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「前大会は発売前のトヨタbZ4X」2023年箱根駅伝の先導車は何?大本命はトヨタのあの車

毎年お正月に行われる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は、東京・読売新聞社前〜箱根・芦ノ湖間を10人でタスキを繋ぐ長距離リレーマラソンです。

もちろん、主役は2日間に渡って217.1kmを走り切る選手たちと、掛け声で選手を支える各大学の監督。しかし、車好きにとっては大会をサポートする車両も箱根駅伝の見どころのひとつになっています。

前大会では発売前のトヨタ bZ4Xが大会本部車として走行し話題を呼びました。2023年の第99回大会はどのような車が登場するのかを予想します。

駅伝の先導車とは何をする車?

©sportpoint/stock.adobe.com

駅伝の先導車とはいっても、それぞれ役割が異なります。テレビ中継や沿道応援でよく目にする車は「大会本部車」「大会会長車」「運営管理車」「広報車」「技術総務車」などです。そのほかにも走路の最後尾を走り、選手のトラブルなどに対応する「緊急対応車」や、資材搬入のためのトラックなど、多くの車によって箱根駅伝は支えられています。

「広報車」や「技術総務車」は走路の安全確認や、沿道の観客に選手が近づいていることを知らせるための車であり、比較的コンパクトな車が起用されます。「運営管理車」は各大学の監督とアシスタントに加えて、大会運営側委員なども乗車するため、大人数が乗れるミニバンがよく選ばれます。

「大会本部車」と「大会会長車」は審判員を乗せる車で、先頭集団の後ろを走行することが多く、よく目立つことから大型セダンや話題性のある車が多く起用されるのがこれまでの傾向です。2011年以降はすべての大会関係車両をトヨタが供給しており、それぞれの車の運転手も直営教習所であるトヨタドライビングスクールの教官が務めています。

前年の箱根駅伝はトヨタ bZ4Xが話題に!

2022年第98回箱根駅伝では、直近の1月に発売予定となっていた新型ノア/ヴォクシーが起用されるかと思いきや、監督らが乗る運営管理車はアルファードとヴェルファイアでした。

その代わり、大会本部車には発売前のbZ4Xがお目見え。bZ4Xはスバルとトヨタが共同開発した電気自動車で、実際に発売されたのは当年の5月でした。当時、bZ4Xのワールドプレミアはすでに済んでいたものの、予想外の車の登場に「あの車は何?」とSNSなどで大きな話題になりました。bZ4Xは第98回箱根駅伝が公道初走行だったそうです。

技術総務車には、2021年9月に発売したばかりのカローラクロスが用いられ、広報車には、同じく10月にフルモデルチェンジしたばかりのGR86を起用。大会会長車は前年と同じく世界に2台しかないとされるセンチュリーGRMNが務めました。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

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