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508SW

更新

プジョー508SW 1.6Lガソリンターボに試乗!軽快に走るフレンチステーションワゴン

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

この記事は2019年11月下旬に試乗した記事を再編集してお届けします。

プジョー 508 SW アルール 
フロントマスク
ヘッドライトのサイドから下に伸びるLEDデイタイムランプのデザインは、プジョーのエンブレム、ライオンの牙をイメージしたもの。

ようやく6月19日で県境をまたぐ移動の自粛も解除。これまで苦境に喘いでいた観光業界にも希望の光が差し込みます。そこでドライブ観光の盛り上げに少しでもお力になれればと思い、初夏におすすめなドライブコースの記事を再編集、その一貫として改めて「プジョー 508SW 1.6Lガソリンターボ」の試乗記を更新させていただきました。

長距離ドライブに最適で楽しい、プジョー508SW

プジョー 508 SW アルール
ボディサイド
背景は富士山

そういえば、プジョー 508 SW 1.6Lガソリンターボをお借りしたときは、「プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社」の社名でした。2020年2月に「グループPSAジャパン株式会社」へ社名が変わりました。車をお借りするとき、広報担当者から「どんどん乗っちゃってください」とのお言葉に甘えてロングドライブを2本、走らさせていただきました。そのドライブレポは下記の2記事からご覧いただけます。

プジョー 508 SW アルール
リア・ボディサイド
背景は富士山

以前に、国内導入されたばかりの時期に、プジョー 508 SW セダンで2.0Lディーゼルを試乗しています。(その試乗レポートはこちら)そのときは東京から京都までのロングドライブ。長時間の運転でも疲れ知らず。その大きな理由のひとつにハンドル操作のアシスト機能がありました。今回のガソリンモデルには、そのドライビングアシストが付いていません。つまり、プジョー 508の真価が問われる試乗となりました。

プジョー 508 SW アルール
リア
国道405号の標識
秋山郷で撮影

結論から申せば、先進のドライビングアシストなしでも、疲れ知らずのロングドライブが楽しめました。いろんなところがバランスが良いんですね。乗り心地に大きな影響を与えるサスペンション、シート、エンジンパワー、トランスミッション……突出した性能がどこかにあるという訳ではありません。

プジョー 508 SW アルール
フロントとボディサイド
クリーンでスタイリッシュなステーションワゴン
ボディサイズは全長4,790mm、全幅1,860mm、全高1,420mmと割と大きめ。

日本にお住まいの方で、プジョーは高級車ブランドと思われている方がいらっしゃいますが、そうではありません。本国フランスでは、大衆車メーカーです。プジョー日本で言うならトヨタ。ちなみにフランスにはもう一つトヨタ級のブランド「ルノー」があります。フランスではプジョーとルノーの2大「トヨタ級」巨頭ブランドが存在しています。

プジョー 508 SW アルール
リアエンド拡大

508はプジョーの中では最上級クラスに位置しています。トヨタで言うならクラウンあたり。レクサス級ではないのです。ちょうど国内での車両価格帯も同じぐらいです。

「1.6L」で十分。むしろベストサイズ。

「なんだ、プジョーの最上級で1.6Lかよ」と思われる方もいらっしゃることでしょう。お気持ちはわかりますが、実はこれはベストサイズではないかと筆者は試乗を通じて感じました。スポーツモデルのような加速ではありませんが、アクセルをガツンと踏めばしっかり加速、“その気になったら速い”クルマです。

プジョー 508 SW アルール
運転席周り
「i-Cockpit」 と名付けられたタッチスクリーン、小径のハンドル。ステアリングの位置は低く、ハンドル位置は一般的なものと比べて拳1つ分ぐらい下がる。最初は違和感あるがすぐに慣れ、腕の位置を低く保つため疲れにくい。メーターパネルはハンドルの上に位置して、ヘッドアップディスプレイに近い視線移動の少ない設計となっている。

殊に環境に厳しいEU、「ダウンサイジングターボ」を続々と市販車に載せたのはヨーロッパから。フランスでは排気量1.6Lでは税金面の有利なため、508にこの排気量で設定されたとプジョーの広報担当者が言っていました。

プジョー 508のディーゼルモデルと比べてガソリンエンジンモデルは120kg軽くなります。それもFFですから、ほぼフロントだけで100kg程度の重量差が生まれます。

プジョー 508 SW アルール
助手席インパネ

ガソリンモデルの508のボンネットに、体重100kgのお相撲さんを載せたのがディーゼルモデルのイメージです。(これだけ書いてしまうと、ディーゼルが重たいマイナスイメージを持たれそうですが、プジョーの2.0L “BlueHDi”ディーゼルターボは最高出力178ps、最大トルク400N・mで余裕の走りを見せます)

プジョー 508 SW アルール
フロントシート

この重量差がハンドリングに大きな好影響を及ぼし、カーブの多い峠道では特に軽快な走りを披露してくれます。“頭が軽く、バランスが良いクルマ”のはとても良いドライビング・プレジャーを与えてくれます。

燃費も良好。

プジョー 508 SW 1.6Lガソリンターボのカタログ燃費は次のとおり。

WLTCモード市街地モード郊外モード高速モード
14.110.713.916.5

※単位:km/L

信号停止と渋滞が多い市街地走行では、8〜9km/Lといったところでしたが(車体の大きさを考えたら十分良好)、郊外や高速道路ではカタログ数値を上回ることもありました。これはギヤ比設定が燃費に有利な8速ATのおかげによるものも大きいでしょう。

プジョー 508 SW アルール
リアシート

ガソリンかディーゼルか?

プジョー 508はセダンとステーションワゴン「SW」ともに、2グレード構成、上位グレードにガソリンとディーゼルの両方の設定があって、下位グレードにガソリンのみの設定という構成となっています。試乗車は下位グレードの「Allure(アルール)」でガソリンのみの設定でした。(※下位といっても装備はしっかり。日本導入モデルは本国で販売されるグレード構成より少なくなり、且つ上級グレードが選ばれるので、単に「下位グレード」と表現するのは正しいとは言えない)

プジョー 508 SW アルール
ラゲッジルーム

上級グレード「GT」系グレードでガソリンとディーゼルの車両価格の差は約30万円ディーゼルが高くなっています。その差額を燃料代で取り戻そうとするには、相当な距離を走らねばなりません。どちらを選ぶかは、走りの特性の違いが選択の分かれ道となるでしょう。

プジョー 508 SW アルール
1.6L Pure TECH ガソリンターボエンジン

ディーゼルは重たいですが、パワフルな加速。低速〜中速加速だけを比較すればディーゼルの勝ち、ハンドリングはガソリンの勝ち。最高出力はガソリンが178ps、ディーゼル180psですから互角。トルクがディーゼル400N・m、ガソリン250N・m。これと車重がもたらす走りの感覚の違いで、ドライバーはどちらを選択するのか、といったところです。

筆者はどちらを選ぶかですか?う〜ん、これはすぐに答えられませんね。非常に悩みます。

プジョー 508 SW アルール
フロントとボディサイド
秋山郷で撮影

試乗を終えて

冒頭で「プジョー 508 の真価が問われる試乗」と書きました。ハンドル操作支援システムがないグレード「Allure(アルール)」でのロングドライブでしたが、なかったからといって大きなマイナス要素はありませんでした。ハンドル支援がないだけで、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロールで前車追従は楽ちん、アクティブサスも付いて走行状況や気分で乗り味も変えられるといった装備が付いていましたので、運転の運転の楽さは身体的にも気分的に大きく損なわれることがありませんでした。もとよりクルマの素性がよろしく、バランスの取れた乗りやすい、快適で軽快だったところも大きく評価できます。

プジョー 508 SW Allure 1.6Lガソリンターボの車両価格は税込450.2万円。

でもやっぱり、欲を言えば、ハンドル支援は欲しかった……なぜなら、プジョーのハンドル支援はとてもナチュラルで扱いやすく安心できるものだったので……

それでは、次回の試乗レポートをお楽しみに。

車両協力:グループPSAジャパン(プジョー 508SW 公式サイトはこちら

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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