新型セレナに初搭載された日産の自動運転技術「プロパイロット」とは?性能や注意点を解説!

日産が伊勢志摩サミットで披露した自動運転技術「プロパイロット」。市販車への導入は2016年を予定しています。最先端の技術を結集した「プロパイロット」とは、一体どのようなものなのか?この記事では、自動運転技術「プロパイロット」について解説しています。

日産の自動運転技術「プロパイロット」、G7伊勢志摩サミットで披露!

「プロパイロット」とは?

日産は、6月26日から27日にかけて開催されたG7伊勢志摩サミットにおいて、最新の「プロパイロット」を披露しました。

「プロパイロット」とは、日産が開発した最新の自動運転技術です。

デモ走行では、EUの議長ドナルド・トゥスク氏が「プロパイロット」を搭載した車両に試乗して、自動運転を体験しています。

新型セレナに初搭載された「プロパイロット」とは?

8月24日 新型セレナ発売開始

新型セレナ

2016年8月24日、新型セレナが発売開始されました。日産の自動運転システム「プロパイロット」を搭載した初の市販車となります。

新型セレナはプロパイロットだけではなく、スマートルームミラーやアラウンドビューモニター、インテリジェントパーキングアシストなどの最新技術が盛り込まれています。詳しくは下記のページをご覧ください。

プロパイロットってどんな機能!?

「プロパイロット」は日産が開発する自動運転技術。高速道路の同じ車線での走行を自動運転によってサポートする機能で日本初の技術です。

プロパイロットは、前を走行している車との車間距離を把握して、停車したり前進したりを自動で促す機能です。イスラエルのモービルアイ社の高機能カメラが車線や車を認識して道路の中央を走行。このことで渋滞の際の運転で、いちいち停止したり前進したりしなくて済みます。

高速道路での、単調な“渋滞走行”と長時間の“巡航走行”。
セレナのプロパイロットは、この2つのシーンで、ドライバーに代わってアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御。
高速道路の運転で感じていたあのイライラやストレスが大幅に減るので、家族でのロングドライブが、これまで以上に楽しみになります。

出典:http://www2.nissan.co.jp/

出典:http://www.autocar.jp/

ドライバーが設定する速度で走行します。カーブではステアリングを制御、車両の割り込みにも対応することができるようです。
前に走る車や白線を素早く把握して、車のサイズ、フォルムを認識するほどの高機能のカメラでなくてはこの技術はなしえません。

プロパイロットを用いて運転すると、S字の道で綺麗に走行できるそうです。それにより不整路での運転も可能だと言われています。

「プロパイロット」を実現する二つの革新的自動運転技術

「プロパイロット」は、2つの革新的自動運転技術によって構成されています。

一つは、小型で高性能の「レーザースキャナー」です。
高精度の3次元計測により、車両の周囲にある物体との距離を正確に測定することで、安全に走行することができます。

もう一つは、遠くまで見渡せて360度の視野を持つ「8カメラシステム」です。きついカーブや交差点でも、車両の進行方向を正確に決めることができます。

日産は、これらの技術を日本と米国の一般・高速道路で、繰り返しテストしてきました。

プロパイロット紹介動画

プロパイロットの機能や使用方法・注意点を解説!

日産 セレナ

車間とレーンをキープし一定速度で走る

2016年8月に発売された新型セレナに、ミニバンクラスとしては世界で初めて自動運転技術が搭載されました。

プロパイロットは自動運転と言われていますが、実際にはむしろクルーズコントロールに近い機能です。ドライバーが設定した速度で、前の車との車間をキープしつつ走行します。また走行レーンから外れないようステアリング操作を支援するシステムです。

新型セレナに搭載されたプロパイロットはどんなシーンで活躍するのか、またプロパイロットの使用方法を解説します!

高速道路や自動車専用道路のみで使用可能

日産の自動運転技術「プロパイロット」は、高速道路での使用を前提としています。レーダーが信号や歩行者を検知した場合、プロパイロットは作動しないシステムとなっています。また、視界の悪い雨や雪の日の使用は避けた方が良さそうです。

プロパイロットの使用方法

プロパイロット

ハンドルについているボタンをプッシュすると、プロパイロットはスタンバイ状態に入り、運転席前のディスプレイに表示されます。

プロパイロットスイッチを押した後、ハンドルについているボタンで車速を設定します。車速は時速約30~100キロで設定することができます。車速を設定すればプロパイロットが開始されます。また先行車との車間距離は3段階から選べます。

プロパイロットが開始されると、先行車追随クルーズコントロール機能、レーンキープ機能が作動します。ハンドルから10秒以上手を離すと警告がなる仕様です。

手放し運転ができる条件は

・先行車がいる
・車速が時速10km以下

の場合のみです。つまり、高速道路での渋滞時にのみ使用できます。

プロパイロットの注意点は?

プロパイロットは、高速道路や自動車専用道路での渋滞時に便利な機能ですが、いくつか注意点も存在します。

まず、ハンドル操作に関しては運転者自ら操作しなければなりません。プロパイロットによる自動操作はあくまで「運転支援」であるため、ドライバーがしっかりとハンドルを握って操作する必要があります。

2つ目は、悪天候時に使用しないということです。視界が悪い日には、プロパイロットのレーダーが適切に先行車や障害物を認知しない可能性があります。万が一の事を考えて、雨天時や降雪時には使用しないようにしましょう。

【最新情報】新型セレナの販売が好調!

購入者の7割がプロパイロットを装着

2016年9月27日、日産自動車は8月24日より発売されているミニバン「セレナ」の販売台数を発表しました。

販売開始から約1ヶ月で2万784台を受注し、月間販売目標として設定していた8000台の約2.5倍を売り上げる結果となりました。

新型セレナは日産の自動運転技術「プロパイロット」を初めて搭載する市販車として発売前から注目を集めており、実際に購入した人々の約7割がプロパイロット装着モデルを購入したと発表しています。

新型セレナはプロパイロットだけでなく、ミドルクラスミニバンとしても高い評価を受けており、ファミリー向けの便利な機能が搭載されていることも好調の要因であると言えます。実際に購入者の年齢層は30代が28.5%、40代が34.4%となっており、主にファミリー層に購入されています。

自動で整列するイス「ProPILOT CHAIR(プロパイロットチェア)」公開!

行列を自動で進むイス

ProPILOT CHAIR(プロパイロットチェア)

出典:http://car.watch.impress.co.jp/

プロパイロットチェア

2016年9月26日、日産は同社の自動運転システム「プロパイロット」を応用したオートパイロットチェア「ProPILOT CHAIR(プロパイロット チェア)」を発表しました。

「行列を自動で進むイス」をコンセプトに、プロパイロットの性能を分かりやすく、なおかつインパクトのある方法で紹介するため開発されました。一列に並んで配置されたプロパイロットチェアは、行列の最前列まで進み、順番待ちが終わった人がプロパイロットチェアから立ち上がると、自動で最後尾まで戻ってくシステムになっています。

Youtubeで公開されたイメージビデオでは、順番待ちをする人々が読書をしたり会話を楽しんだりと、行列にストレスを感じずに楽しんでいる様子を紹介しています。

プロパイロット

プロパイロット

日産は、より多くの人々を行列(渋滞)のストレスの軽減を目標に、無償貸与する店舗を募集しています。「#NissanProPilotChair #Wanted」の2つのハッシュタグを付け、店舗名や店舗情報をが分かるサイトのURLを記載してTwitterに投稿することで応募することができます。

情報や走行条件を精査した上で、事務局より連絡が届くようです。

詳しい情報に関しては日産公式HPをご覧ください。

プロパイロットチェア解説動画

プロ パイロットの本格的な普及は2020年!

日本市場への導入は今年!

日産は、混雑した高速道路上での自動運転技術「プロパイロット1.0」を2016年内に日本市場へ導入し、その後、欧州、米国、中国でも展開する予定です。

そして2018年までには、高速道路での車線変更を自動で行なう、複数レーンでの自動運転技術の実用化を目指し、東京オリンピックが開催される2020年には、交差点を含む一般道での自動運転技術を市場に投入する予定となっています。

「プロパイロット」を含む自動運転技術の進化に期待!

日産はプロパイロットを始め、日産は2018年を目標に高速道路での複数車線の自動運転、2020年には市街地での交差点での自動運転を実現させる予定です。

日産の自動運転技術「プロパイロット」について、ご理解いただけましたか?

今回の伊勢志摩サミットにおいては、日産に限らず、日本の各自動車メーカーも自社製の自動運転技術を披露しています。
自動運転技術は、それほど注目すべき技術だということです。

各社が自動運転技術の開発を競い合えば、間違いなく技術水準は上がっていくので、今後の自動運転技術の進化に期待が高まりますね!

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