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オイル交換のやり方と手順|自分で行うメリットやお店で交換するには?

エンジンオイル交換はいつ行う?

©Mario Beauregard/stock.adobe.com

エンジンオイル交換のタイミングは、ガソリン車であれば1万5,000kmごと、ガソリンターボ車であれば5,000kmごとが目安です。また、オイルレベルゲージで油量をチェックし、減っていたら交換が必要です。

ただし、エンジンオイル交換後すぐに油量が減ってしまうようなら、エンジンオイル漏れのおそれがあります。この場合はディーラーや整備工場へ、ただちに相談しましょう。

エンジンオイル 交換時期の目安や頻度は?主要メーカー公式回答まとめ

エンジンオイル交換のやり方

エンジンオイル交換手順

エンジンオイル交換の手順を、以下にまとめました。

1. 車をジャッキアップする

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ジャッキアップする前に数分間エンジンをかけ、エンジンオイルを温めてサラサラにします。これにより、古いオイルが抜きやすくなります。その後エンジンを切ってジャッキアップしましょう。

ジャッキアップする「ジャッキ」は車を持ち上げるためのもの。長時間車を支えておくためには「ジャッキスタンド」も必要です。必ず用意しましょう。

車用ジャッキ&ジャッキスタンドおすすめ人気ランキング|使い方やジャッキアップの方法も

2. 古いエンジンオイルを抜く

オイルキャップ(フィラキャップ)を外し、ドレンボルトの下に廃油処理箱をセットします。その後ドレンボルトを外し、古いエンジンオイルを抜いていきます

ドレンボルトはかなり固いので、ボルトを傷めないよう注意しながらゆるめましょう。

3. ワッシャーを交換し、ドレンボルトを締めなおす

オイル交換時、ドレンボルトのワッシャー(パッキン)は、新品に交換する必要があります。古いオイルを抜いたら、ドレンボルトに新しいワッシャーをはめ、取り付けましょう。

廃油は固まるのを待ってから、可燃ごみとして処理します。

4. 車をジャッキスタンドから降ろす

ドレンボルトを締めたことを必ず確認してから、車をジャッキスタンドから降ろします。

5. 新しいエンジンオイルを注ぐ

オイルキャップの部分にじょうごをセットし、計量カップで適正なエンジンオイル量を測り、注ぎます。

6. オイルレベルゲージで油量をチェック

新しいエンジンオイルを入れたら、オイルレベルゲージで油量を確認しましょう。LとHのラインの間に水面があればOK。

新しいオイルを入れたのに油量が減っていくようなら、オイルが漏れている可能性があります。

エンジンオイル交換は上抜き?下抜き?

いま紹介したのは、車下部にあるドレンボルトから古いオイルを抜く「下抜き」の方法です。

これに対し、オイルレベルゲージが刺さっている箇所から古いオイルを抜く「上抜き」という方法もあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、状況に応じて使い分けるのもおすすめです。

メリットデメリット
上抜き・リフトアップ不要
・作業時間が速い
・車種によってはできない
・オイルフィルター交換はできない
・オイルチェンジャーが必要
下抜き・どんな車種でもOK
・オイルフィルター交換と並行作業できる
・下回り点検も並行作業できる
・リフトアップの手間がある
・作業時間がかかる

オイル交換のみの場合は上抜き

ジャッキアップが不要な上抜きは、作業時間が短いことが最大のメリットです。カー用品店の整備サービスなどでも、時間短縮のために上抜きをしてくれる場合があります。

  1. オイルレベルゲージを抜き出す
  2. オイルレベルゲージ挿入口から、オイルチェンジャーのホースを入れる
  3. ゆっくりとオイルパンの底まで押し込み、エンジンオイルを抜く
  4. ホースを回転させたりして、オイルパンの中に残ったオイルを吸い出す
  5. 完了したらオイルチェンジャーのホースを抜き、オイルレベルゲージを戻す

「オイルチェンジャー」という器具が必要ですが、エンジンオイル交換のみの場合はおすすめの方法です。

オイルフィルター交換を行う場合は下抜き

オイルフィルター(オイルエレメント)交換は、車体下部からしか行なえません。したがって、オイル交換とオイルフィルター交換を行う場合は、ジャッキアップして下抜きを行いましょう。

同時に、オイル漏れやフルード漏れ、車体下部の破損などの確認も行うと安心です。

オイルフィルターとは?交換時期や方法、費用まで解説!

オイル交換を自分でやるメリットは?

©︎Zoran Zeremski/stock.adobe.com

エンジンオイル交換は整備士免許がなくても、自分で行ってよい整備です。オイル交換を自分で行うメリットや注意点には次のようなものが挙げられます。

自分で行うと交換費用(工賃)がかからない

ディーラー、整備業者、カー用品店、ガソリンスタンドでオイル交換を行うと、交換費用(工賃)がかかります。車種や作業内容によって異なりますが、500~2,000円ほど。新品のエンジンオイルを購入する場合は、これに購入費用がかかる場合があります。

少しでも安くオイル交換を行いたいなら、自分で行うのがよいでしょう。

自分で行った場合は正しい廃油処理を

ディーラー、整備業者、カー用品店、ガソリンスタンドでオイル交換を行った場合、古いエンジンオイルの処理は店舗にお任せできます。

自分でオイル交換した際は、古いエンジンオイルを正しい方法で破棄する必要があります。

最も手軽な方法は、ホームセンターなどで販売されている廃油処理箱を使うことです。古いオイルごと燃やせるゴミとして捨てることができますが、自治体によって異なる場合があります。

自分でエンジンオイル交換を行う前に、自分の住む自治体の廃油の処理方法を確認しましょう。

エンジンオイルの廃棄方法とは?廃油の正しい捨て方を解説

お店や整備工場でオイル交換するには?

お店や整備工場でのオイル交換のやり方

ディーラー、整備業者、カー用品店、ガソリンスタンドにオイル交換を依頼した場合も、やり方は基本的に同じです。上抜き、下抜きになるかは、作業前に確認してみましょう。

車の状態によっては、オイル交換に加えてその他の整備も提案してもらえる場合があります。

例として、オートバックスでのオイル交換のやり方・交換手順を紹介します。

お店でのオイル交換に必要なもの

ディーラー、整備業者、カー用品店、ガソリンスタンドでのオイル交換時には、車検証と整備手帳があればOK。新しいエンジンオイルを持ち込む必要は、基本的にはありません。

車検証や整備手帳があればお任せでOK

車検証からは車の型式や年式が、整備手帳からはこれまでの整備履歴がわかります。エンジンオイルに詳しくない方は、スタッフにそれらを見せればOK。おすすめのエンジンオイルについて、提案してもらえます。

希望するエンジンオイルがあれば交換前に相談しよう

愛用しているエンジンオイルがある場合は、スタッフに相談しましょう。自分で持ち込んだエンジンオイルを使う場合は、工賃が変わることがあります。

電話やweb、アプリで事前予約するのがおすすめ

オイル交換は15~30分と長時間の整備ではありませんが、混雑時は待ち時間が発生する場合があります。

オートバックスなど大手カー用品店などでは、待ち時間短縮のために事前予約を推奨しています。飛び込み利用でない場合は、電話やweb、アプリで予約しましょう。

【整備士から一言】工賃はお店や工場によって異なる

オイル交換の前には、車をジャッキアップしてドレーンボルトを外しエンジンオイルを抜きます。オイルフィラーキャップを開けエンジンオイルを入れるだけと、オイル交換自体は単純な作業です。

自分で行えば工賃がかからないため、安く交換することができます。しかし、ジャッキアップしたり廃油の処理などの作業が発生するので、手間はかかります。

お店で交換するのであれば手間がかからず、プロに作業をお願いできるというがメリットです。ただし工賃が発生します。ディーラーなのか民間整備工場なのかで金額は大幅に異なります。

オイル交換をディーラーで行うメリット・デメリットとは

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執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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