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ヨコハマタイヤのスタッドレス人気おすすめ14選!価格や性能は?【2022年最新情報】
目次
ヨコハマタイヤの特徴と歴史
ヨコハマタイヤの特徴
ヨコハマタイヤは、ほぼすべてのタイヤに高いウェットグリップが与えられており、雨天走行の安心感が特徴です。タイヤはウェットグリップを高めると、その他の性能が低下し、とくにスタッドレスタイヤは、肝心の氷上・雪上性能が大きく低下する特徴があります。
「初代アイスガード」は高度な高分子技術とゴム加工技術によって、高い氷上性能とウェットグリップを両立した次世代スタッドレスタイヤとして2002年に登場。それ以降も続々と新技術が投入され、2021年には7代目となるアイスガード7へと進化しました。
最新のアイスガード7は、ゴムの組成やタイヤパターン、サイプ形状などを全面刷新し、濡れた路面はもちろん、あらゆる氷雪路面に対応するうえ、さらに摩耗しても効きが落ちないように改良が加えられた新世代スタッドレスタイヤです。
横浜ゴムの企業スローガンは「すごいをさりげなく」。目には見えないゴムの組成やパターン・サイプ加工技術で、高性能をさりげなく実現しているのもヨコハマタイヤの特色といえるでしょう。
ヨコハマタイヤの歴史
横浜ゴムの前身は、1917年に横浜電線製造(現・古河電工)と米・BFグッドリッチとの合弁で設立された「横浜護謨製造株式会社」であり、同社は日本初のコードタイヤやスノータイヤ、チューブレスタイヤの開発に成功した日本でもっとも古いタイヤメーカーです。
戦後復興後の1969年には米・ヨコハマタイヤ・コーポレーション設立。それを皮切りに、北米・アジア地域を中心に販路を拡大。現在では多くのタイヤメーカーと提携を結び、横浜ゴムはヨーロッパにも多数の工場を持つグローバルタイヤメーカーにまで成長しました。
環境問題が深刻化しはじめた1990年代後半からは、エコロジーと性能を両立させた「DNA」ブランドを展開し、2010年には現在の「BluEarth」へと引き継がれます。
グローバルタイヤメーカーとして事業拡大をする一方、国内外レースへのタイヤ供給の歴史も長く、レースタイヤの技術をフィードバックして開発された高性能タイヤブランド「アドバン」は、横浜ゴムを象徴する旗艦ブランドになっています。
ヨコハマタイヤのブランド一覧
iceGUARD 7(アイスガード7)
YOKOHAMA(ヨコハマ) iceGUARD7(アイスガード7) iG70 IG70 155/65R14 75Q スタッドレスタイヤ
アイスガード7は、2021年に登場したシリーズ最新作です。高い完成度を誇る6代目から、ゴム組成やパターン・サイプ形状を改善し、氷上性能がさらに向上。時間が経っても摩耗しても効きが長持ちするスタッドレスタイヤに進化しています。
iceGUARD 6(アイスガード6)
YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60 155/65R14 75Q R2755
アイスガード7の登場で旧来品になってしまったものの、価格も含めればベストバランスともいえるアイスガード6。登場は2018年で、氷上性能では最新作に劣るものの、それ以外の性能では一切見劣りしません。アイスガード5プラスと比較すると、氷上性能はもちろん、耐摩耗性や静粛性などあらゆる性能が向上しています。
iceGUARD SUV(アイスガードSUV)
2016年に登場したアイスガードSUVは、旧ジオランダーI/T-Sに代わるSUV専用スタッドレスタイヤ。アイスガード5 プラスゆずりの高い氷上・雪上性能と燃費性能を備えつつ、専用の非対称ジグザグトレッドパターンを採用。耐摩耗性も高く、重いSUVに最適化されたスタッドレスタイヤです。
【ヨコハマタイヤ】ボティタイプ別おすすめスタッドレスタイヤ
軽自動車
YOKOHAMA(ヨコハマ) iceGUARD7(アイスガード7) iG70 IG70 155/65R14 75Q スタッドレスタイヤ
装着タイヤが小径で摩耗しやすい軽自動車には、摩耗しても氷上性能の低下が少ないアイスガード7がベストです。最新のタイヤはやや高価であるもののの、より長くタイヤが使えるため長期的な視点から見れば非常に経済的です。
ミニバン
YOKOHAMA(ヨコハマ) iceGUARD7(アイスガード7) iG70 IG70 205/60R16 96Q XL スタッドレスタイヤ
車体が重く、人を乗せる機会も多いミニバンには、絶対的な氷上・雪上グリップが高められたアイスガード7をおすすめします。アイスガード7の特殊形状サイプは、タイヤが摩耗しやすいミニバンでも、長期に渡ってグリップ性能が維持されるメリットがあります。
SUV・4WD
SUVにはGEOLANDAR I/T-Sから進化したアイスガードSUV一択です。重いSUVは氷上ブレーキで制動距離が伸びがちなうえ、タイヤが摩耗しやすい特徴があります。SUV専用に設計されたアイスガードSUVなら、苦手なシーンをカバーしてくれるだけでなく、深い溝によって雪上性能もアップします。
セダン・ワゴン・クーペ
YOKOHAMA(ヨコハマ) iceGUARD7(アイスガード7) iG70 IG70 195/65R15 91Q スタッドレスタイヤ
セダン・ワゴン・クーペには、氷上・雪上グリップと長く効くようになった最新のアイスガード7をおすすめします。あらゆる路面でバランスよく性能を発揮するアイスガード7は、乗り心地や燃費性能、ウェットグリップにも優れるため、雪がない高速道路での移動時も安心です。
コンパクトカー
YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60 175/70R14 84Q R2771
経済性が重視されるコンパクトカーには、安価でありながら高い性能をもつアイスガード6がおすすめです。コンパクトカーは軽量であるため、比較的止まりやすく過度な氷上グリップ性能は求められません。乾燥路面の走行時も、静粛性や燃費性能に優れるアイスガート6なら、サマータイヤと遜色ない走りができるでしょう。
スポーツカー
YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60 215/45R17 87Q R2793
大パワーを発揮するスポーツカーは過剰なパワーをタイヤにかけると、どんなタイヤを履いても滑ります。ある程度良質なスタッドレスタイヤを装着したら安全運転に徹しましょう。また、大径ホイールが装着される車のスタッドレスタイヤは非常に高価なため、スポーツカーには安価かつ高性能なアイスガード6をおすすめします。
ヨコハマタイヤのスタッドレス人気おすすめ7選
第7位:iceGUARD TRIPLE PLUS
対応サイズ(インチ) | 14 |
発売日(発売年) | 2010年 |
「iceGUARD TRIPLE PLUS」は、2010年に登場したスタッドレスタイヤです。
iceGUARD TRIPLE PLUSでは、タイヤの転がり抵抗を減らして燃費性能を高める仕組みを取り入れたのが話題となりました。ドライ路面を走行するのも考慮して、約4%の抵抗軽減を実現しています。
積雪・凍結が多い | △ |
ほぼ積雪・凍結しない | △ |
費用を抑えたい | 〇 |
第6位:GEOLANDAR I/T-S
スタッドレスタイヤ 255/60R17 106Q ヨコハマ ジオランダー I/T-S G073 GEOLANDAR I/T-S G073
対応サイズ(インチ) | 15~21 |
発売日(発売年) | 2009年 |
ヨコハマのSUV向けタイヤブランド「GEOLANDAR」にラインナップされている「GEOLANDAR I/T-S」。
GEOLANDAR I/T-Sは、「iceGUARD」ブランドで開発した「新・温度対応」技術を取り入れたコンパウンドを取り入れています。アイスバーンでのブレーキの効き具合を改善したことに加えて、ドライやウェット路面を含めた走行性能を高めているタイヤです。
積雪・凍結が多い | 〇 |
ほぼ積雪・凍結しない | △ |
費用を抑えたい | △ |
第5位:iceGUARD SUV G075
対応サイズ(インチ) | 15~22 |
発売日(発売年) | 2016年 |
乗用車向けに開発していたスタッドレスタイヤ「iceGUARD」ブランドで、初めてSUV向けに販売したモデルが「iceGUARD SUV G075」です。
iceGUARD SUV G075はSUVブームにいち早く対応して、iceGUARDのコンセプトとなる氷への強さや耐久性、燃費性能の向上を目標として開発されています。
水膜の吸水性能、路面への接地性を高めて凍りついた場所でのコントロール性能を向上。氷上制動性能は、GEOLANDAR I/T-Sと比較して23%アップさせたのがトピックとなりました。
積雪・凍結が多い | 〇 |
ほぼ積雪・凍結しない | 〇 |
費用を抑えたい | △ |
第4位:iceGUARD 5 PLUS
スタッドレスタイヤ 145/70R12 69Q ヨコハマ アイスガードファイブ プラス iG50 iceGUARD 5 PLUS iG50
対応サイズ(インチ) | 12~17 |
発売日(発売年) | 2015年 |
2015年に登場した「iceGUARD 5 PLUS」は現在でも軽自動車から普通乗用車向けのスタッドレスタイヤで販売されています。
iceGUARD 5 PLUSは「エボ吸水ホワイトゲル」と呼ばれる技術を搭載したのがトピックとなりました。「新マイクロ吸水バルーン」「ブラックポリマーⅡ」とヨコハマ独自の技術に合わせて組み合わさり、凍った路面の水膜を取り除く性能を20%向上させています。
積雪・凍結が多い | 〇 |
ほぼ積雪・凍結しない | 〇 |
費用を抑えたい | 〇 |
第3位:iceGUARD 6 Z・P・S
対応サイズ(インチ) | 16~20 |
発売日(発売年) | 2018年 |
iceGUARDブランドのランフラット構造を採用したモデルが「iceGUARD 6 Z・P・S」です。
スポーツ走行向けタイヤ「ADVAN Sport V105」にも採用された「Z・P・S ビードフィラー」を新たに搭載しています。「ランフラット」は、万が一のパンクで空気が抜けた状態でも、一定のスピードで走行を継続できる技術。雪に混じっていた釘や木枝、破片などの影響でタイヤにダメージがあっても、車を安全な場所まで導いてくれるのが強みです。
積雪・凍結が多い | ◎ |
ほぼ積雪・凍結しない | 〇 |
費用を抑えたい | 〇 |
第2位:iceGUARD 6
YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60 215/65R16 98Q R2766
対応サイズ(インチ) | 13~20 |
発売日(発売年) | 2017年 |
「iceGUARD 6」は、氷上性能に加えてウェット性能の向上を図り、顧客ニーズへ対応したタイヤとして2017年に発売されています。
iceGUARD 6に採用された主な技術は「非対称パターン」と「プレミアム吸水ゴム」です。
非対称のトレッドパターンはiceGUARD 6専用となっており、タイヤのイン側では氷の路面、アウト側では雪の積もった路面で力を発揮する仕組みです。タイヤの側面強度が高まり、装着した車の操縦感覚が良好となっている点は特筆すべきでしょう。
プレミアム吸水ゴムにより、凍った路面に残っている水膜の吸水効果を高めています。
積雪・凍結が多い | ◎ |
ほぼ積雪・凍結しない | 〇 |
費用を抑えたい | 〇 |
第1位:iceGUARD 7
対応サイズ(インチ) | 13~20 |
発売日(発売年) | 2021年 |
iceGUARDブランドのニューモデルが「iceGUARD 7」です。
iceGUARD 7では、歴代モデルで一貫して取り組んできた氷上性能の進化を推し進めたのがトピックとなっています。
歴代モデルでは最大となった接地面積と溝エッジ量を兼ね備えた専用のトレッドパターンを採用。加えて、装着し始めた段階や摩耗が進んだ段階での氷上性能がアップしています。
また、コンパウンドもiceGUARD 7専用の吸水ゴムを採用。凍った路面に残る水膜を素早く吸い取り、ポリマーとシリカ、各成分の働きによってゴムが柔軟となり、氷へ密着しやすくなっています。
積雪・凍結が多い | ◎ |
ほぼ積雪・凍結しない | ◎ |
費用を抑えたい | 〇 |
ヨコハマタイヤの売りは高いトータルバランス
横浜ゴムは、日本でもっとも古いタイヤメーカーであり、常に世界シェアTOP10に入る巨大タイヤメーカー。スタッドレスタイヤではブリヂストンの影に隠れがちであるものの、ウェットグリップの高さと氷上・雪上性能の高さは間違いなく国内トップレベルです。
そのうえ静粛性や燃費性能も高く、乾燥路面でもサマータイヤと遜色ない走りができるヨコハマタイヤは、地域や路面状態を問わない高いトータルバランスが持ち味といえるでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...