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『CX-90』ワールドプレミア!マツダ史上最大のパワー誇る3列シートSUVデビュー
目次
北米初導入の“ラージ商品”『CX-90』がデビュー
北米マツダは現地時間2023年1月31日に、新型クロスオーバーSUVの『CX-90』を初公開しました。
マツダはCX-90を含むラージ商品群と呼ばれるクロスオーバーSUV4モデルをグローバルの各市場で導入することを発表し、日本では2022年9月15日から第1弾モデルの『CX-60』を発売。
北米市場ではこのCX-90がラージ商品群のモデルとして初めて導入され、最大8人乗りの3列シートを備えた、マツダのフラッグシップモデルとなります。
シリーズ式プラグインハイブリッドでロータリーエンジンが復活
マツダ史上もっともなパワフルな3.3リッター直6ターボエンジン搭載
CX-90に搭載するパワートレインは、新開発の3.3リッター直列6気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジンで、マツダの量産ガソリンエンジン史上もっともパワフルな最高出力340PS、最大トルク500Nmを発揮。
トランスミッションはCX-60でも採用された新開発のトルクコンバーターレス8速オートマチックです。エンジンとトランスミッションの間に電動モーターを備える『M-Hybrid Boost』により、停止状態からの滑らかな加速を実現するほか、低速ではモーター駆動を可能にしています。
また、プラグインハイブリッドモデルとなる『CX-90 PHEV』には、北米市場向けに調整した「e-Skyactiv PHEV」のパワートレインを採用。CX-60同様、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、バッテリー容量は17.8kWhです。
全車標準で「i-Activ AWD」を採用する四輪駆動とし、4つの異なる走行モードを選択できる「Mi-Drive」や、コーナリング時の安定性を高める「KPC」も搭載。
マツダはCX-90について、スムーズな走りや効率性、そして魅力的なサウンドなど高いパフォーマンスを備えたSUVであることをアピールしました。
迫力のワイドボディと日本の美意識にインスパイアされたインテリア
北米市場では初めての導入となるCX-90のデザインは、CX-60と共通の意匠を持ちながらも、ボディやフェンダーのワイド化、ホイールベースの延長により存在感のある外観が与えられました。
CX-90の存在感を引き立てる21インチのダイヤモンドカットホイールや、ボディカラーには新色の「アーティザンレッド」も採用。
また、インテリアはCX-60同様、日本の伝統的な美意識を取り入れたデザインを採用し、前席、キャプテンシート、3列目シートまで、ナッパレザーやウッド、同系色のファブリックなど複数の素材が調和する空間を体験できるとしています。
全席で快適な室内を目指し、3列目シートにも専用の空調吹き出し口を設定したほか室内空間自体も拡げられました。
初代アテンザから誕生20周年!『20th Anniversary Edition』導入
『CX-80』『CX-70』も2023年内までに登場予定
また、マツダはラージ商品群として登場を予告している残る2モデルについても、あらためて2023年までに導入する予定であることを発表。
北米市場等には2列シート・ワイドボディの『CX-70』を、日本市場等には3列シートの『CX-80』が導入されます。
“EV専用群”の中にあのコンセプトカーが含まれていた
「スポルト」のグレード名が復活!スポーティな専用装備にMT車設定もあり
かつてのマツダは、高級車もロータリーだった
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...