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N-WGN

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【ホンダ N-WGN】実力派トールワゴン!Nシリーズ3車種比較試乗レポ

ホンダの次世代軽自動車「Nシリーズ」3車種・4モデルに試乗し、その共通点と相違点を体感しました。本記事ではトールワゴン「N-WGN」の試乗レポをお届けします。

Nシリーズ三兄弟の末っ子「N-WGN」

N-WGN
グレード:L・ホンダセンシング
ボディカラー:プラチナホワイト・パール

N-WGNはホンダの軽自動車でハイトワゴンに属するモデル。「WGN(ワゴン)」の表記方法や読み方はホンダのミニバン「STEP WGN(ステップ ワゴン)」と同じです。

2013年秋に、ホンダの次世代軽自動車「Nシリーズ」の第4弾として登場、2019年7月に2代目へフルモデルチェンジしました。

第1弾はN-BOX、以降N−BOX+、N-ONE、N-WGNと続きますが、N-BOX+は現在ラインナップから外れたためNシリーズは「三兄弟」となります。

Nシリーズ登場の順でいえば末っ子ですが、ボディの大きさで並べるとしたら、N-BOXとN-ONEの中間に位置します。N-BOXのような車高の高さがなく、後席はスライドドアではなくヒンジドアとなる構造が特徴です。

N-WGNは兄貴分のN-BOXと同じように、外観とインテリアデザインの異なる「N-WGN カスタム」がラインナップしています。

N-WGN カスタムはフロントグリルなどがスポーティで高級感あるものにされ、インテリアカラーなども上質さを重視したデザインに仕上げられています。

ホンダ N-WGNの特徴

良くも悪くも中間的なクルマ

N-WGNは3車の中で、大きさや使い勝手などが中間にあたるクルマといえます。シンプルなデザインや機能、飽きのこない見た目で、日常使いにはピッタリのモデルです。

通勤や日常の足として1人乗りが多いドライバーにとっては、使い勝手のよい便利な車でしょう。

意外とロングドライブにも使える

N-WGNはホンダの軽自動車で初めて、渋滞追従機能つきアダプティブ・クルーズ・コントロールを採用したモデルです。

車間距離を保ちながら、前の車に合わせて停車してくれるため、ロングドライブでもドライバーの負担が少ないという点はアドバンテージと言ってよいでしょう。

積載性では同じNシリーズの「N-VAN」に劣りますが、荷物は少ないが仕事で遠方まで行くことが多いという人には便利です。

試乗してわかったN-WGNの良さ

試乗したN−WGNはノンターボエンジンの2WD(FF/前輪駆動)の標準モデル。ちょっと眠たそうなヘッドライトが可愛らしい。しかし、全体的に甘いデザインではなくユニセックスな印象です。

室内空間はスーパーハイトワゴンのN-BOXに比べると車高が低い分狭く感じますが、この2車種を連続して試乗して比べたときのお話です。N-WGNでも十分な広さがあります。

乗り味はN-BOXとN-WGNの中間に位置する、良い意味で普通の、スタンダードなものです。これは、車両重量が3シリーズで中間に位置することが大きく影響しているようです。

N-BOXは、N-WGNより重厚感ある乗り心地で、コーナリングや車線変更時などにボディロールを感じ(走行安定性が悪いという意味ではありません)ますが、N-WGNにはそれがありません。N-ONEは、N-WGNよりスポーティで足回りもしっかりとし、やや固めの印象があります。

この中間的な乗り味は、N-WGNの良さ。Nシリーズ3兄弟はすべて同じエンジン、トランスミッションプラットフォームでつくられています。試乗車は最高出力58PSのノンターボエンジンで、N-BOXより50〜100kgほど軽い(グレードにより異なる)分、走りも軽快になります。

さらに少し軽くなるN-ONEのようなスポーティさはありませんが、ちょうどいい塩梅です。

ホンダの先進安全技術「ホンダセンシング」も装備されており、先行車との車間距離を一定に保って追従走行できるようアクセルとブレーキを自動調整するアダプティプクルーズコントロール、ハンドル操作支援もあって長距離ドライブでは特に楽でした。

大きさも乗り味も中間に位置するN-WGNは、実力派のトールワゴンでした。

N-WGNのスペック

モデルFF4WD
ボディサイズ全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,675mm1,695mm
ホイールベース2,520mm
車両総重量850~860kg910~920kg
乗車定員4
エンジン0.66L 水冷直列3気筒
最高出力通常:43kW(58PS)/7,300rpm
ターボ :47kW(64PS)/6,000rpm
最大トルク通常:65N·m(6.6kg・m)/4,800rpm
ターボ:104N·m(10.6kg・m)/2,600rpm
トランスミッションCVT(トルクコンバーター付)

N-BOXは、駆動方式がFFか4WDかによって全高に若干の違いがあります。

また、余裕を持った走行がしたいという方はターボ車がおすすめですが、価格(後述)との兼ね合いも意識する必要があります。NA車(ノンターボ)とターボ車の価格差は、20万円弱です。

通常モデルとカスタムとの違い

N-WGNとN-WGNカスタムの違いは、大半が外観や内装のゴージャスさによるものです。

スペック上での違いを挙げるとすれば、カスタムのほうが3cmほど全高が高くなります。また、N-WGNカスタムのターボ仕様のみ、タイヤサイズが「165/55R15 75V」になります。それ以外は全車「155/65R14 75S」が設定されています。

N-WGNのグレード別燃費

WLTC燃費の数値を掲載しています。

FF4WD
N-WGN23.2km/L21.2km/L
N-WGN(ターボ)22.0km/L20.4km/L
N-WGNカスタム23.2km/L21.2km/L
N-WGNカスタム(ターボ)21.2km/L20.0km/L

N-BOXのカタログ燃費は上記表の通り。カタログ数値どおりには行かないにせよ、グレード間での車両重量の差も特にないため、駆動方式とターボの有無以外で違いが生まれることはないでしょう。

N-WGNはこんな方におすすめ

  • 1人~2人で乗ることが多い人
  • ロングドライブで少しでもラクしたい人

N-WGNは実用性重視のシングルユーザー向けの軽自動車です。定員フル乗車しない、大きい・長い・高さのある荷物を運ばないのであれば、車体本体価格の高いN-BOXを選ばなくてもよいと言えます。

スーパーハイトワゴンのような高い車高に魅力を感じないが、N-ONEのようなハッチバックでは室内空間が狭いといった方、後席スライドドアは必要としないが後席の使用が多いといった方に、N-WGNはおすすめです。

こんな方にはおすすめできないかも…

  • 助手席から子どもの様子が気になる人
  • 車の見た目やデザインにこだわりたい人

スライドドアが必須と考えるのであれば、N-WGNは選択肢から外しましょう。

また、お子さんが小さくなくても様子が気になる、お世話の必要がある場合は、N-WGNでは助手席から後席へ手が届きにくいかもしれません。

ラゲッジスペースは広い。後席のリクライニングを調整すれば、高さのあるものも積める
ホイールキャップもシンプルなデザイン(ノーマル)

N-BOXのグレード別価格

NA(通常)ターボ
N-WGN1,298,000円
~1,497,100円
1,529,000円
~1,662,100円
N-WGNカスタム1,540,000円
~1,750,100円
1,694,000円
~1,827,100円

各グレードの価格帯は上記表の通りです。

上位グレードになると、LEDヘッドライトや充電用USBジャックが装備されます。また、純正ナビと連動する装備やETC車載器も付属します。

車のサブスクなら月額6,900円からN-WGNに乗れる

毎月定額で車を持てるカーリースなら、貯金がなくても問題ありません。「SOMPOで乗ーる」であれば、月額23,900円〜のリース料でN-WGNライフを楽しむことが出来ます。

さらにカーリースをおすすめする理由として、料金に車検代・税金・メンテナンス代が含まれているということが挙げられます。

また、SOMPOで乗ーるでは2021年3月31日までの期間限定で、月額がボーナス払い有りの場合6,900円、ボーナス払いなしでも21,800円になるキャンペーンが実施されています(2021年2月12日現在)。

N-WGNは20台限定と、キャンペーンの適用対象台数がかなり少なめ。検討しているかたはお早めに下記ページにてご確認ください。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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