MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > お役立ち情報 > 車の正しい運転姿勢を解説!疲労軽減や腰痛予防に効果あり【くるまTips】
お役立ち情報

更新

車の正しい運転姿勢を解説!疲労軽減や腰痛予防に効果あり【くるまTips】

運転していて疲れを感じることはありませんか。

実は、その疲労感は運転姿勢に問題があるからなのかもしれません。特に、免許を取って間もない方は運転時、腕や肩に力が入って身を乗り出してしまいがちです。

では、どうすれば身を乗り出さないで、疲労感の少ない運転姿勢が維持できるのでしょうか。その解決策は「正しい運転姿勢」にあります。正しく座ることで腰痛を防げるとも言われています。

正しい運転姿勢とは

©lzf/stock.adobe.com

1.座面に深く腰を掛ける

まずはじめに試してほしいのが、座面に深く腰を掛けるということです。背中が背もたれに密着して体全体が安定します。

また、猫背になるのを防げるので、腕に力が入ってしまうことを抑制できるようになります。

2.ひじが少しだけ曲がるようにする

深く腰掛けたら、ハンドルを軽く握ってみてください。その際、ひじが少しだけ曲がるように、座席を前後に動かして調整しましょう。

ひじが曲がりすぎていたり、伸びすぎていたりすると肩に負担がかかり、すぐに疲れてしまいます。

3.ひざはハンドルに付かないようにする

ひざの角度も自然に曲がる程度に調整してください。ひざが曲がりすぎていると腰に負担がかかります。さらに、ハンドルとひざが付いてしまうとハンドル操作に支障をきたし危険です。

逆にひざがまっすぐに伸びているとアクセルやブレーキ操作に支障をきたします。

正しい運転姿勢を保つポイント

ブレーキを確実に踏めるかチェック

足を伸ばさなくてもブレーキが踏める位置に姿勢を合わせると、身体全体が安定しやすくなります。

乗車したらまずはじめに、ブレーキに足を置いてみてください。その後、背もたれやハンドルの位置を調整します。

この順番で調整すると、素早く正しい運転姿勢を整えることができます。

ハンドルの一番上を持ってみる

ハンドルの下部が手前に、上部が奥に向かって傾斜しています。着座位置から一番遠いハンドル上部を握ってみてください。

その際、ひじがわずかに曲がるように姿勢を調整してください。腕が曲がらずに伸び切ってしまうと腕や肩が痛くなるだけでなく、ハンドルを正確に操作できなくなります。

シートベルトで体を安定させる

着座位置が定まったら、シートベルトを締めてください。これにより姿勢の安定性が向上します。

シートベルトを締めたあと、窮屈と感じるようなら、姿勢が前のめりになっているのかもしれません。

必ずシートベルトを締めて、身体が安定するかどうかを確認してください。

ヘッドレストを頭と同じ位置にする

ヘッドレスト(シートの頭部分)はあまり動かさない人も多いかと思いますが、これを機に頭と同じ位置に調整してください。

もし、頭よりも低い位置にあると、万が一後続車に追突された際に首を痛めるので危険です。

疲労を軽減する効果は少ないかもしれませんが、正しい運転姿勢を保つ意味でヘッドレストはとても重要なパーツなので、忘れずに調整してください。

正しい運転姿勢によるメリット

©auremar/stock.adobe.com

正しい運転姿勢を身につけることで得られるメリットをみていきましょう。

メリット1:腰痛を防げる

腰痛の原因は人によって様々ですが、ひざが窮屈になっていたり、猫背の状態が長時間続くと腰痛が起きやすくなります。

腰痛がひどくなると最悪の場合、座っていられなくなるので、運転ができなくなります。こうしたリスクを防ぐためにも正しい運転姿勢は不可欠なのです。

メリット2:長時間の運転も快適

運転は長時間に及ぶこともあります。正しい運転姿勢は、腰痛だけでなく肩や腕などにかかる負担を低減してくれます。

短時間の運転であっても、日頃から正しい運転姿勢を意識しましょう。

メリット3:視界が広がる

正しい運転姿勢になると、身体が背もたれに密着して背筋が伸びます。背筋が伸びると自然と首が上がり、目線が少し上向きになります。

視界が広がるので、遠くを見ることになり目への負担を和らげる効果もあります。視界が広いということは安全性の向上にも寄与します。

初心者こそ実践!正しい運転姿勢

©tamayura39/stock.adobe.com

ここまで、正しい運転姿勢を解説してきました。とはいえ、初心者はなかなか身につけるのは難しいかもしれません。意識していても、運転に集中して、いつのまにか身を乗り出してしまうこともあります。

そうなった時に試してほしいのが以下の2点です。

  1. 最低でも2時間に一回は休憩する
  2. 腰痛や疲労を軽減するアイテムを活用する

短時間の運転であれば問題ありませんが、2時間以上運転したら、一旦降りて、軽いストレッチなどを行ってください。もし運転中に身を乗り出していることに気付いたら、1時間に一回でもいいので、こまめに休憩を取ってください。

腰痛対策にはクッションやサポーターもおすすめ

また、腰痛がひどい場合には、痛みを和らげるクッションやサポーターなどをうまく活用してください。筆者自身も、長時間の運転が見込まれる時は必ず腰痛サポーターを身に付けるようにしています。身に付けているのといないのとでは、疲労感が全く異なりました。

正しい運転姿勢をすぐに定着させるのは難しいかもしれませんが、普段から意識することで自然と身に付いていくものです。ぜひ、明日から少しずつチャレンジしてみてください。

初心者には必須の●●についてはコチラ

初心者マークは正しい期間・正しい位置に貼り付けよう!

駐車場で慌てないようにバック駐車を練習しておこう!

セルフガソリンスタンドで困らないように使い方をおさらいしておこう!

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード