更新
【1989年-1998年】多くのワゴンが挑んでは消滅…スバルの名ステーションワゴンたち【推し車】
ステーションワゴンならスバル!と決め打ちするユーザーも多いスバルですが、実際1990年代ワゴンブームで多くのメーカーが起爆剤となったスバルへ挑み、その牙城を崩せないまま消え去ったワゴンは数知れません。
現在でも先進技術はレヴォーグから実装するなど重要視しているワゴンの名門、スバルから、厳選された推しのステーションワゴン3台をご紹介します。
初代レガシィツーリングワゴンGT(1989年)
現在では信じ難いことに、30年以上前の日本ではステーションワゴンはおろか、5ドアハッチバックすら「ライトバンみたいでカッコワルイ」という考え方が主流だったのを、一夜にして変えた革命的大ヒット車。
ボディを共用したライトバンが存在せず、作り込まれた足回りとフルタイム4WD、特に「GT」では強力なDOHCターボが採用された新世代エンジンを搭載しています。デザインこそまだ野暮ったかったものの、考え抜かれた快適な内装と車内空間は見事です。
4輪車メーカーとして生き残りを図ったスバルが完全新設計した気合は、日本人の意識を大変革し、ミニバンやSUVとともに、2ドアクーペも3ドアハッチバックも4ドアセダンも駆逐していきました。
- 最新「レガシィツーリングワゴン」中古車情報
-
本日の在庫数 757台 平均価格 77万円 支払総額 25~495万円
初代インプレッサスポーツワゴンWRX STiバージョン(1994年)
レオーネ上級グレード後継だったレガシィに対し、同下位グレード後継として登場した初代インプレッサでも、「スポーツワゴン」が大ヒットとなりました。
WRC(世界ラリー選手権)で活躍したセダン/クーペの高性能版WRXをさらにチューンした「STiバージョン」はワゴンにも設定。世界レベルの高性能をブームのワゴンボディに載せた高性能スポーツワゴンという思想は、現在のレヴォーグへも受け継がれています。
JTCC(全日本ツーリングカー選手権)にも参戦したほか、ジムカーナなど国内外のモータースポーツからストリートまで、スポーツ派に愛されたワゴンでした。
- 最新「インプレッサスポーツ」中古車情報
-
本日の在庫数 1156台 平均価格 121万円 支払総額 28~295万円
初代インプレッサ カサブランカ(1998年)
グラベルEX(現在のXV相当なクロスオーバー)やリトナ(2ドアクーペ)と並ぶ、初代インプレッサの珍車ですが、あえて「本当に発売したスバルの勇気」をたたえる意味で選抜しました。
1.5リッター廉価グレードのC’zをベースに、1995年に発売された人気のレトロ軽・ヴィヴィオビストロのごとく、丸いヘッドランプ、テールランプ、ウィンカーレンズを採用、レトロ調フロントグリルとバンパーで仕上げています。
1997年の東京モーターショーへ出展した時も驚きましたが、本当に発売されて街で見かけると、古いコンパクトカーを思わせるビストロとは異なったベクトルのインパクトに、思わずギョっとしたものでした。
- 最新「インプレッサ」中古車情報
-
本日の在庫数 816台 平均価格 192万円 支払総額 30~1,500万円
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
新型車に関する最新情報はコチラ!
スバルの新型車に関する最新情報はコチラ!
- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...