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ピニンファリーナの新型EV全6車種まとめ|SUV,セダン,クーペの最新情報
目次
ピニンファリーナとハイブリッド・キネティックがEVを開発中

イタリアのカロッツェリア(=イタリア語で自動車の車体デザイン・製造業者を意味する)を代表する「ピニンファリーナ」と、香港の電気自動車サプライヤーの「ハイブリッド・キネティック グループ」が、共同で新型EVの開発を進めています。
2社は北京モーターショー 2017にて「K550」「K750」「H600」を公開、さらに北京モーターショー2018で6台目に当たる「K350」を公開しました。
2020年には、この6台の新型EVコンセプトカーの中からEVハイパーカーが市販化される予定です。
ピニンファリーナとハイブリッド・キネティック グループが公開してきた新型EV全6車種を紹介します。
ピニンファリーナとは?

ピニンファリーナ(Pininfarina S.p.A. )は、イタリア最大のカロッツェリアです。
デザイナーであるバッティスタ・ピニン・ファリーナが1930年にトリノに創業。
フェラーリ・マセラッティ・ランチャ・アルファロメオなどの欧州車だけではなく、日本車(日産・ホンダ・三菱)のデザインも手掛けています。
1950年代始めから始まったフェラーリとのパートナーシップでは、レオナルド フィオラヴァンティ氏によって10台以上のフェラーリが手掛けられており、この時代のフェラーリが一番フェラーリらしいと言われています。
また日本人のデザイナー 奥山清行氏がデザイン・ディレクターとして在籍時には「エンツォ フェラーリ」のデザインを手掛けています。
ピニンファリーナについてはこちら
ハイブリッド・キネティック・グループとは?

ハイブリッド・キネティック グループは、香港に本社を持つ企業です。
主な事業は「エネルギーバッテリー」「電気モーター」「電気制御システム」をベースとしたEVと主要コンポーネントの開発・製造となっています。
ピニンファリーナ新型EV全6車種
ピニンファリーナ EVハイパーカー | ||
---|---|---|
車名 | モデル | 初公開 |
K550 | SUV | 上海モーターショー2017 |
K750 | SUV | |
H600 | セダン(サルーン) | |
HK GT | クーペ | ジェネーブモーターショー2018 |
H500 | セダン | 上海モーターショー2018 |
K350 | SUV |
ピニンファリーナとハイブリッド・キネティック グループが提供するEVハイパーカーは、現在6車種です。
ハイパフォーマンスかつ、ピニンファリーナ・デザインのスタイリッシュなボディの車種が市販化されれば、EV市場をさらに活性化させる起爆剤となる可能性を秘めていると言えるでしょう。
【SUVその1】K550
K550

K550 インテリア

「K550」は、5人乗りSUVタイプの新型EVで「K750」「H600」とともに上海モーターショー2017にて3台同時に公開されました。
レンジエクステンダーを搭載し、50,000時間または航続可能距離1,000kmを実現するバッテリーパックは、5万回の充電に耐えられるスペックを誇ります。
最高出力800PS以上を誇る電気モーターは、「ジャガーC-X75」と同様のテクノロジーを採用しています。
- 執筆者プロフィール
- 宮代ツトム