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車のデイライトのメリットとデメリット|LEDが主流?取付け方や車検基準

デイライトとは?意味と役割

日中に点灯するヘッドライト
©Kadmy/stock.adobe.com

デイライトは日中の明るい時間帯にライトを点灯させることや、昼間点灯を目的としたライトのことです。スモールライトを点灯させても問題ないのですが、昼間点灯用のライト(=デイライト)が別で装備されているのが一般的です。

日中にライトを点灯させることは、歩行者や他車に自車を認識させやすくすることで事故を未然に防ぐ意味があります。日本においては商用車での運用がメインでしたが、近年は乗用車でもデイライトを装備する車が増えてきました。

デイライトの歴史

自動車の昼間点灯専用のデイライトは、交通事故防止のために1970年代から世界中で研究が始まりました。特に、北欧諸国などの高緯度の国では、活発的に昼間点灯の研究を行ってきました。

スウェーデンでは、1977年に世界初となる昼間点灯の義務化が開始されます。フィンランドの田舎では1972年頃から既に冬季のデイライト点灯が行われていましたが、1997年に季節を問わず全土で義務化されました。

日本では、1970年代から救急車やパトカーなどが昼間点灯を行っていました。1990年代には西日本の一部でデイライトが始められていましたが、ライトの消し忘れと勘違いされることが多く、結果的にはあまり普及しませんでした。

しかし、1995年になると、佐川急便が事故防止のために配達用のトラックでデイライトを始めました。それに伴い、多くの同業社がデイライトを実施することになりました。

近年では配達用トラックなどの商用車だけでなく、セダンミニバン、軽自動車といった多くの乗用車がデイライトを装備しています。

現在の主流はLEDデイライト

日中のあいだずっと点灯しているデイライトは、消費電力が低く寿命が長いLEDライトが主流です。

ヨーロッパではデイライト装着が義務化されていますが、LEDのデイライトが主流です。使用頻度が高まったことで、寿命が長く、バッテリー負荷の少ない電球のニーズが高まったと言えます。

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デイライトのメリットとデメリット

メリット①視認性が高まる

夜間だけでなく日中もデイライトにより、ライトが点灯していれば、歩行者や他車からの視認性が高まり、交通事故を減らすことができます。

真っ暗になる前の夕暮れ時や、雨や曇りの日の日中などは、ヘッドライトを点灯するタイミングがドライバーによって異なり、事故の危険性が高まります。

後述しますが、デイライトはスモールが点灯すると消灯する仕組みです。つまり、スモールライトが点灯していないときは常にONになりますので、常にライトを付けた状態で走ることができ、事故を減らすことに繋がります。

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メリット②ドレスアップの幅が広がる

プジョー508 プラグインハイブリッドのデイライト
プジョー508 プラグインハイブリッドのデイライト

メーカー純正のデイライトは、今や車のフロントデザインのかっこよさを決める大きな要素です。各メーカーが特徴あるデイライトの形や配列にこだわっています。

例えばプジョーは新型車のアイコンとして、ヘッドライトから下に伸びる牙のようなデイライトを採用しています。ライオンのエンブレムと相まって、猛獣のようなイメージを与えるかっこいいデザインです。

また、ドレスアップでデイライトを交換・後付けする人も少なくありません。

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デメリット①対向車や後続車のライトが眩しい

デイライトに限らず、「昨今の新型車はヘッドライトの位置が高くて眩しい」「ハイビームでなくても眩しい角度で走っている人がいて迷惑」など、ライトの点灯マナーに悩むドライバーは多くいるようです。

夜間だけ点灯するヘッドライトだけでなく「眩しくて危ないデイライトもある」という声も。これに関しては、現状のデイライトの照度(明るさ)基準が影響しているといえます。

日本車のデイライトは眩しすぎる?

2016年10月に道路運送車両に関する保安基準が改正され、デイライトの照度は1,440カンデラまでOKと明文化されました。デイライトが義務化となっているEUが1,200カンデラなのに対し、日本の保安基準では眩しすぎるという声も挙がっています。

詳しくは後述しますが、照度が基準値内であっても、ドライバーの迷惑になる明るさや色のデイライトは取り締まりの対象となる可能性がありますので注意が必要です。

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デメリット②キャンプや車中泊時に不便かも

キャンピングカー

デイライトの点灯・消灯はスモールと連動しており、原則としてデイライトを手動で点灯・消灯する機能は採用されていません。デイライトを消すには、車のエンジンを切るか、ヘッドライトやポジションランプを点灯させることになります。

そのため、デイライトを装備している車は、エンジンをかけている間は常にデイライトかヘッドライト(またはポジションランプ)を点灯していることになります。

オートキャンプや車中泊ではエンジンをかけて車載エアコンや電化製品を使いますが、 夜間は灯火類を点灯させてはいけません。常にライトが点灯してしまうデイライト装備車は、他の利用者の迷惑になってしまう可能性があります。

その点を考慮して、エンジンがかかっていてもパーキングブレーキがかかっている場合は、デイライトもヘッドライトも完全消灯する仕様を採用しているメーカーもあります。

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オートライト機能義務化でどうなる?

デイライトの点灯・消灯には「オートライト」という機能が大きく関わってきます。ONにしておけば、明るさ・暗さに合わせて車が自動的にヘッドライトを点灯してくれるという、無灯火走行の予防に有効な機能です。

2016年10月、自動車へのオートライト機能の搭載が義務化されました。2020年4月以降の新型車、継続を継続する車は2021年10月から、全ての車にオートライト機能が搭載されることになります。

国土交通省によればオートライト機能は「自動点灯に係る機能については、手動による解除ができないものでなければならない」そう。つまりオートライト機能がある車にはライトを「OFF」にするスイッチがないということです。

付け忘れはもちろん、消し忘れもなくなる便利な機能ですが、晴雨昼夜問わずライトが点灯しているとかえって見にくい、というドライバーもいるようです。

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デイライトの車検での保安基準

LEDデイライト
©Sebastian/stock.adobe.com

2016年10月の保安基準改正により、それまで「その他灯火類」扱いだったデイライトは、「昼間走行灯」という扱いになり、基準が明確化されました。

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第124条の2(昼間走行灯)」によれば、デイライトの保安基準は以下のとおりです。

  • 昼間走行灯の光度は、1,440cd 以下であること
  • 昼間走行灯の照射光線は、他の交通を妨げないものであること
  • 昼間走行灯の灯光の色は、白色であること
  • 昼間走行灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損していないこと
  • 昼間走行灯は、レンズ取付部に緩み、がた等がないこと
  • 昼間走行灯の照明部の大きさは、25 ㎠以上 200 ㎠以下であること

デイライトは白色以外はNGになった

最も注意すべきはデイライトの色です。2016年以前は、デイライトは「その他灯火類」として、赤とオレンジ以外の色でもOKでした。社外品も青や黄色のデイライトが多く販売され、ドレスアップを楽しむ人にも人気でした。

しかし現在は白のみと規定され、それ以外の色のデイライトを装着していると車検に通りません。さらに、白でもケルビン数が高いと検査員によっては「青」と判断し、車検に通らない可能性があります。

JIS規格の3,000~7,000ケルビンの、白のデイライトが安全といわれています。

基準値以下の明るさでも、交通の妨げになるとNG

2016年以前、デイライトは「その他灯火類」として300カンデラ以下の明るさに制限されていました。しかし改正後は1,440カンデラと、かなり明るいライトでもOKとなっています。

ただし、「照射光線は他の交通を妨げないものであること」という規定の通り、他車の幻惑の危険があるほど明るい、他車の迷惑になる光軸と判断された場合は、車検に通らない可能性があります。

照度が見直され、引き下げられる可能性も?

照度は1,440カンデラまでOKと明文化されたものの、デイライトが義務化となっているEUが1,200カンデラであることを踏まえ、今後基準値が引き下げられる可能性もある、という声もあります。

純正のデイライト装着車は問題ありませんが、ドレスアップなどで後付けデイライトを装着しているユーザーは、現在付けているデイライトでは今後車検に通らなくなるかもしれません。

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デイライトの後付け方法

1.電源を確保する

まずは、デイライトを点灯させるための電源を確保します。ACC電源かIGN電源の二つのうちからヒューズ電源を確保しましょう。この時注意することが、必ず同じアンペアのヒューズと交換することです。

2.デイライトを取り付ける

電源を確保できたら、デイライトを取り付けましょう。後付けキットにより、取り付け位置や方法は異なりますが、動画ではフロントグリルの上から取付けしています。

3.配線する

取り付けられたら、後は配線して完了です。配線は機械の動きに支障が出ないように固定する必要があります。デイライト付近に上手く固定できると良いでしょう。

デイライト装着は義務化される?

ヘッドライト
©sutichak /stock.adobe.com

ヨーロッパでは2011年にデイライトおよびオートライトが義務化されました。これを受けて日本でも2016年にオートライトの義務化が決定しましたが、デイライトについてはまだ行われていません。

ただし保安基準の改定により、これまで「その他灯火類」だったデイライトを「昼間走行灯」と分化させ、基準を明文化。これによりデイライトは正式に認可されたといえます。

明るすぎるライトはむしろ危険?

デイライトに限らず、「車のライトはじゅうぶんな明るさがあったほうがよい」「眩しすぎるとかえって危ない」という議論は常に行われています。

ヘッドライトが眩しいと、対向車の幻惑を引き起こすだけでなく、歩行者からは見えているのにドライバーからは見えないという事態になりかねません。

ヘッドライトによる幻惑防止にはメーカーも力を入れており、対向車を検知して照射範囲を自動調整する「アダプティブ・ヘッドライト」や、その簡易版の「オートマチック・ヘッドライト」などを搭載する車も増えてきました。

総合的に安全を高めていくために、幻惑効果のないヘッドライトや効果的な明るさのデイライトなどが開発され、普及していくと思われますが、まずは自分が無灯火で走っていないか、周りの車に眩しい思いをさせていないかを考えることも大切です。

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