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4ナンバーとは?条件と維持費を5ナンバーと比較してみた

4ナンバーとは?

4ナンバーは、貨物運送の用途が目的とされた自動車へ与えられる分類番号です。登録車・軽自動車のどちらにも貨物車の分類があり、それぞれで名称は若干異なります。

4ナンバーの登録車:小型貨物自動車

登録車で分類番号が4で始まる車両は小型貨物自動車です。小型自動車の種別に含まれる1つで、三輪トラックや大型オートバイも小型自動車の種別に含まれます。

小型貨物自動車は税制面において「トラック」の区分に置かれています。その中からさらに貨客兼用車・トラック・トラクター・トレーラーに分けられていて、小型貨物自動車が該当するのは貨客兼用車またはトラックです。貨客兼用車の定義は、最大乗車定員が4名以上のトラックです。

4ナンバーの軽自動車:貨物自動車(軽自動車)

分類番号が40・400番台の軽自動車は貨物自動車です。小型貨物自動車との違いは、車体寸法やエンジン排気量にあります。

ちなみに、分類番号が6番で始まるナンバーも小型貨物自動車に含まれます。ただし6番で始まる分類番号は現在発行されておらず、6ナンバー車はいわゆる旧車の部類です。

排気量360ccのエンジンが搭載されていた昔の軽トラックでナンバー付きのものを見ると、分類番号が6番になっているのを確認できます。

道路運送車両法における小型自動車の定義

©Andrey Popov/stock.adobe.com

道路運送車両法と道路交通法のそれぞれで自動車の種類が定義されています。4ナンバー車両の定義は、道路運送車両法では「小型自動車」と「軽自動車」、道路交通法では「普通自動車」です。ナンバーの分類番号は道路運送車両法に則ったものになります。

道路運送車両法では、自動車は普通自動車・小型自動車・軽自動車・大型特殊自動車・小型特殊自動車に大きく分けられます。小型自動車の定義は以下の通りです。

小型自動車

  • 車輪数:4輪以上
  • 大きさ:長さ4.7m以下・幅1.7m以下・高さ2.0m以下
  • エンジン排気量:660ccより大きく2,000cc以下(ガソリン車に限る)

軽自動車

  • 車輪数:3輪以上
  • 大きさ:長さ3.4m以下・幅1.48m以下・高さ2.0m以下
  • エンジン排気量:660cc以下

4ナンバー車と5ナンバー車の税金の違いは?

4ナンバー車と5ナンバー車では税金が異なります。自賠責保険・自動車(軽自動車)保険・重量税の3つを見比べてみましょう。小型貨物・軽貨物のどちらも、乗用車と比べた時の自動車税額に驚かされます。

小型貨物車と小型乗用車の比較

小型貨物車のほうが税金は安い

小型貨物車と小型乗用車(共に自家用)の各種税金を比較すると次の通りです。

小型自動車の車両重量を1.0t以下、小型貨物車の最大積載量1.0t以下と設定し、自賠責保険・自動車重量税は傾角での支払額、エコカー減税等の影響無しの前提です。


自賠責保険(24ヶ月)自動車税自動車重量税
小型貨物車(トラック自家用)23,150円8,000円3,300円
小型乗用車20,010円29,500円/25,000円*16,400円

※乗用車で令和元年9月30日以前に新車新規登録されたものは29,500円、それ以降は25,000円。

貨客兼用車(最大積載量1.0t)の場合、自動車税は13,200円から24,000円(総排気量・最大積載量で変化)、自動車重量税は3,300円、自賠責保険(24ヶ月)30,840円です。

上記の表と貨客兼用車の各種税金をご覧いただいた通り、小型貨物車の自動車税・自動車重量税は小型乗用車よりも比較的安いことがわかります。ただし自賠責保険は有効期間24ヶ月で比較すると、小型乗用車のほうが安いようです。

小型貨物車の積載重量と免許証の関係

小型乗用車同様に小型貨物車の税金は積載重量に影響されますが、積載重量は各運転免許証で運転可能な車両にも関係しています。最近では平成29年3月12日に準中型免許が新たに設けられたのが大きな出来事です。

これ以降に普通自動車免許を取得した人々は車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満・乗車定員10人以下の自動車を運転することができます。これ以前の制度で免許を取得した人は、車両総重量5トン未満・最大積載量3トン未満・乗車定員10人以下の自動車の運転が可能でした。

ここ10−20年くらいで免許制度は大きく変化していて、昔に普通免許を取得した人と最近取得した人では運転できる車両が異なります。そのため各種トラックを運転する際には、それが運転して良い自動車か否か確かめると確実です。

軽自動車における貨物車と軽乗用車の比較

小型自動車の例を見てもわかる通り、乗用車と貨物車では税金が大きく異なります。軽自動車の各種税金を貨物車・乗用車で比べてみましょう。

基本的に小型自動車よりも安いのですが、その中でも貨物車の自動車税の安さは圧倒的だとわかります。


自賠責保険自動車税(重量1トン以下)*1自動車重量税(2年分・初度検査年13年未満)
自家用貨物車19,730円5,000円6,600円
自家用乗用車19,730円10,800円6,600円

※1:平成27年4月1日以降に新車登録された車両の場合

表にある通り、貨物車の自動車税は乗用車の約半分となっています。ただ、自賠責保険と重量税は貨物・乗用の関係なく同額です。

ちなみに、正確な軽自動車税(種別割)額を確認するには各市町村へ問い合わせするようにと軽自動車検査協会自らが述べていますので、使用(登録)する地域の行政ホームページにて確認しましょう。

4ナンバー車の車検費用・車検期間はどうなっている?

4ナンバー車の車検の期間や費用は、同じ4ナンバーでも軽自動車と小型自動車とでは費用が異なる他、特に小型貨物車は車検の継続期間が他と比べて短いので注意が必要です。

それでも、小型貨物車は小型乗用車に比べて、そして貨物用軽自動車は乗用軽自動車に比べて圧倒的に自動車税が安くなっています。

初回車検2年・継続車検は1~2年

4ナンバーの軽自動車の場合は初回車検が登録から2年後、それ以降の継続車検は2年おきになっています。

初回車検と継続車検の年数は同じですが、乗用の(5ナンバーの)軽自動車の初回車検は新車登録の3年後でそれ以降の継続車検は2年毎になっています。同じ軽自動車でも、乗用と貨物で異なる最も大きな特徴の1つと言えるでしょう。

それに対して小型貨物自動車では、初回登録後の初回車検が2年後で、それ以降は1年毎に継続車検を受ける必要があります。コンパクトカーのような小型乗用車の車検は初回登録から3年後・継続車検は2年毎ですから、小型貨物自動車は乗用車よりも継続車検の頻度が多いということです。

車検費用は車両の状態による

©Kumi/stock.adobe.com

一応おさらいをしておくと、車検費用は法定費用と整備費用の合計金額です。法定費用は先に紹介した・重量税・自賠責保険に印紙代を加えた金額です。整備費用は法定点検費用や代行手数料、点検の際に交換した部品・消耗品の費用並びに工賃の合計となります。

自動車に関連する税金を紹介した表をご覧いただくとわかる通り、小型自動車・軽自動車のどちらも乗用・貨物では重量税と自賠責保険の費用に違いはないですから、法定費用の面での貨物車のメリットは無いと言えます。

車検を依頼する整備工場における4ナンバー車両の整備工賃を確認すると、追加でどれくらいの整備費用が発生するのかわかりやすいです。

新車で購入できる4ナンバーの自動車の例

4ナンバー登録されている自動車は、いわゆる商用車がほとんどです。トラックやプロボックス等。商用車の見分け方ですが、各自動車メーカーが商用車として販売しているものになります。

小型貨物自動車

例えばトヨタの商用車ラインナップから一部紹介しますと、小型貨物自動車として次のような車種が展開されています。

メーカー車種名価格帯備考
トヨタタウンエース1,677,000〜2,129,000円
トヨタハイエース バン2,363,500〜3,685,100円1ナンバーもあり
トヨタダイナ カーゴ3,800,000〜5,931,000円1ナンバーもあり

貨物軽自動車

貨物軽自動車の車種をいくつかピックアップすると次のようになります。軽トラはもちろんのこと、乗用車にもある車種を商用車仕様にしたモデルが展開されているとわかります。

メーカー車種名価格帯(税込)
スズキエブリイ968,000〜1,530,100円
スズキキャリイ752,400円〜1,424,500円
ダイハツハイゼット カーゴ951,500〜1,562,000円
ダイハツハイゼット トラック693,000〜1,441,000円
ホンダN-VAN1,276,000〜1,872,200円

小型貨物自動車・貨物軽自動車のどちらも4ナンバー車であり、それぞれの乗用車と比べて税制面で恵まれています。税金高いから抑えたいとお考えの方は、こういった車種を候補に含めてみてはいかがでしょう。

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自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。
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