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「前大会は発売前のトヨタbZ4X」2023年箱根駅伝の先導車は何?大本命はトヨタのあの車

2023年第99回大会の先導車は何になる?

トヨタ プリウス(5代目)

大会前に車両を含む大会運営に関わる情報を開示することは、大会主催者である関東学生陸上競技連盟によって認められていないため、関係者以外は大会車両を駅伝当日まで知ることはできません。しかし、これまでの傾向から起用される先導車はある程度予想できます。

大会会長車は例年通り、トヨタと箱根駅伝の顔として定着しつつあるセンチュリーGRMNが用いられるでしょう。運営管理車は新型ノア/ヴォクシーの可能性が濃厚です。広報車や技術総務車は、bZ4Xが手堅いものの、9月に発売したクラウンクロスオーバー、もしくは8月に追加されたヤリスクロスGR SPORTが起用される可能性もあります。

そして一番の注目は大会本部車。2022年11月16日にワールドプレミアが行われ、今冬に発売予定とされている新型プリウスが大会本部車の大本命です。また、モーターで走行できる距離が長い新型プリウスのPHEVモデルが登場する可能性も十分にありえます。

もしかしたらクラウンスポーツの登場も?

トヨタ 16代目クラウン スポーツ(プロトタイプ)
トヨタ 16代目クラウン スポーツ(プロトタイプ)

ほかに登場の可能性がある車といえば、2023年の発売が予告されているクラウンスポーツ。もしくは残りのクラウンシリーズのセダンとエステートが挙げられます。

これら残りのクラウンシリーズが登場すれば再び大きな話題となるでしょう。

それぞれの車の役割は異なる可能性はあるものの、第99回大会で起用される先導車は以上の車が予想されます。東京箱根間往復大学駅伝競走のスタートは、2023年1月2日午前8時です。いずれにせよ先導車はそのとき明らかになります。

今後は駅伝の先導車もEVになる?

©Stefan Redel / stock.adobe.com

EVの環境性能に関してはさまざまな見方がありますが、走行中に有害物質や二酸化炭素を排出しない電気自動車(BEV)や水素燃料電池車(FCV)は、間違いなく駅伝の先導車として最適な車です。第97回大会からは、先導の白バイも電動バイクに置き替えられています。

すべての車両をBEVやFCVにできればベストではあるものの、トヨタにとって箱根駅伝は協賛する広告媒体であることから、選手たちのパフォーマンスや健康へ配慮しながら、収益に結びつく自社の営業アピールをしなくてはなりません。

各先導車は、排気ガスの浄化性能が低下する微低速走行となることから、選手から適切な距離を取って走行しています。またトヨタはこれまで歴代プリウスやアクアなど、より排気ガスがクリーンな最新の車を積極的に提供してきました。走行時もハイブリッドカーのEVモードを積極的に使用し、近年は水素燃料電池を搭載した試作車のグランエースも緊急対応車として走らせています。

現状、トヨタが国内でラインナップするゼロエミッション車は、小型モビリティとレクサス車を除けばFCVのMIRAIとBEVのbZ4Xのみです。国外EVメーカーの躍進により戦略の見直しを迫られているトヨタではあるものの、EVシフトの準備は着実に進められているものと思われます。

多くの自動車メーカーがEVへの完全転換を掲げている2025年を目処として、トヨタにもなんらかの動きがあるでしょう。数年先には、箱根駅伝の先導車は完全にEVへと切り替わるものと予想されます。

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執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

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