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【次期G’sグレード】新型GRモデルとは?ヴィッツやアクアなどの採用車種について

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)を起点としたスポーツパフォーマンG's(ジーズ)やスポーツグレード「RS」がなくなり、GRMN、GR、GRスポーツが投入されることになりました。これらには新型プリウス、C-HR、ヴィッツ、アクアなどが採用するとのことです。複雑に見えるブランド展開ですが、一体何が違うのか紹介していきたいと思います。

トヨタのG'sとは何か

トヨタ プリウスG's

2010 東京オートサロン トヨタ G'sプリウス

G's(ジーズ)とはトヨタが展開するコンバージョン車ブランドのシリーズ名称であり、コンバージョン車とは外装や内装、走行性能などを特別仕様で少量生産方式で制作したコンプリートカーです。
コンプリートカーといえば、チューニングショップやメーカー系チューニングパーツメーカー(トヨタでいえばTRD)が行いますが、G'sはトヨタ内のレーシングブランド・TOYOTA GAZOO Racing(TGR)によるもので、トヨタ社内で立ち上げられた新ブランドと行って良いでしょう。
ちなみにG'sモデルが初めて公開されたのは東京オートサロンであり、車両は発売前の86コンセプトカーのFT-86、ノア、ヴォクシー、マークX、プリウスでした。

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ハイブリッドカーやミニバンを対象としたコンプリートカー

2016年モデル トヨタ・ヴォクシーZS"G's"

2016年モデル トヨタ ヴォクシー ZS G's

コンプリートカーといえば、スポーツカーをベースに制作することが多いですが、車を1台しか持てないユーザーにとっては、スポーツカーを選ぶのは難しいこともあります。家族持ちの若い方であれば尚更でしょう。
しかし、スポーツカーならではのスタイリングや走りを諦めたくないという方に向け、G'sではハイブリッドカーやミニバンを主に制作しています。

外観のみでなく、ボディ・サスペンション・エンジンまで手を入れる作り込み

2013年モデル トヨタ・マークX G's

2013 トヨタ マークX G's

“G's”専用 チューニングサスペンション

トヨタ GAZOO Racing G's 専用 チューニングサスペンション

トヨタ・ノア G's アンダーボディ補強ヵ所

トヨタ ノア G's アンダーボディ補強ヵ所

コンプリートカーといっても、メーカーが作るものであれば外観や内装の変更のみのように思いますが、G'sシリーズの車両はGAZOO RACINGテストドライバーが開発を担当しています。
ボディは特別に強化され、サスペンションも純正よりもパフォーマンスが高いです。
G's と名乗る車両にも、開発陣が納得いくまでテストが行われ、台数限定のコンプリートカーであっても手を抜くことはないです。

G'sとRSはGRとGRスポーツへそれぞれ名称変更!

トヨタ 86 GRMN 2016

これまで紹介してきたG'sは、「GR(ジーアール)」という名称に変更される見込みです。
また、これまでトヨタ・オーリスとヴィッツのスポーツグレードであった「RS(アールエス)」は「GRスポーツ(ジーアールスポーツ)」へと名称変更がされます。
これらGRという名称の由来は「Gazoo Racing」の頭文字をとったものです。
この名称変更には、トヨタ自動車の豊田章男社長が「GRMNやら、G’sやら、いろいろあってわかりにくいから統一しよう」という一声が発端だったという内部情報のリークがあります。

GRMN・GR・GRスポーツのヒエラルキー

紹介したコンバージョン車ブランドシリーズの新名称から、GR、GRスポーツ、そして既存のGRMN(グロム)のヒエラルキーは上ツイッター画像のようになります。
これまで、GRMNシリーズは86、ヴィッツ、マークX、ヴィッツ、iQで台数限定で発売されてきましたが、Gazoo Racingが手がけるGRMNとGR、そしてスポーツスペックのGRスポーツは、新たな車種が続々出てくる事が予想されます。
この名称変更のニュースから、トヨタの新たなスポーツ車種が生み出される期待もあり、スポーツカーファン、カスタムカーファンにとっては朗報でしょう。

トヨタ新型プリウスにGRモデル登場

GRが付く新車の登場として、まずプリウスGRが挙げられます。
いままで、プリウスにRSグレードまたはG'sはなかったため、新たなGR車種の登場に期待がかかります。
発売日は2017年10月で価格は350万円になると予想されます。

プリウスからの変更箇所

通常のプリウスから変更される箇所は以下のような見通しです。

●ドア開口部とロッカーフランジにスポット溶接
●前後補強ブレースの追加
●チューニングサスペンション (全高を約15mmダウン)
●コイルスプリングのバネレート強化
●スポーツブレーキパッド
●18インチアルミホイール
●本革巻き4本スポークステアリングホイール
●G’s専用LEDイルミ付きフロントバンパー&ラジエーターグリル
●G’s専用マフラー
●G’s専用フロントスポーティシート
●ラメ入りピアノブラック塗装インテリアパネル
●センターメータ-にG’s専用画面

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トヨタ ヴィッツGRMN2登場は確実

トヨタ ヴィッツ GRMN 5ドア 2017年6月

トヨタはジュネーブモーターショーにおいて新型ヤリスGRMNを発表しました。
ヤリスとはヴィッツの欧州市場での車両名称です。
日本ではすでに4年前の2013年に「ヴィッツGRMNターボ」を200台限定で販売していますが、今回はヴィッツGRMN2として欧州販売のヤリスGRMNを同じ仕様になる事が予想されます。
また、公道テスト走行のスパイショットもあるため発売は確実でしょう。
エンジンは1.8L 直列4気筒DOHCスーパーチャージャーで220馬力と歴代ヴィッツで最高出力となる見込みです。
発売は2017年10月で価格は350万円になると予想されます。

新型ヴィッツについての記事はこちら

トヨタ C-HR GR登場なるか

2016年ニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場したトヨタ・CH-R

トヨタ C-HR

デビューから大ヒットしているトヨタ・C-HRは、GRが登場される見方がされています。
トヨタは2016年ニュルブルクリンク24時間耐久レースで発売前のC-HRで出場したことがあり、見事完走し総合84位・クラス3位という好成績を記録しました。
この時の車両が、C-HRのガソリン車をベースに1.2L 直列4気筒DOHCターボを150馬力まで引き上げた仕様でした。

では、C-HR GRもガソリン車ベースに150馬力までなるかというと、その見方は薄く、過去に発売されたヴィッツ、ノアのG'sは最高出力の変更はなかったため、C-HR GRもパワートレインに変更はないでしょう。
そこで考えられるのがガソリン車、ハイブリッド車それぞれにGRを用意することです。
発売日は2018年春ごろで、価格はガソリン車が300万円、ハイブリッド車が320万円と予想されます。
ニュルブルクリンクで鍛えられたC-HRの登場は待ち遠しいです。

トヨタ・C-HRカスタムパーツについての記事はこちら

ニュルブルクリンク24時間耐久レースについての記事はこちら

トヨタ TGR披露で高まるアクアGRMNの登場

TOYOTA GAZOO Racing、およびLEXUS GAZOO Racingは、2017年1月に行われた東京オートサロンでヴィッツとアクアのコンプリートカー「アクアTGR」と「ヴィッツTGR」を発表し、ヴィッツTGRはヴィッツGRMN2に相当し、アクアTGRはアクアGRMNとして発売されると思われます。
しかし、GRMNシリーズは過去にハイブリッド車で制作されたことがなく、今回のアクアは「アクアGR2」として販売される事が有力です。
パワートレインはそのままに、ボディ補強、サスペンションの変更、その他に外装、内装がGR仕様になると見られます。
アクアGR2の発売はプリウスGR同時期の2017年10月で、価格は230万円になると考えられます。

新型アクアについての記事はこちら

GRに新たに加わるルーミー/タンク

2016年モデル トヨタ・ルーミー

トヨタ ルーミー

トヨタがGRに新たに加えるようとしているのがトヨタのトールワゴンであるルーミー、およびタンクです。
ノアG'sの発売から、これといったファミリーカーにG'sまたはGRMNを出してなかったGAZOO Racingは、ここにきて東京モーターショー出品に向けルーミーとタンクにGRを設けると見られており、しかもGRでありながらエンジンにターボ搭載という見方もされています。
詳細なことはまだまだ不明ですが、2017年東京モーターショーで発表し、2018年1月には発売と考えられます。

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トヨタ次期クラウンにGRMN登場なるか!

デビューが予想される次期クラウンですが、クラウンGRMNの登場にも期待がかかっています。
トヨタ・マークX GRMNを発売したことで反響が大きく、新たなセダンのGRMNは登場してほしいところです。
しかし、最近になり次期クラウンにはクラウンGR、またはクラウンGRMNという見方が多くされており、予想されるパワートレインは3.5L V型6気筒DOHCターボで400馬力超えすると見られています。
発売はまだまだ先で2019年になるとなりますが、マークX GRMNと同様にクラッチ付きの6速MT登場ということにも期待がかかります。

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今後のGRグレード展開に期待

トヨタ アクア G G's 2014年

GRについて紹介していきましたが、いかがでしたか。
TOYOTA GAZOO RacingのスポーツブランドとしてGRで統一させた「GRMN」、「GR」、「GRスポーツ」は、これからのトヨタ車両のレーシングモデルがより鮮明にわかりやすく、イメージ力アップにつながるでしょう。
メルセデスベンツのAMG、BMWのM、アウディのアウディスポーツといったようにブランド力向上の活性化にもなります。
これかのGRモデルに注目し、新しい情報が入り次第、随時追って紹介したいと思います。

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この記事の執筆者

池田ゆうきこの執筆者の詳細プロフィール

車も好きですが、実はバイクも好き。車の得意分野は1980年代・1990年代の国産ピュアスポーツカーと軽自動車で、国内・海外のモータースポーツは常にチェックしています。最近はイギリス車やフランス車にも興味有り。...