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市販車からモーターレース参加車まで!名機3S-GEを搭載したトヨタの名車たち【推し車】

やや重い鋳鉄ブロック、特有のメカニカルノイズ、さらに可変バルブ機構の採用が遅れてライバルより出力増強が遅れ、ターボ化した3S-GTEも280馬力自主規制に達しなかったなど、先代にあたる18R-Gともどもやや印象が薄いトヨタの3S-GEエンジン。

しかし一方で、頑丈でチューニングによく耐え、モータースポーツでは長らく活躍した名機でもあり、搭載した市販車もチューニング次第でレースや各種モータースポーツ、ストリートで活躍した例は少なくありません。

自然吸気版3S-GE搭載車の中から、実績で厳選した名車3台を紹介します。

ST202 コロナEXiV(エクシヴ・2代目・1993年)

2代目ST202コロナEXiV

4ドアHT(4ドアクーペ)ブームを巻き起こしたカリーナEDの2代目登場時、1989年に姉妹車として初代が発売。カリーナED同様、コロナの名を冠しても実際はセリカの4ドア版と言える別物で型式も共通でした(さすがに4WDターボのGT-FOURは未設定)。

大きな実績を残したのは1993年にモデルチェンジした2代目。1995年からコロナ後継で参戦したJTCC(全日本ツーリングカー選手権)では主力マシンとして活躍、ライバルの日産 プリメーラやホンダ アコードと激しいバトルを繰り広げました。

末期にはFRのチェイサーに主力の座を譲ったとはいえ、最終年の1998年まで参戦しており、JTCC参戦マシンを代表する1台です。

最新「コロナ」中古車情報
本日の在庫数 44台
平均価格 223万円
支払総額 55~1,120万円

ST202 セリカ(6代目・1993年)

6代目ST202セリカ(JGTC GT300参戦車)

T200系セリカといえば3S-GTE搭載でWRCに参戦した4WDターボ、GT-FOURの方が有名ですが、FF版も坂東レーシング(RACING PROJECT BANDOH)により、1998年からJGTC(現SUPER GT)へ参戦。

セリカの姿(フロントマスクはGT-FOUR)とはいえ中身はJTCCのコロナExivそのもので、GT300クラスのトヨタ勢がターボ版3S-GTEを搭載する中、パワーで劣るもののJTCCマシンとして熟成された信頼性と運動性能により善戦、度々上位に入る活躍を見せます。

なお、市販車版セリカも年々パワーアップし、末期にはリッター100馬力の200馬力に達しました。

最新「セリカ」中古車情報
本日の在庫数 200台
平均価格 153万円
支払総額 30~520万円

SXE10 アルテッツァ RS200(1998年)

アルテッツァRS200(ネッツカップ アルテッツァレース参戦車)

開発段階から「5ナンバー小型FRスポーツセダンらしい」と注目を集めたものの、実際は高級スポーツセダンの初代レクサスISとして開発、まだレクサスがなかった日本ではトヨタブランドのアルテッツァとして販売されました。

日本仕様はブランドや車名以外の大きな違いとして、ISに存在しない4気筒エンジン搭載の「RS200」を設定、210馬力の歴代最強版3S-GEを縦置きとして、ノーマルだとスポーツセダンの割に剛性不足だったものの、ボディ補強すれば十分な実力を発揮しました。

ネッツカップではアルテッツァのワンメイクレースも開催されたほか、スーパー耐久やニュルブルクリンク24時間レースなどでも活躍しています。

最新「アルテッツァ」中古車情報
本日の在庫数 139台
平均価格 129万円
支払総額 40~465万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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