WDでは前後配分を調整可能で、走る楽しさだけでなく勝つことを十分に意識したモデルとなっています。

コンパクトカーで、これだけパワーを出したら、コントロールしにくいと思うのが普通だといえます。しかし、あまり一般には知られていませんが、GRヤリスは、スープラより前後タイヤの距離(ホイールベース)が長くなっています。

スープラは、2,470mmのホイールベースで、GRヤリスは2,560mmとなっており、90mmも長いのです。これによって、安定性が大きく向上しています。ここまでくると、もはやズルいと言えるくらいのスペックをもっている車です。

スペック表

ボディサイズ

全長3,995kg
全幅1,805kg
全高1,455kg
ホイールベース2,560mm
車両重量1,130kg~1,280kg
乗車定員4人

パワートレイン

エンジン直列3気筒ターボ直列3気筒
排気量1,618cc1,490cc
最高出力200kW[272PS]/6,500rpm88kW[120PS]/6,600rpm
最大トルク370N·m[37.7kg・m]/3,000-4,600rpm145N·m[14.8kg・m]/4,800-5,200rpm
モーター最高出力
モーター最大トルク
トランスミッション6速MTCVT
駆動方式4WDFF
使用燃料ハイオクレギュラー

カローラスポーツ

カローラスポーツ
現行モデルの発売年月:2018年6月発売
現行の最低価格:216万円~

カローラスポーツは、ハッチバックスタイルのカローラで、かつてあったカローラFXを彷彿とさせるモデルとなっています。

同世代のカローラセダンや、カローラツーリングの価格と比較すると、カローラスポーツは、216万9,000円からとやや高めの値段設定となっています。エントリーモデルの1,200ccがこの値段というのはお買い得感が薄いので、予算に余裕があれば1,800ccモデルが欲しいところです。

概要

カローラスポーツは、カローラツーリングより120mm短い4,375mmとなっており、駐車場の奥行きが確保しにくい分譲住宅のあと少しという需要が満たせているのではないでしょうか。

カローラスポーツと名の付くように、走る楽しさを味わう車のイメージが強いですが、ハイブリッドモデルや、1,200ccのエントリーモデルがあることが、そういった需要の下支えになっていると考えられます。いかにもトヨタらしい戦略といえるでしょう。

評価

トヨタ・カローラは、ヤリスとともに、世界で販売される世界戦略車です。その歴史も長く、さまざまな国でよく見かける車種といっても良いでしょう。乗用車としてだけでなく、タクシーとして多く走っている国もあるようです。

もともとカローラFXも同じような使われ方をしていた背景もあってのことと考えられますが、世界でも評価を受けるトヨタの車の1台です。

スペック表

ボディサイズ

全長4,375kg
全幅1,790kg
全高1,460mm~1,490mm
ホイールベース2,640mm
車両重量1,300kg~1,400kg
乗車定員5人

パワートレイン

エンジン直列4気筒直列4気筒
排気量1,797cc1,196cc
最高出力72kW[98PS]/5,200rpm85kW[116PS]/5,200-5,600rpm
最大トルク142N·m[14.5kgf・m]/3,600rpm185N·m[18.9kg・m]/1,500-4,000rpm
モーター最高出力53kW[72PS]
モーター最大トルク163N·m[16.6kgf・m]
トランスミッション電気式CVTCVT
6速MT
駆動方式FFFF
4WD
使用燃料レギュラーレギュラー
最新「カローラスポーツ」中古車情報
本日の在庫数 919台
平均価格 217万円
支払総額 107~413万円

トヨタのコンパクトカー選びのポイント

以下の表は、各車種を検討しているユーザーがどのような要素を重視しているのかをまとめたものです。IGNITIONがユーザーの閲覧コンテンツの傾向などを分析・集計したデータに基づいています。

車種コンテンツ①コンテンツ②コンテンツ③
パッソ燃費
(29.7%)
インテリア
(20.7%)
エクステリア
(12.5%)
ルーミー燃費
(29.1%)
インテリア
(20.9%)
エクステリア
(18.0%)
アクア燃費
(66.3%)
インテリア
(9.6%)
走行性能
(7.8%)
ヤリス燃費
(45.0%)
走行性能
(18.6%)
インテリア
(10.1%)
カローラスポーツ趣味
(45.7%)
燃費
(42.2%)
インテリア
(4.2%)

※データのない車種は外しています。上記データも絶対というわけではありませんが、参考にしてみてください

燃費に注目!価格と燃費のバランスがとれた車

コンパクトカーなので、どのモデルも燃費性能はバツグン。特にアクアに関しては、半数以上が燃費に注目されている様子です。

燃費が注目されるコンパクトカーが多い中、カローラスポーツは「趣味」の傾向にあるようです。走りに重きを置いてマイルドハイブリッド搭載しているモデルもあり、走りを楽しみたいユーザーに人気なのかもしれません。

コンパクトカーだけど走行性能◎

コンパクトカーだけどあなどるなかれ。価格と燃費のバランスがとれている車が多く、走行性能に注目されている車も多いようです。

すべての車種において燃費とともによく閲覧されているのは「インテリア」の項目。軽自動車は内装やシートが安っぽいと言われることがありますので、デザインや素材、収納力などに着目しているユーザーが多いのかもしれません。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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