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ワコーズ・バリアスコートを実際に施工!使い方や効果&耐久性を解説

ワコーズ・バリアスコートとは

バリアスコートは、神奈川県小田原市を拠点とするメーカー、和光ケミカル(以下:ワコーズ)が販売するコーティング剤。水洗いした後に、本製品をスプレーし、ふき取るだけという作業の簡潔さが人気の製品です。

「洗浄力が違う!」を前面に押し出し、グリース、タイヤカス、虫の死骸など簡単に洗浄できると謳っています。

多くの他社製品と異なる点として、窓ガラス、内装には使えまないことが挙げられます。

しかし、ボディ下部や、ホイールアーチの後ろ側、ミニバンなどのリアゲートのまき上げなど、泥ハネ、道路舗装のタールなどの油まみれになりがちな場所に向いた商品といえるのではないでしょうか。

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新開発「Wハイブリッドポリマー」が決め手

Wハイブリッドポリマーとは、高密度ガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンの2種類が融合した成分です。

バリアスコートの使用範囲は広く、塗装面はもちろん、それ以外の樹脂や金属といったパーツの洗浄および保護ツヤ出しもできる多用途なコーティング剤となっています。

ワコーズ(WAKOS)とは

ワコーズのロゴ
ワコーズのロゴ

ワコーズ(WAKO’S)は、株式会社和光ケミカルという会社で、エンジンオイル、ギヤオイル、ブレーキフルードなど各種潤滑油をはじめ、今回ご紹介するバリアスコートを筆頭としたボディケア製品など「潤滑油の総合コンサルタント」を謳うケミカルメーカーです。

また、四輪ではGT、フォーミュラニッポン、スーパー耐久など、二輪ではRR、MX、8耐などレース車両のテクニカルサポートも実施しており、多くのレースシーンで「ワコーズ(WAKO’S)」のロゴを見ることも多いのではないかと思います。

バリアスコートのパッケージ内容

自動車以外にも幅広い用途がある

パッケージ内容は、バリアスコート、マイクロファイバータオル2枚です。

タオルが2枚入っている点は、非常に嬉しいポイントです。他社製品では1枚もしくは、付属なしで販売されているものがほとんどです。

おそらく濡れ拭きと、乾拭きの両方が必要になるためと考えてよいでしょう。

参考:シュアラスター ゼロフィニッシュ
参考:シュアラスター ゼロフィニッシュ

バリアスコートの内容量は300mlと、他社製品よりも比較的に多め。例えばシュアラスターのゼロフィニッシュだと180mlです。

また、バリアスコートの価格は、シュアラスターのゼロフィニッシュと比較して1,000円前後高くなっていますが、1mlあたりの価格でみると割安なのもポイントです。

コーティングの下地作り

今回は右半分にバリアスコート、左に他社製のコーティング剤(ゼロフィニッシュ)を使用する

コーティングをする前に、注意したいことが1つあります。

それは、自身の思った仕上がりを目指すための下地作りです。駐車場と線路が近い、毎日通勤で使っているなど、使用状況で状態が異なるボディに、広告そのままの期待はできません。

そのため下地作りで、ユーザーが同じスタートラインに立つことが前提となっています。

例えば、コーティング剤が洗浄剤入りであっても、下地は綺麗な状態にこしたことは無いのも同様です。コーティングの効果を高めるために準備を行うことで、結果に差が生まれます。

判断方法は、ボディを手で触り、チクチクするようであれば鉄粉汚れ、ボディをタオルで拭いたときに浮き出る水滴の跡は、水垢やイオンデポジットですので、よく観察し対応するとよいでしょう。

施工環境

今回は、簡単な水洗い洗車をしてから施工しました。カーポート付きの駐車場です。数週間前に水垢落としと鉄粉落としは実施していますので、下地作りはできている状態です。

また、電動工具など特別なものは使用しませんでした。使用したものは以下の通り。

●準備に使用したもの

  • バケツ
  • カーシャンプー
  • シャワーノズル付40mホース

コーティングに使用したもの

  • バリアスコート
  • バケツ
  • マイクロファイバータオル(3枚/洗い用、濡れ拭き用、乾拭き用)
  • シャワーノズル付40mホース

事前に準備ができていれば、簡単に水洗車をしてからコーティング剤を施工するだけとなります。朝から十分に時間がとれるのであれば、下地作りの後で1時間程度見込めば十分に施工は終えることができるでしょう。

コーティング施行の手順

水洗い洗車

大まかな汚れを落とします。筆者の車は2日前に洗車していたため、表面に積もった汚れを簡単に落とす程度でした。

バリアスコートを塗る

バリアスコートをボンネットに吹きかけ、塗り伸ばしていきます。ポイントは全面に優しく塗り広げるように伸ばしていきます。乾燥には要注意です。

溶剤が粘るので、タオルの滑りはやや重ためですが、まんべんなく塗布できれば徐々に軽くなっていきます。

中間仕上げ

乾いた面で余分な溶剤を拭き取ります。

この時にムラが無いように仕上げます。上手く拭き取れないようであれば、硬く絞った濡れ拭きで施工するとリカバリーできます。それでもだめなら、タオルに溶剤を軽くスプレーし、リカバリーして拭きあげます。

最終仕上げ

乾いたタオルで、拭き残しや拭きムラが無いか確認しながら拭きあげます。
磨き込むことでツヤが出てくるので、満足いくまで拭きましょう。

執筆者プロフィール
渡辺 喬俊
渡辺 喬俊
1986年生まれ、元システムエンジニアからクルマ業界へ転身、社外品サスペンションの試作や、ドライビングサポートのセンサー部品テストドライバーの仕事を経験。愛車はSW20 MR2とBP5 レガシィ。壊れない車が欲し...

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