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秘境「秋山郷」ドライブ紀行|壮大な“洗い越し”に遭遇。手掘り温泉がおすすめ

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

秋山郷入り口を示す看板と赤のプジョー508SW

今回のドライブ・レポートは「秋山郷」です。読みはそのまま「あきやまごう」です。2019年11月に撮影した記事を再編集してお届けします。

新型コロナウィルス拡大感染による緊急事態宣言が解除され、6月20日からは県境を超えての移動自粛も解除、経済の本格的な再始動へと日本全体が動きだします。今まで悲鳴をあげていた観光業界へ少しでもお役に立てたらと思い、初夏におすすめのドライブコースを改めてお伝えしようと思った次第でございます。

お供は「プジョー 508SW」

秋山郷の山並みと赤のプジョー508SW

フランスの国民車メーカー、プジョーの最上級ステーションワゴン508 SWがお供でございます。エンジンは最高出力180psを発生する直列4気筒1.6Lガソリンターボ。これがなかなか日本の峠道でもよく馴染んでおりまして、快適で疲れ知らずのロングドライブを楽しめまして。詳しくはこちらの試乗レポートをお読みいただくとして、本題へ。まずは、秋山郷とはなんぞや?から簡単にご説明いたします。

秋山郷とは?

秋山郷とは、新潟県中魚沼郡津南町(つなんまち)と長野県下水内郡(しもみのちぐん)栄村(さかえむら)を流れる中津川沿いの地域のことをいいます。湯沢から苗場山を見たとき、山の反対側にある谷のあたりとなります。

風光明媚な山里ですが、豪雪地帯で秘境。「日本の秘境100選」にも選ばれています。近年までは豪雪によってアクセス不能となり村が孤立したことがあったとのことです。過去には孤立した村が飢饉に遭い全滅した歴史もあります。

秋山郷は温泉が多くあります。秋山郷の一番奥地「切明温泉(きりあけ)」は河原をスコップで掘ると温泉が湧き出てくる手掘り温泉として、温泉愛好家には有名な場所となっています。

豪雪地帯ですから、冬季は観光施設は営業しておりません。春から秋までの期間で楽しむところです。

アクセス

お世辞にもアクセスはよろしくありません。秘境ですからね。

秋山郷の道添いに停まる赤のプジョー508SW。右手は鳥甲山。

東京方面、新潟方面から

高速道路ICから最短距離で秋山郷に行こうとするならば、最寄りは「関越道 湯沢IC」となります。湯沢ICからは国道17号線を北上、石打丸山スキー場を超えたら左折し国道353号線へ西進、途中峠を超えます。つづいて新潟県十日町で国道117号線へ、津南町から国道405号線に入って南進へ、という大回りなルートとなります。筆者はこのコースを走っています。どこも景色が良いので風景を楽しみながらドライブできます。所要時間は実質2時間弱、約65kmほどの距離となります。

長野県側から

長野県側からは「秋山林道」からアクセスすることができます。地形的に、志賀高原方面から林道へ入るか、野沢温泉方面から林道へ入るかのルートしかなさそうです。地図を見る限り酷道ないしは険道の匂いがプンプンします。酷道好きな筆者としては、一度は通ってみたいルート。冬季は通行止めとなります。

秋山郷をドライブするときの注意

秋山郷国道405号の道幅狭い区間

秋山郷は大変に美しいところですが2点、注意していただきたいことがあります。

① 道が狭い

国道405号は途中、幅員の狭い峠があります。すれ違いはできません。比較的見晴らしは良いので、対向車の発見がしにくい危険はさほどありません。要所要所にすれ違い用の待避所がありますので、譲り合いの精神でドライブを楽しみましょう。

国道405号線でもっとも険しいところ北進で撮影した動画はこちら↓

② 道路が川!「洗い越し」あり

「洗い越し」の意味は、道路を横切って水を流すことをいいます。地形的に路肩が崩れないようするなど、あえて路面上に水を流しているようです。「酷道」にちょくちょくあります。秋山郷の奥に進むと上り坂に差し掛かるのですが、その坂全体が川のように坂の上から水が流れてきています。水深はないので、そのまま進むことができますが、知らないと「行けない!」となります。天候によっては水ほとんど流れてこないこともあるそう。大雨の後は注意が必要、無理は禁物です。

秋山郷のそれを「洗い越し」という語句を使うのが適切かどうか定かではないほど、長い距離の路面全体を水が流れています。

坂の上には水が湧き出ているポイントがあります。そこから坂を下る方向で撮影をしてきました。(昇りで撮影したら、カメラの画角からあまり伝わらない映像になってしまいましたので)

坂を下ったときに気づいたのですが、洗い越しの終わりの部分には、アスファルトを隆起させて、水の流れを川の方へ向けていたことがわかりました。動画の最後の方でそれが確認できます。

温泉・グルメ・物産・見どころ

秋山郷に行くのなら、湯めぐりは欠かせないでしょう。日帰り湯を提供する温泉宿が多数あります。絶景ポイントも多数。食事処は少ないので計画的に。コンビニはありません。

温泉

切明温泉河原をスコップで掘って温泉が湧き出る野天風呂。秋山郷ならではの温泉はマスト。「雄川閣」「切明リバーサイドハウス」「雪あかり」の3軒の温泉宿が連なる。日帰りあり。
和山温泉「仁成館」は日帰り温泉があったが筆者が行ったときは閉館していた。要確認。「ヒュッテひだまり」は温泉宿で営業中。
屋敷温泉「秀清館」は日帰り可の混浴露天風呂あり。中津川と苗場山を眺めながらどうぞ。
小赤沢温泉「楽養館」は苗場山登山口に位置。湧き出し口は無色透明の湯、浴槽内で酸化して赤褐色の湯に変わる。
坂巻温泉「川津屋」には岩山をくり抜いた洞窟風呂が名物。文豪・吉川英治がそこで「新平家物語」で文豪吉川英治が案を考えたとか。日帰り可。

グルメ・物産

お食事処 へいけ茶屋岩魚の塩焼きが名物。秋山郷では数少ない食事処。
秋山郷の古美民芸品文字通り、秋山郷の古くからある民芸品を売るお店。
山源木工無垢の自然木を素材とした木工品を販売。秋山郷の伝統工芸に触れるならここで。
蜂蜜専門店 生峰園秋山郷の養蜂家が直売。
見玉直売所コンビニがない秋山郷でコンビニ的な存在か。お持ち帰りの手作り惣菜を販売。
おみやげのわらびいわゆる「ザ・おみやげ屋」

見どころ

猿飛橋橋から少し離れてみたい。岩山の上にかかる橋は絶景。
結東の石垣田稲作が無理だった秋山郷に苗場山と鳥甲山の溶岩が崩れた落石を使用し開田。田植え前は神秘的な風景に。
見倉橋中津川にかかる吊り橋。スリルを味わって。
布岩の柱状節理断崖絶壁の山肌が連なった柱状になった変わった地形を見ることができる。迫力あり。
秋山郷保存民家豪雪に耐えた茅葺き屋根の古民家を保存。秋山郷の歴史に触れて。
蛇渕の滝大蛇伝説が残る名勝の滝。
前倉橋紅葉シーズンは絶景。

この他、景観の良いところは多数あり。川に架かる橋はどこも美しいのでひとつずつ見て回ってみても。

切明温泉の「手掘り温泉」は体験できませんでしたが、現地で膨らませたイマジネーションでは最高の気分を味わえました。

画像だくだくレポート

筆者が秋山郷を訪れたのは11月下旬。例年なら雪に覆われている時期ですが暖冬の影響で全くの積雪なし。行ったときは小春日和。雪はないですが観光業界がほぼすべてお休みの期間中でした。いや、お休みというより、豪雪への備えの期間でしょうか。

国道405号線の標識と赤のプジョー508SW

津南町から国道405号を南下するとしばらくは平坦で長閑(のどか)な田園地帯を走ります。道幅の広い登り坂をしばらく進み山に入るとそこから秋山郷です。

国道405号線の標識と赤のプジョー508SW
秋山郷の山肌
赤のプジョー508SW、背景は苗場山
背景は苗場山。
幅員が狭くなる国道405号の手前の待避所に停まる赤のプジョー508SW
突然、道幅が狭くなります。
広い待避所かと思われる空き地からは絶景が楽しめます。
秋山郷国道405号の幅員狭い区間のカーブ
谷あいを流れる中津川
秋山郷から津南町方面
“酷道”を終えると道幅広く、鳥甲山(とりかぶとやま)を見ながらのドライブが楽しめます。
赤のプジョー508SW。鳥甲山を背景。
秋山郷から津南町を望む
谷の先は津南町。
屋敷温泉、秀清館と赤のプジョー508SW
ここは屋敷温泉、秀清館。休業中でした。
屋敷温泉、秀清館
画像手前、四角いコンクリの小屋の上に傘がかかったような石像が2つあります。そこは露天風呂。
秀清館の露天風呂。お湯ははられていない
訪問時はお湯が張られておらず。
屋敷温泉の前を流れる中津川
屋敷温泉の前を流れる中津川。
鳥甲山の山肌に少しばかりの雪
鳥甲山の山肌に少しばかりの雪。
中津川と鳥甲山
紅葉シーズンなら圧巻の絶景なはず。
和山温泉、仁成館
和山温泉、仁成館。休業中でした。
和山温泉で赤のプジョー508SWを撮影、
和山温泉からは鳥甲山(とりかぶとやま。地元では“ちょうこうざん”と呼ぶことも)が望める。
切明温泉全景
秋山郷最奥地、切明温泉(きりあけおんせん)。橋の向こう側は河原をスコップで掘って温泉を湧き出させて入浴する手掘り温泉のエリア。
手掘り温泉の看板
手掘り温泉のある河原にかかる橋
手掘り温泉の河原へ行く橋。訪問時は閉鎖中。
切明温泉、雄川閣
雄川閣。秋山郷レポートはここまで。
美しい神秘的な夕焼けと雲海
秋山郷を離れて湯沢方面へ抜けての帰り道、美しい神秘的な夕焼けと雲海に出会えました。
夕焼けとプジョー508SW

以上、秘境「秋山郷」のレポートでした。まだまだ行っていない秘境は無数。次はどこに行きましょうか。次回をお楽しみに。

車両協力:グループPSAジャパン(プジョー 508SW

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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