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コスト度外視!前後重量配分最高!トランスアクスルを採用したFRスポーツたち【推し車】

旋回性能では車体の中心近くに一番重いエンジンを乗せたリヤミッドシップ(MR)が…トラクションを考えたらリヤエンジン(RR)が、ハンドリングを考えて前輪に荷重をかけるならフロントエンジン(FR)が…後輪駆動といってもいろんな方式があります。

FRでもエンジンに次ぐ重量物であるトランスミッションを後ろへ移し、駆動軸上へ積むトランスアクスルを採用したFR車。エンジンでフロントへ、ミッションでリヤに必要な荷重をかける理想的レイアウトのひとつとされますが、実用車とかけ離れた複雑な構造がコスト面でネックになり、採用車種はそう多くありません。

数少ないトランスアクスル車から、厳選した3台を紹介します。

アルファロメオ 75

アルファロメオ75 1.8iターボ エボルツィオーネ

エンジン位置と駆動輪が同一か近いFFやRR、MRレイアウトと異なり、エンジンとミッションが遠く離れたFRのトランスアクスルは、構造が複雑でリヤの荷室も圧迫されるなど、実用車と大きく異なるレイアウトで高価になりがちです。

ならばとばかり、実用車の方をトランスアクスルにしたのがアルファロメオで、1970年代の小型車アルフェッタに次ぎ、1985年に75が登場。

長過ぎるシフトロッドによる不快なMTのフィーリングといった、トランスアクスル特有のデメリットもあって当時のアルファ最後のFR(近年2代目ジュリアで復活)となりましたが、ターボ化や3リッターV6エンジンも積み、ツーリングカーレースでも活躍しました。

ポルシェ 924

ポルシェ924 カレラGT

初代911(901型)は356に続くRRレイアウトの2+2クーペとしたポルシェですが、北米で必要な実用性、現実的な価格のためVWグループの部品でコスト低減を考えれば、1969年登場で大ヒットしたフェアレディZのようなFR車が最適なのは明白。

そこで1975年に発売したのがFR2+2クーペの924で、後の上級版944ともども次世代ポルシェスポーツとしてトランスアクスルを採用するなど凝った作りで、高性能版のカレラやターボモデルも追加します。

しかし肝心のユーザーは「ポルシェらしい」911の継続を望み、結局ポルシェは944後継の968を最後にFRスポーツをあきらめ、現在の911最新モデルへ至るのでした。

レクサス LFA

レクサスLFA(ニュルブルクリンク24時間レース 2010年参戦時)

トヨタの高級車ブランド「レクサス」が、IS Fに始まるFシリーズスポーツのイメージリーダーとして開発し、2010年に全世界500台限定で発売、FFのパワートレーンで安直なリヤミッドシップとせず、専用開発の4.8リッターV10をフロントへ搭載したスーパーカー。

国産市販車では4WDのGT-Rしか採用例のないFRトランスアクスルを採用、軽量なカーボン外装などに日本車らしからぬ贅沢な作りと、ハイパワーながら4WDとせずFRスポーツとしたのが特徴です。

トヨタブランドではないとはいえ、2000GT以来となるトヨタのスーパーカーであり、これを上回るマシンはEV時代まで作れないと思われます。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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