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アメ車ピックアップトラックおすすめ人気ランキング|2021年最新情報
目次
アメリカでは人気の高いピックアップトラック
全米ではピックアップトラックが販売台数年間1位を獲得しているほど、メジャーな車ですが、日本で見かけるアメ車のピックアップトラックは限られています。フォードT型が誕生して間もなく始まったピックアップトラックの歴史は非常に長く、農業や道具を運ぶ車として人気を集めていました。
その後は、スタイリッシュなデザインへと進化を遂げ、荷物を運ぶだけでなくプライベートでもガンガン使用できる頑丈さもあるため、アメリカ人の心をわしづかみにしているようです。
そんなピックアップトラックの中から、日本でも人気の車種から、あまり見かけたことはないけれど中古車市場には数台出ている車種までランキングでたっぷりとご紹介していきます。
第10位 シボレー アバランチ
ゼネラルモーターズ(GM)のシボレーブランドから販売されていたフルサイズピックアップトラックです。同じシボレーから販売されているSUVのサバーバンをベース車両としており、初代の誕生は2001年と近年ですが、2012年に2代目が生産を終了されました。
ゴツゴツとしたエクステリアは、見たままの迫力で、国産車や欧州車にはないインパクトがあります。フロントフェイスが初代ではシルバラードでしたが2代目ではサバーバンやタホと共通となりました。
ピックアップトラックのイメージからすると、後席は狭くなり大人の長距離移動は難しいのではないかと思われがちですが、そこはアメ車のフルサイズです。後席は大人が着座しても十分な余裕があり、疲れ知らずのドライブが楽しめるでしょう。またアバランチ最大の特徴は「ミッドゲート」。
後席のキャビン部分と荷台を仕切る「ミッドゲート」と呼ばれる可動パネルを倒すことができます。これによって荷台には収まらなかった長尺物を収納することを可能にしました。お洒落なだけではない、使えるスポーツ・ユーティリティ・トラック(SUT)といえるでしょう。
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本日の在庫数 23台 平均価格 241万円 支払総額 128~338万円
第9位 シボレー C1500
C1500の歴史を辿ると、シボレーC/Kピックアップに行き着きます。1918年に幌付きトラックが誕生して以来、世代を重ねて1988年にC/K1500が登場。1500シリーズはシボレーの中でも名車と言われているピックアップトラックです。
2000年に生産を終えていますが、C1500の後継車となるのが現在でも高い人気を誇るシルバラードです。ちなみにC/KのCは後輪駆動車のことをいい、Kは四輪駆動車のことを指しています。
また1500という4桁の数字は、荷台の積載量を表すもので、1500は500kgを積載。2500は750kg、3500は1tまで積載可能です。日本でもトヨタ タンドラなど、大きな車を目にすることはありますが、全長が5,570mmを超える長さに圧倒されるでしょう。
アメ車らしい押しの強いフロントフェイスは、一目でシボレーと分かるもの。特徴的なのは2段になったヘッドライトですが、シンプルなデザイン性が光ります。クロームメッキを多用したグリルやバンパーが個性的な印象です。ボディの大きさとフワフワなシート、軽いステアリングは、90年代のアメ車の特権といえるのではないでしょうか。
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本日の在庫数 31台 平均価格 282万円 支払総額 150~398万円
第8位 ダッジ ダコタ
1987年に誕生したダコタは、ミッドサイズのピックアップトラックです。とはいえミッドサイズの中ではかなり大柄なボディといえるでしょう。アメリカ中部に位置するダコタ州から名付けられたといわれています。州に付けられた名前は、「スー族」の言葉にある「友人」に由来しており、ダッジも友人を意味して名付けたのかもしれません。
初代のデザインは角ばったデザインが採用されており、1990年にはスポーツコンパーチブルモデルが登場しています。1997年の2代目以降のデザインは、丸みを帯びた柔らかなスタイルを採用。当時のラムトラックを継承しています。
3代目となった2005年には、プラットフォームをデュランゴと共有した再設計が行われ、更に大きなサイズ感となりました。丸みのあるデザインを継承し、ダッジを象徴するフロントフェイスの十字は健在です。
ダコタにはOEM車として、三菱自動車がアメリカで販売していたレイダーがあります。ストラーダーの後継車として採用されましたが、3代目が生産を終了した2011年の前年に販売終了となりました。フロントのグリル部分に三菱のロゴが施された装いは、ダコタとは異なる日本の味が出ているようです。
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本日の在庫数 6台 平均価格 138万円 支払総額 89~150万円
7位 リンカーン ナビゲーター マークLT
販売されていた期間は2006年~2008年と、わずか3年のまさに幻の車といえるでしょう。フォードが1948年から製造を続けるフルサイズピックアップトラックのF-150をベースにした、リンカーンブランドの高級ピックアップです。
ナビゲーターマークLTが誕生する2001年にブラックウッドというゴージャスなトラックがデビューしていますが、3年を待たずして生産を終了。ピックアップトラックとしては実用性に乏しく、4WDの設定もないうえに、かなりの高額となっていたことが敗因といわれています。
それと同時に、時期尚早だったともいわれており、現在であれば人気を獲得していたのかもしれません。その後、ブラックウッドの次期モデルとして誕生したのがマークLRです。ブラックウッドは細部のデティールにもこだわっていましたが、マークLTは、すっきりとした簡素化されたデザイン性となりました。
エアサスを使用せずコイルスプリングを採用するなど、価格を下げることに成功。しかし室内装備などは豪華さを押し出したリンカーンそのものとなっています。インテリアはピックアップトラックとは思えない高級感にあふれていましたが、2008年に生産を終了。現在なら豪華なSUVとしての魅力を十分に発揮できたかもしれません。
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本日の在庫数 81台 平均価格 278万円 支払総額 55~1,316万円
第6位 GMC シエラ
GMCはGMが北米と中東で販売を展開しているライトトラック部門のことです。ほとんどの車種はシボレーの兄弟車ですが、特徴的な違いはフロント正面に付けられた「GMC」の真っ赤なロゴ。またシボレーにはない高級仕様の「デリナ」グレードが設けられていることも大きな違いといえるでしょう。
シエラが誕生したのはGMでいうところの2代目シルバラードと同じ1999年です。シルバラードと異なっているのはエクステリア、インテリア共にハイエンドな仕上りとなっている点が挙げられます。
2019年モデルには、業界初となるカーボンファイバー製のベッドと呼ばれる荷台が搭載されました。カーボン製が採用されたことで、傷や腐食、凹みにも強くなっており、ピックアップトラックとしての使い勝手が格段に向上しています。また「マルチプロテールゲート」を搭載し、荷台の後部を自動で開閉させることができるようになりました。
有り余るパワーとアメ車らしい乗り心地で運転を楽しませてくれそうです。またピックアップトラックとしての性能も本物で、悪路走破性も格段に向上しています。エクステリアでは、重厚感のある顔つきが、シルバラードとは異なる迫力が魅力的といえるでしょう。
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本日の在庫数 21台 平均価格 545万円 支払総額 180~1,362万円
第5位 シボレー シルバラード
1999年に初代がデビューしたシルバラードは、先代に当たるC/Kシリーズからの流れをそのまま受け継いだフロントマスクを採用しています。「ツーポートグリル」と呼ばれ、センターバーを境として上下に2分割されたデザインを現在でも使用。
以前はアストロなどにも採用されており、シボレートラックの顔ともいえる特徴となっています。C1500は日常使いを使用目的としていましたが、ピックアップトラックとしての重要な積載にこだわりを持ち、シャシーの設計から開発されました。
ピックアップトラックの役割には、荷物を運ぶことのほかに、牽引性の高さも重要なポイント。面白いことに、カタログには牽引重量の記載がされ、各メーカーは牽引重量を競っているようです。そのため様々な仕様が用意されています。
2009年には2モードのハイブリッドシステムを搭載したモデルが登場しており、燃費が向上。アメリカでもフルサイズが見直されるようですが、2014年に3代目を迎えたシルバラードの人気は、現在も衰えることがない人気モデルとなっています。
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本日の在庫数 31台 平均価格 551万円 支払総額 188~1,362万円
第4位 フォード エクスプローラー スポーツトラック
エクスプローラーのピックアップトラックバージョンとして2001年に誕生しました。スポーツユーティリティートラック(SUT)の特徴は、ピックアップの荷台を持ったSUVという新たなジャンルで、SUVから派生した乗用車型ピックアップトラックといえるでしょう。
フォードの中ではレンジャーとFシリーズの中間にあたるサイズとなっています。現地では単純に「スポーツトラック」という名前で呼ばれることが多いようです。2代目が2006年に発売されていますが、2010年で生産を終了。日本にも正規輸入されていました。
フロントフェイスはエクスプローラーやエクスプローラースポーツと同様で、横から見るとそこに荷台が取り付けられているようなデザインです。インテリアでは、後席を倒すことができるシートアレンジも可能となっています。
2代目では、フレームなどを再設計し、新たなデザイン性となりました。ベッドと呼ばれる荷台部分には新たにSMC(シート・モールディング・コンパウンド)材が使用され、腐食や錆に強くなっています。ミディアムクラスの使い勝手の良さもあり、当時からの人気の高さがうかがえるようです。
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本日の在庫数 140台 平均価格 236万円 支払総額 58~1,155万円
第3位 ダッジ ラム
ダッジブランドとしてフィアット・クライスラー・オートモービルズを傘下に持つFCAが販売していましたが、2009年からダッジブランドを離れ独立。ラムブランドとなっています。1981年に初代が誕生し、2019年から5代目となりました。
ラムは、ダッジブランドの中でも商業車を扱っているブランドです。かつてはピックアップのほかにもバンがありましたが、現在は販売を終了し、カーゴバンが販売されているようです。アメ車のピックアップは積載量に分かれた格付けが行われておりラムにも1,500、2,500、3,500の積載量に分かれたグレードとなっています。
2019年に行われたモデルチェンジでは、4モデルがラインナップ。例えば、1500では7グレードが用意されており、様々な要求に対応できるようになっています。フロントフェイスが大きく変更されたほか、少し丸みを帯びたスタイルです。
大きなグリルは健在で、メッシュタイプからフィンを並べたビレットタイプへと変更されています。ラムを象徴するデザイン性は、フロントフェイスの文字と同様に、テールゲートに羊がモチーフになったメインロゴが使用されており、存在感の高さを示しているといえるでしょう。
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本日の在庫数 99台 平均価格 357万円 支払総額 83~1,499万円
第2位 ジープ グラディエーター
初代が誕生したのは1962年のこと。ワゴニアのプラットフォームをベースにしてピックアップボディを架装しています。ジープブランドの定番として不動の人気を誇っていましたが、1988年に生産を終了。
長らくグラディエーターの名前は聞かれることがありませんでしたが、2018年に復活を遂げ、アメリカでも話題の一台だったようです。FCAのカスタムパーツを一手に扱っている『モパー』から数多いパーツが販売されており、アメリカ最大の『SEMAショー』ではグラディエーターで埋め尽くされるほどの人気を見せていました。
そんなグラディエーターが、日本に初導入されることが決定。2021年11月30日から受注が開始されています。ラングラーアンリミテッドをベースに開発されていることから、高いオフロード性能を持っているといえるでしょう。
日本では、ジープの中でも最強と言われるグレード「ルビコン」仕様が販売されます。ルビコンは世界一過酷といわれるオフロード『ルビコン・トレイル』に由来しており、まさにジープの聖地。フロントフェイスにはジープのアイデンティティ7本のスリット「7スリットグリル」が採用されるなどジープらしさがちりばめられています。
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本日の在庫数 2台 平均価格 1,109万円 支払総額 628~1,590万円
第1位 キャデラック エスカレード EXT
エスカレードが誕生したのは1999年のことですが、ピックアップトラックは、2002年に2代目になった際に、追加されたものです。ベース車両になっているのはシボレー アバランチ。
アバランチが登場で、SUT(スポーツ・ユーティリティ・トラック)という言葉が広まりましたが、EXTの登場で、LUT(ラグジュアリー・ユーティリティ・トラック)という言葉が生まれています。
後席は可倒式となっており、また「ミッドゲート」の採用は、アバランチを継承したといえるでしょう。インテリアはエスカレードそのもので、上質な作りが目を惹きます。総レザーのシートに、高級ブランド『ブルガリ』とのタイアップによって車内時計を装備。キャデラックならではのゴージャスさといえるでしょう。
税金や保険料などでピックアップトラックは優遇される一面もあり、また荷物を運ぶ商用というよりは、遊びを楽しむギアとしてもピックアップトラックが選択されています。そのため高級車のピックアップトラックも人気が高いのですが、エスカレードEXTは4代目となった2014年に生産終了を迎えることになりました。
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本日の在庫数 217台 平均価格 569万円 支払総額 45~3,333万円
日本のサイズ感にあうピックアップなら人気が出る
アメリカ本土では、商用にもまた自家用でも使い倒せる堅牢なピックアップトラックの人気は衰える気配がありません。大排気量のエンジンに大型のボディを持ち、悪路走破性も高い。SUTスポーツ・ユーティリティ・トラックからLUT(ラグジュアリー・ユーティリティ・トラック)まで選択肢も豊富です。
そんなカッコいいピックアップトラックも、もう少し小さなミッドサイズ以下であれば、日本でも受け入れられるかもしれません。いつかそんな車がアメリカからやって来ることを期待して待ちたいものです。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- KAKO MIRAI
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