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アイスバーン(路面凍結)の意味や運転のコツ|スタッドレスで本当に安全なのか?

アイスバーンと聞くと、降った雪が溶けて氷状態になることをイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、アイスバーンは雪が降らなくてもなる可能性があるのです。安全に運転するために、アイスバーンが発生しやすい場所や時間を押さえておきましょう。

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アイスバーン(路面凍結)とは?

アイスバーンは、路面上の水分が気温の低下により氷状態になることで発生します。アイスバーンには大きく3種類あります

圧雪アイスバーン

雪道
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雪が降った後に発生するアイスバーンです。降り積もった雪が、車両が繰り返し走行することで踏み固められた状態を差します。

昼間に走行車両が多い場所では、踏み固められた雪の表面が溶けて水が溜まり、夜になってその水が凍結することにより発生します。

ミラーバーン

雪道 交差点
©One/stock.adobe.com

交差点付近で多いのがこのミラーバーンです。スパイクタイヤの禁止に伴い、冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤが主流となった上で起きるようになったアイスバーンです。

これはタイヤに磨かれた鏡面圧雪により、信号待ちの際に車両下面の熱により道路の雪面がわずかに溶け、そこで発生する水が凍結することが原因で発生します。

ブラックアイスバーン

道路 凍結
©vvoe/stock.adobe.com

路面の水分が凍結し、路面に薄い氷の膜ができた状態を差します。ブラックアイスバーンは目視しにくいことでも有名です。厚い場合にはライトの反射で気づくこともありますが、夜間では周囲と比べて認識しにくいです。

事故やスリップの際に「路面が濡れている」と認識したのに「実際は凍っていた」という場合が多いです。

気がづいたらブラックアイスバーンの上に乗っており、ブレーキをかけたらハンドルを取られることもしばしば起こります。

ブラックアイスバーンとは?雪がなくても要注意!通常のアイスバーンより危険な理由

アイスバーンになりやすい場所・時間帯とは?

橋の上やトンネルの出入り口

追い越しできないトンネル
©Shutterstock.com/Narisara Tawong

橋の上やトンネルの出入り口付近は普通の道よりも気温が低くなる傾向にあります。蒸発しきらなかった水分が凍り始める時間が他の場所よりも早くなるため、注意が必要です。

陽の当たらない(当たりにくい)場所

国道439号大豊町西峰
osami パブリック・ドメイン
出典 : https://ja.wikipedia.org/

日中の気温により溶けた氷が蒸発し切らずに夜を迎える可能性が高いです。

特に山道に多いですが、日ごろの運転時から陽が当たりにくい場所を確認しておきましょう。

交差点の付近

交差点
©fugu_24/stock.adobe.com

スタッドレスタイヤの普及により、交差点付近でもアイスバーンが見られるようになりました。安全な速度を遵守し、交差点付近では急ブレーキをかけないよう心がけましょう。

朝晩の時間

日中に降った雪や雨が朝晩の冷え込みによって凍結するので、この時間帯には注意が必要です。「濡れている」と思っても実際は「凍っている」こともあるのです。気温が氷点下ではないと言っても注意は必要です。

アイスバーンになりやすい気候は?

外気温が氷点下のとき

外気温が氷点下になると、路面温度も氷点下になっている可能性が高いです。

車の通りが多ければ路面温度が氷点下にならない場合もありますが、多くは夜間に外気温が氷点下になります。夜は車の通りが少なくなる傾向にあるため、仕事が遅くなる方は注意が必要です。

路面温度が氷点下のとき

外気温が氷点下でなくても、路面温度が氷点下になることがあります。トンネルの入り口や橋の上などでは路面温度が低くなる傾向にあるため、外気温だけで判断するのは危険です。

また、目視で濡れているように思えても凍っているブラックアイスバーンの可能性もあるため、地熱が伝わりにくい場所では手前でしっかり減速しておくことが必要です。

雪が継続的に降っているとき

継続的に降る雪が、車両が通行を繰り返すことで踏み固められ、圧雪アイスバーンが発生します。車の通りが多くても積雪量に左右される部分があるので、通行時には注意が必要です。

また、大通りから脇道に入る場合、脇道の路面状態が悪い場合があるため、しっかりと減速し、脇道に入るようにしましょう。

雪降り後に晴れたとき

雪が止んで日中晴れていたとしても、水分が完全に蒸発していない場合は路面が凍結している可能性があります。

特に陽が当たりにくい場所や交通量が少ない道では注意が必要です。

アイスバーン路面での運転のコツ

急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしない

「急」のつく操作は避け、タイヤのグリップを失わないように走ることが大切です。特に、カーブ地点にアイスバーンがある場合は、手前でしっかり減速していないとスリップする可能性が高いため、注意してください。

また、スピードを出しているほど、ブレーキをかけてから車が完全停止するまでの距離は長くなります。滑りやすい冬の道路は、いつもより早めにブレーキを踏んで減速しましょう。

夜間走行は特にスピードに注意

昼間の車の往来により、溶け出た水分が凍結する夜間。特にブラックアイスバーンは目視しにくいため、慎重な運転をこころがけ、とにかくスピードを落とすことが大切です。

カーブ、交差点付近ではブレーキとハンドル操作が必要になるため、手前でしっかりと減速することを心がけましょう。

また、ライトも走行用に切り替えて視野を広く保つように意識しましょう。

アイスバーンの上では断続的にブレーキ

アイスバーンに乗ってしまったときのブレーキングは断続ブレーキが基本です。

急ブレーキのようにいきなりブレーキを強く踏み込んだり、一定の力でブレーキを踏み続けることはスリップする可能性が高くなります。

急ブレーキで車輪がロックしてしまわないよう、ほとんどの車にはアンチロックブレーキシステムが搭載されていますが、日頃からブレーキを何回かに分けて踏むようにこころがけましょう。

「滑りそう」「やばい」と思ったら、冷静にダッダッダッダと断続ブレーキを心がけることが必要です。

アイスバーンで滑ったときのハンドル操作は?

路面凍結によりスリップした場合、滑った方向にハンドルを切りましょう。

例えば、右カーブに差し掛かった時にスリップをしたとします。車体の後方がスリップするので、車体は左へとスリップします。後方が左前方へ押し出されるイメージです。

このときは左向きにハンドルを切るようにしましょう。滑った方向へハンドルを切ることで、車体をまっすぐに戻すイメージです。

アイスバーンはスタッドレスとタイヤチェーンどっちがいい?

アイスバーンにはスタッドレスタイヤが有効

スタッドレスタイヤは摩擦力・抵抗力を高め、タイヤの回転により発生する熱や圧力で溶けた雪・氷を排出してくれます。駆動力や制動力を路面に大きく伝えることができるため、アイスバーンに適しています。

つまり、スタッドレスタイヤを装着することで、アイスバーン(凍結路面)でのスリップはある程度抑えることはできます。

しかし、スタッドレスタイヤが万全でないことも認識しておく必要があります。あくまで滑りにくいだけという認識をし、スピードの出しすぎに注意しましょう。手前での減速、断続ブレーキを意識し、安全運転を心がけてください。

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タイヤチェーンを使うタイミングは?

チェーンはスタッドレスに比べて積雪時の滑り止め効果が高いため、新雪の上を走らなければならない場合など、緊急時に取り付けると有効です。

ただし、高速道路などで「チェーン装着車以外通行止め」のチェーン規制が発令された場合、スタッドレスタイヤのみでは走行できません。規制のかかりやすい地域では、急な規制に備えて準備しておくことが必要です。

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アイスバーンではスタッドレスタイヤ装着での安全運転が基本

雪道を走る車
©Galina_lya/stock.adobe.com

スタッドレスタイヤが普及したことにより、路面凍結時の走行性能は向上しています。

一方で、スタッドレスタイヤによるミラーバーンという新しいアイスバーンが誕生したり、スタッドレスタイヤを過信することで事故を起こすケースも増えてきています。

ドライバーの安全運転の意識や、咄嗟の操作テクニックが事故防止のためには必要です。自身の安全のためにも、大切な愛車を事故から防ぐためにも、正しい知識を身に着けましょう。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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