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「ウチじゃこれが普通なんだけど(笑)」先代同様また独創的なの作っちゃった!ホンダが誇る“農道のNSX”の系譜|ホンダ TN360【推し車】

タテ目4灯ヘッドライト化と、最後の空冷ホンダ

1980年代後半まで、TN-7ともども街のアチコチで見かけた記憶があるほどタテ目4灯ヘッドライトが目立ったTN-V

1974年、ホンダは大ヒットしていた初代シビックに注力すべく軽自動車の生産ラインをほとんど閉鎖・転換しますが、軽トラのTNだけは生産を続行、軽1BOXバンこそ後継のTNアクティ(初代アクティ)待ちでしたが、それまでホンダで唯一の軽自動車でした。

1972年にはタテ目で丸目4灯ヘッドライトの「TN-V」へマイナーチェンジ、さらに排ガス規制対応型の「TN-7」(1975年)へ変わりますが、商用車で排ガス規制のゆるいTNだけのために新型エンジンを開発する余力はなかったか、最後まで空冷エンジンで通しています。

後継のTNアクティ(1977年)では新規格550cc化でさすがに水冷エンジンになりましたが、一時はホンダが、あるいは本田 宗一郎があれほど愛した空冷エンジンを、TNシリーズは最後まで使い続けたのです。

最後のTN-VやTN-7は、ロービームが50Wの丸目2灯、ハイビームで35Wの丸目4灯という仕組みで、軽トラにしては迫力あるフロントマスクもあって人気があったらしく、1974年生まれの筆者も、このモデルが街のアチコチで走っていたのは、よく覚えています。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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