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ソフト99のレインドロップを実際に使って評価!洗車機との違いも検証

コーティングのポイント

これから年末にかけ、クルマの大掃除を控えている方もいらっしゃると思います。そこで、コーティング作業も自分で行いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで、簡単にコーティング施工における、3つのポイントをまとめました。

①溶剤を塗ったまま乾燥させない

コーティング剤を上手に塗るポイントは、溶剤を塗ったまま乾燥させないことです。少し水分を含んだ状態でキレイに塗り伸ばすイメージがよいでしょう。一気に全部仕上げるわけでは無く、ボンネット、バンパー、ドアなど、順番に仕上げ、塗りムラ、塗り忘れをしないようにする方法です。

②四角い枠を塗りつぶすイメージで

キレイに塗り伸ばすためには、まず四角い枠を取り、その中を直線的に塗りつぶすようにタオルを動かすことが、プロも行っている方法です。

③余分な溶剤を拭きとる

クロスを裏返すか、乾燥した新しいクロスを用意し、余分な溶剤を拭きとるという方法は、塗りムラを防ぐ効果があり、プロも実際に行っています。

実際に使ってみた

ペルシードの時同様に、筆者が所有する車両のボンネットで使ってみたいと思います。

ボンネットの状態

  • 中古で購入した3オーナー目
  • 前回のペルシードを施工した時に、鉄粉落とし、水垢落としを実施済み(約3か月前)
  • やや小ぎれいな、やや昔のレガシーといったイメージ

ガラスの状態

  • 10月にコンパウンドによる簡易研磨・油膜取り・ペルシードを実施
  • 11月頭に洗車機に入れた時に、窓も撥水溶剤がかかっています
  • 中古の割に、窓の状態は良好

施工の条件

  • 自宅の駐車場で、ホースと、タオルを使い、プロのような特殊ツールは使用しない
  • 日差しが弱まる16時以降に作業

この状態と条件で、レインドロップを半分だけ施工します。

既にペルシードの効果もすでに怪しく、11月頭にガソリンスタンドで機械洗車をした状態ですので、レインドロップが考えている洗車機もOK、他のコーティングの上に乗せても大丈夫という内容を確かめられる状態です。

ガラスに関しては、半分だけ塗って比較します。

※コーティングのための下地作りは、ペルシードの記事をご参照ください。

下洗いをする

※下洗い後

11月頭に機械洗車をして、数日経過したばかりなので、ボディ・ガラスとも、さほど汚れておらず、イオンデポジットも少ない状態です。若干の花粉や、細かい砂が載っているくらいの状態でした。

下洗いは、最初に大きな汚れは水で流し、次にカーシャンプーで汚れを浮かし、また水でそれらを流し、最後に拭きあげました。

カーシャンプーおすすめ人気12選と選び方|ノーコンパウンドタイプが売れ筋

コーティング剤を塗り広げる

※施工後

施工後の仕上がりは、ガラス・ボディともに、コーティング剤によるツヤや、窓ガラスの撥水具合はほぼ同等といえるでしょう。
簡単施行で不満もない代わり、プロ施行のような驚きには至らない感じです。

撮影後に、何製品か拭き心地を確認しましたが、レインドロップは少し重ための印象でした。溶剤の比較的粘り気が強いと思われますが、塗り広げた後に、タオルの面を変え硬く絞った面でもう一度拭くと、キレイに仕上がります。

この2度拭きが、レインドロップで施工するときの、隠れたポイントになるでしょう。少し洗車慣れしている人向きかもしれません。

水弾きを確認する

※水滴の確認

最後に確認のために、もう一度シャワーをかけました。

ガラス編

ポイントとしては、洗車機の溶剤と比較して、レインドロップはガラス面の水弾きが非常に優れています。また、その後の走行で、太陽光や街灯の光の反射による視界不良は少なく感じました。

ガラスは、水弾きだけにスポットしがちですが、雨が降っていない時のことも考えることも、ガラスコーティング剤選びのポイントでしょう。

ガラコの選び方&正しい使い方|DIYでガラスに撥水コーティング!スマホにも使える?

ボディ編

ボディに関しては、目に見えて大きな差があるわけではありませんが、溶剤が一緒のため、窓ガラスと同じ特徴がでていました。

例えば、水滴が落ちるときに、ある程度のサイズになります。これは、いずれも同じようなサイズで落ちていくので、差は無いように見えますが、その軌跡をみると、極めてわずかではありますが、点々と小さい水滴が残っているのが洗車機の溶剤でした。

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こういった水滴が、日差しや、紫外線に晒され乾燥すると、イオンデポジットや塗装を悪くする原因になります。そういった点で、極めてわずかな差ではありますが、レインドロップが優位に立つポイントといえるでしょう。

留意していただきたいことは、既に、下地処理を済ませた車での施工だったので、この仕上がりになっているということです。

コーティング剤は、塗装の保護が目的で、汚れを落とすようには作られていないので、水垢落としや鉄粉落としをして、汚れが無い、もしくは少ない状態での施工を前提としています。

【簡単】車の水垢はなぜできる?原因やおすすめの落とし方

例えば、汚れをコーティング剤で閉じ込めてしまうと、コーティングを落とさないと汚れが落ちなくなります。これが、ピカピカの仕上がりを目指すために下地作りが重要な理由です。

自身がどういった仕上がりを想像しているか次第で、どこまで下地の洗車をするか異なります。もし、広告通りの仕上がりを期待するのであれば、新車でない限り水垢、鉄粉、軽い研磨などは、予定しておくべきでしょう。

キーパーコーティングを実際に試した記事はこちらから!

こちらの記事では自分でコーティングをするのではなく、業者に依頼したいという方向けに、業界最大手のキーパーまで取材しています。業者への施工依頼を検討している方はぜひ参考にしてください!

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執筆者プロフィール
渡辺 喬俊
渡辺 喬俊
1986年生まれ、元システムエンジニアからクルマ業界へ転身、社外品サスペンションの試作や、ドライビングサポートのセンサー部品テストドライバーの仕事を経験。愛車はSW20 MR2とBP5 レガシィ。壊れない車が欲し...

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