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あのバブルカー「イセッタ」再来!小型EV「マイクロリーノ」新型が9月から生産開始
完全EVの小型車「マイクロリーノ」
2021年6月11日、スイスの自動車メーカー「m-cro」は、同社の小型電気自動車「Microlino 2.0(マイクロリーノ2.0)」の3番目となるプロタイプが完成したことを発表しました。
マイクロリーノ2.0は2020年3月4日にフェイスブックでプレスカンファレンスが行われた最新モデルで、従来のマイクロリーノ1.0の後継機です。
最新のプロトタイプは折りたたみ式ルーフを備えていることに加え、インテリアを全面刷新したとのこと。折りたたみ式ルーフは標準グレードだとオプション、プレミアムバージョンでは標準装備されます。
内装にはデュアルディスプレイが用意され、中央はタッチ操作が可能。その他は極力簡素な作りに仕上げられています。
外観をさらに簡素かつ洗練されたデザインにするため、フロントドアの取っ手を排除。
ドアを開けるためにはキーで車のロックを解錠し、ヘッドライト下にあるボタンを押す必要があります。
2021年9月に正式発表!価格は200万円以下
m-croは2021年5月に2つ目のプロトタイプを発表した際、マイクロリーノ2.0の生産モデルを同年9月に発表すると公言しました。
具体的には、2021年9月の8日~9日にミュンヘンで開催されるIAAモビリティというイベントで発表されます。
既に公式サイトから予約販売を受け付けており、価格は12,000ユーロ。日本円にして約158万円です。
記事後半で解説するBMW イセッタの中古車価格が500万円前後であることを考えると、かなり安いと感じられます。
マイクロリーノ2.0のスペック
ボディサイズ
全長 | 2,430mm |
---|---|
全幅 | 1,500mm |
全高 | 1,450mm |
車両重量 | 513kg |
トランク容量 | 220L |
乗車定員 | 2人 |
パワートレイン
モーター最高出力 | 11kW(15PS) |
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モーター最大トルク | 100N・m(10.1kgf・m) |
バッテリー種類 | リチウムイオン |
バッテリー性能 | 8kWhまたは14.4 kWh |
航続距離 | 125kmまたは200km |
充電時間 | 4時間 |
現行のマイクロリーノ1.0
この車両は2019年の東京モーターショーに出展されたもの。未来的なマイクロリーノ2.0とは異なり、レトロで愛嬌のある雰囲気が特徴です。
内装も2.0と比べ、かなり質素なつくり。いかに新型で質感や快適性が向上しているかが分かります。
とはいえ、クラシック感を味わいたい方は1.0の方が気にいるかも知れません。
1.0ではフロントドアに付いたドアノブによって開閉します。
公式動画はこちら
イセッタとは
イセッタはBMWが1955年から4年間生産していた2人乗り小型車です。
実は開発したのはBMWではなく、イタリアのイソというメーカーであることはあまり知られていません。
生産台数をみても、イソ製よりもBMW製のイセッタのほうが多く、合計で約16万台も生産されました。
ボディのバリエーションは通常のクーペのほかカブリオレ、イギリス向けとなる3輪クーペなどがラインナップしています。
イセッタは1955年に販売を開始し、安価な価格から大ヒット。その後もバージョンアップを重ねましたが、4年後の1959年に生産を終了しました。
- 最新「BMW イセッタ」中古車情報
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本日の在庫数 2台 平均価格 658万円 支払総額 635~680万円
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...