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雪道に強い車おすすめランキング!雪道に強い車の特徴・安全な走り方も紹介

雪道に強い車の特徴

©Milan/stock.adobe.com

雪道や凍結した道はスリップしやすいため、車の運転には細心の注意を要します。ただし、一定の特徴を備える車であれば、雪道でもある程度の安全性を保って走行できます。では、どのような車が雪道に強いのか。駆動方式と車体設計に注目することにより、雪道に強い車の特徴が見えてきます。

雪道に強い駆動方式とは?

雪道での車の走りやすさは、駆動方式によって大きく変わります。4WD(四輪駆動)、FF(前輪駆動)、FR(後輪駆動)の3方式では、路面への駆動力のかかり方が異なり、その違いによって雪道での走行性能に差が出ます。

雪道に適するのは4WD

最も雪道に強い駆動方式は、4輪すべてに駆動力がかかる4WDです。4WD車ではエンジンやモーターのパワーが4輪に分散されるため、雪道でも効率的に推進力を発生させられます。また、エンジンブレーキが4輪にかかるため、滑りやすい下り坂でも安全に速度を落として走行できます。

FFは雪道で走りやすいが注意点あり

4WDに次いで雪道に強い駆動方式はFFです。FF車ではエンジンの重量が駆動輪に乗るため、路面に動力が伝わりやすく、雪道でも高いトラクション(けん引力)が発生します。ただし、FF車は前輪が滑ると操作不能に陥りやすいうえに、カーブで曲がる方向へ急に切れ込む「タックイン」が起きやすいため、雪道ではハンドル操作に注意を要します。

FRは雪道に不向き

4WDやFFとくらべて、FRは雪道走行に不向きです。FR車はエンジンのような重量物が駆動輪の上にないため、路面に動力が伝わりにくいうえに、雪道でアクセルを踏み過ぎると後輪が簡単にスリップします。滑った後のコントロールはFF車より行いやすいものの、基本的には雪道の走行に向きません。

雪道に強い車体設計とは?

車体の設計によって雪道での走行性能は変わります。特に、最低地上高(車体の最も低い部分の高さ)と車重の2点は、雪道での走りやすさに大きく影響する要素です。

最低地上高は高いほうが有利

最低地上高の高い車は悪路に強く、雪道でも比較的安全に走行できます。車体の底に雪が詰まりにくいため、積雪で大きな轍(わだち)ができている道路でも、無理なく走行することが可能です。

標準的な車の最低地上高は140〜150mm程度で、多くの場合、同じモデルでも4WD車は同数値が高めに設定されます。また、SUVの多くは最低地上高が高く、180mm以上を確保しているモデルが少なくありません。

重い車と軽い車どちらが雪道に強い?

車体が重いか軽いかで、雪道での走りやすさは大きく変わります。重い車は重量でタイヤのグリップ力をかせげるため、雪道でも発進しやすく、かつ安定した直進走行ができます。この反面、走行中は慣性の力が車体に強くかかるため、コーナリング時やブレーキ時にスリップしやすく、雪道で滑り出すとなかなか止まりません。

これに対して、軽量な車は走行中に生じる慣性の力が弱いため、雪道でも曲がりやすく、ブレーキも比較的安全にかけることができます。ただし、車体の軽さからタイヤのグリップ力をかせぎにくく、雪道では発進時のスリップや、直進安定性の低下に注意しなければなりません。

両者に一長一短はあるものの、雪道での運転経験の浅い方には、事故につながるようなデメリットの少ない軽量な車が適するでしょう。ただ、車選びでは車重だけでなく、駆動方式も考慮しなければなりません。軽量な2WD車よりも、多少重い4WD車のほうが雪道での安全性は高くなります。

雪道に強い車おすすめランキングTOP10

【10位】トヨタ ランドクルーザープラド

トヨタ ランドクルーザープラド 公式サイト

駆動方式フルタイム4WD
最低地上高(mm)220
車両重量(kg)2,050〜2,320

トヨタ ランドクルーザープラドは高度な悪路走破性能を誇る本格SUV。常に四輪駆動で走るフルタイム4WDを採用するほか、上級グレードのオプションには悪路走破に役立つ走行機能が用意されています。

深雪路では悪路用の走行モードを選べる「マルチテレインセレクト」が、スタック時にはハンドル操作だけで低速走行できる「クロールコントロール」が役立ちます。

最新「ランドクルーザープラド」中古車情報
本日の在庫数 2543台
平均価格 431万円
支払総額 92~3,998万円

【9位】スズキ クロスビー

スズキ クロスビー 公式サイト

駆動方式FF
フルタイム4WD(スタンバイ式)
最低地上高(mm)180
車両重量(kg)960〜1,000

スズキ クロスビーは、親しみやすいルックスと高い走行性能が魅力のコンパクトSUVです。4WDシステムには、通常はFFで走り、フロントタイヤが滑ると四輪駆動になるスタンバイ式を採用しています。

また、雪道でエンジン出力を抑制できる「スノーモード」、スリップ時にブレーキ制御で発進をサポートする「グリップコントロール」など、多彩な走行機能を4WD車に装備。車重は4WD車で1,000kgと軽量です。

最新「クロスビー」中古車情報
本日の在庫数 1004台
平均価格 186万円
支払総額 85~326万円

【8位】スズキ ジムニー/ジムニーシエラ

スズキ ジムニー 公式サイト
スズキ ジムニーシエラ 公式サイト

駆動方式パートタイム4WD
最低地上高(mm)205(ジムニー)
210(ジムニーシエラ)
車両重量(kg)1,030〜1,040(ジムニー)
1,070〜1,090(ジムニーシエラ)

スズキ ジムニーは、本格的な悪路走行が可能な軽SUVで、手動で2WDと4WDを切り替える、パートタイム4WDを採用しています。また、低速走行モードに切り替えできる副変速機を搭載しており、凍結した坂道や深雪路では低速ギア「4L」で通常より大きな駆動力を得ることが可能です。

ジムニーの1.5L版であるジムニーシエラは、車幅がワイドで走行安定性に優れます。軽自動車の車幅に不安を感じる方は、ジムニーシエラをチェックするとよいでしょう。

最新「ジムニー」中古車情報
本日の在庫数 5559台
平均価格 155万円
支払総額 14~549万円
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本日の在庫数 1291台
平均価格 272万円
支払総額 66~612万円

【7位】ジープ レネゲード

ジープ レネゲード

ジープ レネゲード 公式サイト

駆動方式FF
フルタイム4WD(スタンバイ式)
電気式4WD(ハイブリッド車)
最低地上高(mm)170〜210
車両重量(kg)1,410〜1,860

ジープ レネゲードはボクシーなフォルムのSUV。ハイブリッドモデルを含む4WD車には、複数の走行機能を制御する「セレクテレインシステム」が搭載されています。同システムにより、雪道に適する「SNOW」を含めた5つの走行モードが選べるほか、ギアが1速に固定される「アクティブドライブロー」で悪路での駆動力を稼げます。

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本日の在庫数 376台
平均価格 276万円
支払総額 105~459万円

【6位】ボルボ XC40

ボルボ XC40 公式サイト

駆動方式FF/フルタイム4WD(スタンバイ式)
最低地上高(mm)210
車両重量(kg)1,670〜1,810

ボルボ XC40は、充実した安全装備が魅力のコンパクトSUV。4WD車では高度な電子制御4WDシステムが路面状況の変化を予測して、常に安全に走行できるよう四輪の駆動力を制御してくれます。また、5つある走行モードから悪路用の「Off Road」を選べば、トラクション重視の低速走行モードになり、ハードな雪道も安全に走ることが可能です。

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本日の在庫数 465台
平均価格 389万円
支払総額 208~669万円

【5位】三菱 デリカD:5

三菱 デリカD:5 公式サイト

駆動方式フルタイム4WD(スタンバイ式)
最低地上高(mm)185
車両重量(kg)1,930〜1,980

三菱 デリカD:5は、SUVに迫る悪路走行性能が魅力のミニバン。全グレードを4WD車としており、路面に応じて4輪の駆動力を最適に配分する、三菱独自の電子制御4WDシステム「AWC」を搭載しています。

また、3つのドライブモードを備えており、2WDと4WDの切り替えが可能なほか、深雪路では「4WDロック」モードで強力なスタック脱出性能を引き出せます。

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本日の在庫数 2266台
平均価格 310万円
支払総額 35~695万円

【4位】 スバル XV

スバル クロストレック(旧XV)公式サイト

駆動方式フルタイム4WD
最低地上高(mm)200
車両重量(kg)1,410〜1,550

スバル XVはスタイリッシュで高性能なクロスオーバーSUV。現行モデルで生産終了となり、2023年からは「クロストレック」に車名を変更して販売されます。

高度な電子制御4WDシステム「シンメトリカルAWD」を全車に、路面状況に合わせた走行モードの切り替えができる「X-MODE」を多くのグレードに搭載しています。

X-MODEで選べる走行モードは2種類で、滑りやすい路面と、雪や泥でタイヤが埋まりやすい路面に対応します。また、下り坂では「ヒルディセントコントロール」により、車速を一定に維持して走行することが可能です。

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本日の在庫数 1229台
平均価格 169万円
支払総額 23~295万円

【3位】日産 エクストレイル

日産 エクストレイル 公式サイト

駆動方式FF
フルタイム式4WD(スタンバイ式)
最低地上高(mm)185〜200
車両重量(kg)1,750〜1,880

日産 エクストレイルは、タフギアを名乗るミドルクラスSUV。4WD車には電子制御4WDシステム「インテリジェント4×4」が搭載されており、シーンに合わせて3つの走行モードを選べます。

圧雪路を含む悪路の多くは、前後輪の駆動力配分を自動制御する「AUTO」で安全に走ることが可能です。深雪路の走行やスタック脱出には、走破性を高められる「LOCK」モードが役立ちます。

最新「エクストレイル」中古車情報
本日の在庫数 3913台
平均価格 182万円
支払総額 30~575万円

【2位】トヨタ RAV4

トヨタ RAV4 公式サイト

駆動方式FF
フルタイム4WD(スタンバイ式)
電気式4WD(ハイブリッド車)
最低地上高(mm)190〜200
車両重量(kg)1,500〜1,690

トヨタ RAV4はタフなイメージのSUVで、FFのほかに3種類の4WDを用意しています。一部グレードに、前後の出力配分に加えて、左右独立した後輪出力制御ができる「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用。ドライバーの思い描いた走行ラインを雪道でも忠実にトレースします。

優れた走行補助機能もRAV4の魅力で、ガソリン車では「SNOW」モードやマルチテレインセレクトが、ハイブリッド車では「TRAILモード」が雪道走行を支援します。

最新「RAV4」中古車情報
本日の在庫数 2660台
平均価格 327万円
支払総額 87~588万円

【1位】スバル フォレスター

スバル フォレスター 公式サイト

駆動方式フルタイム4WD
最低地上高(mm)220
車両重量(kg)1,570〜1,640

スバル フォレスターは、スバル伝統の4WD技術を結集したハイスペックなSUVです。XVと同様にシンメトリカルAWDとX-MODEを備えており、220mmと高い最低地上高も相まって、雪道では強力な走破性能を発揮します。

また、2021年8月発表の現行モデルでは、従来は時速40km以上で解除されると手動での復帰を要したX-MODEに、時速35km以下で自動復帰する機能を追加。悪路走行時の操作を少なくし、運転に集中しやすいように改良されています。

最新「フォレスター」中古車情報
本日の在庫数 1900台
平均価格 226万円
支払総額 26~461万円

雪道の安全な走り方のコツ

©magdal3na/stock.adobe.com

急のつく操作はNG

車で雪道を安全に走るための鉄則は、急な操作を避けることです。急アクセル、急ブレーキ、急ハンドルはスリップの原因となるため、雪道や凍結路面では避けなければなりません。普段よりも慎重でゆっくりとした操作を心がけ、下り坂ではエンジンブレーキを多用することにより、雪道での危険性が下がります。

凍結した路面を避ける

凍結したアスファルトは摩擦係数が低く、乾燥時とくらべて5〜8倍ほど滑りやすくなります。一方、圧雪路の滑りやすさは乾燥路の3.2倍ほどです。雪道で部分的な路面凍結が見られる場合は、積雪している場所を走ったほうが安全です。

車間距離を大きくあける

雪道では制動距離が伸びるため、普段よりも車間距離を大きくあけて走る必要があります。また、坂道では前方の車両が滑って後退してくる可能性もあるので、特に車間距離を大きくとるようにしましょう。

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執筆者プロフィール
加藤 貴之
加藤 貴之
1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...

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