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エンジンフラッシングは必要?効果と注意事項&フラッシングNGの車

カー用品店などで見かけるサービス「エンジンフラッシング」とは何をするのか?必要性と効果など、カーメンテナンスの疑問にお答えします。

フラッシングの必要性と効果

エンジン内部のイメージ画像

エンジンフラッシングとは、エンジン内部を洗浄(フラッシング)することを言います。

エンジンフラッシングは車のメンテナンスにおいて必須ではありません。定期点検をきちんと受け、取扱説明書に従ったオイル交換がされており、シビアコンディション(車に負荷のかかる走行が多い)でなければ、エンジンフラッシングを怠ったことによる故障はまずありません。

ただ、エンジンオイル交換サイクルが長くなってしまったり、シビアコンディションでの走行が多い場合は、エンジンフラッシングをしてみましょう。エンジンオイルの交換時期についてのメーカー公式回答をまとめた記事はこちらでご覧になれます。

長期的に見ればエンジンの寿命を伸ばす効果がある

エンジンフラッシングを実施したことによって、直接的にエンジンの調子がよくなった、パワーが出るようになった、燃費がよくなったという体感できる効果などは基本的にありません。

エンジンフラッシングをしてエンジンの調子がよくなったというより、同時に行われるエンジンオイルが新しく交換されたことによる効果の方が圧倒的に勝ります。

ただ、エンジン内部がきれいになることはエンジンの調子を保つことに繋がるため、エンジンの寿命を延ばす効果はあるといえます。

「エンジンフラッシングをして良くなった!」という感想を見かけたら、それはプラシーボ効果(思い込みによる錯覚)でしょう。

フラッシングのやり方と費用

① 機械式フラッシング

費用目安:6,000円~

エンジンフラッシング専用機械とエンジン内部を繋いで、洗浄剤をエンジン内部を循環させる方法です。エンジンオイルおよびオイルエレメントの交換を同時に行います。

整備工場やカー用品店などで利用できる、自分でエンジンフラッシングを行えないという人向けのメニューです。

② エンジンフラッシングオイル剤(エンジン内部洗浄剤)

費用目安:製品のみでは2,000円~、カー用品店での製品代と工賃で4,000円~。

これはDIYでできる方法です。(廃油の処理などが面倒で処理費用が発生することが多々あります)。上記の製品は代表的なものです。

オイルを抜いて、エンジンフラッシング剤を入れてしばらくエンジンをアイドリング、その後、抜いて新しいオイルを入れるなどという手順になりますが、製品により変わりますので、取扱説明書に従って作業してください。

なお、カー用品店でも、これらの製品を使ったエンジンフラッシングをしてくれるサービスがあります。

おすすめエンジンフラッシング剤

車のケミカル剤といえば「WAKO’S(ワコーズ)」が筆頭ブランドとなるでしょう。価格が高いですが、モータースポーツでも使用されスポンサーにもなっています。安心の製品です。

③ フラッシングオイル(簡易洗浄用オイル)

費用目安:2,000円~

前項②は、強化された洗浄剤が含まれたエンジンフラッシング剤ですが、これより安価なフラッシング用オイルを用いて、エンジンオイル交換時に実施する方法です。カー用品店で、エンジンオイル交換時の安価なオプションとして設定されていることが多くあります。

エンジンフラッシング時の注意

① エンジンフラッシングをしたらオイルフィルターは必ず交換しよう

エンジンフラッシングをすると、オイルフィルターの内部はかなり汚れが溜まります。

オイルフィルターを交換しないと、エンジンフラッシング後に入れた新しいオイルが、汚れたオイルフィルターを通って汚れてしまいます。これでは、エンジンフラッシングの意味がなくなります。

オイルフィルターとは?交換時期や方法、費用まで解説!

② 古い車、過走行車は注意。エンジンオイルのにじみのリスクあり

古い車や過走行車は、エンジン内部のシーリング(密閉するための部品)が劣化し、汚れなどの付着物がシーリングの役目を果たしていることがあります。

この場合、洗浄力の強いエンジンフラッシング剤を使用すると、シーリングに付着した汚れを溶かし、エンジンの密閉力がなくなり、そこからエンジンオイルがにじんでくる恐れがあります。

そんなリスクがあるときは、にじみ対策をしたエンジンフラッシング剤を使いましょう。

調子のいい過走行車(高年式車)へ!購入時やメンテナンスにおける注意点|おすすめのエンジンオイルの粘度や交換頻度は?

おすすめ“にじみ対策”エンジンフラッシング剤

にじみ対策をしたエンジンフラッシング剤の代表製品がこちら。「D1ケミカル」の「SOD-1」はにじみ対策をしながら、エンジン内部をきれいにしてくれます。

③ オイル交換をサボった車は故障のリスクあり

オイル交換を長い期間していないエンジン内部には汚れが蓄積しています。エンジンフラッシングをすることで、この汚れが浮き出て、エンジン内部のオイルの通り道を塞いでしまい、エンジントラブルのリスクとなります。

この場合のエンジンの故障の修理費は莫大となることはしばしばあり、廃車になることも。

普段からエンジンオイルは取扱説明書やディーラー、自動車整備工場の指示に従って点検、交換しましょう。ディーラーでのオイル交換に関してはこちらの記事をご覧ください。

フラッシングNGの車とは?

マツダ MX-30 のエンジン
2020年10月にデビューしたマツダのコンパクトSUVMX-30」のエンジン。

エンジンフラッシングは、エンジン内部をきれいにしてコンディションを保つ目的があります。しかし、エンジンフラッシングを実施しない方が良い車もあります。

特に、古い車や過走行車、レアな車は注意してください。エンジンフラッシングを実施するかどうかは、ディーラーや自動車整備工場へ相談しましょう。

エンジンフラッシングするかしないか、自分の判断だけでリスクとなることも。そして、エンジンオイル交換は取扱説明書、ディーラーの指示に従って定期的に。

ディーラー修理、飛び込み修理に関してはこちらの記事で解説しています!

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この記事の執筆者
MOBY編集部