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L700/シビックシャトル/アコードワゴンなど、ホンダの名ステーションワゴンたち【推し車】
現在もトヨタのカローラフィールダーともども数少ない5ナンバーステーションワゴン、「シャトル」をラインナップし続けているホンダ。
1990年代ワゴンブームの頃にも魅力的な車種をラインナップしていましたが、むしろミニバンに熱心だった印象もあります。「いかにもホンダらしいステーションワゴン」な車を3台、厳選しました!
L700/L800(1965年)
ホンダにまだスポーツカーS600と軽トラT360、小型車版T500しかなかった1965年、ピックアップトラックのP700ともども発売したのがL700。
ステーションワゴンではなく商用登録のライトバンですが、ホンダ初のリアシートつき乗用車で、S600ベースの687ccDOHCエンジンは、シングルキャブレター仕様ながら52馬力とパワフル。
当時はまず商用ライトバン、それをベースに乗用セダンが発売されるのが普通で、ホンダもL700ベースのN800セダンを準備しました。しかし、当時の商用車や大衆車に高回転型DOHCエンジンは明らかに過剰で使い勝手も悪く、排気量アップ版L800も含め3年ほどの短命でした。
2代目シビックシャトル ビーグル(1994年)
1990年代ワゴンブームが到来した時、ホンダの日本製ステーションワゴンは旧型の4代目シビック(グランドシビック)を継続していた2代目シビックシャトルのみ。
さらに、ミニバンは1994年デビューの初代オデッセイがヒットしたものの、現在のSUVに相当する車種はいすゞなどからOEM供給でしのいでいる状態。グリルガードや補助灯追加などでクロスオーバー化したのがシビックシャトルの「ビーグル」です。
あくまで1996年にオルティア(ワゴン)/パートナー(バン)を発売するまでのつなぎでしたが、なかなかスタイリッシュでサマになっており、旧型の継続生産車ながら人気のロングセラーモデルとなりました。
2代目アコードワゴンSiR(1996年)
ワゴンブーム到来時の日本製ワゴンはシビックシャトルのみだったホンダ。しかし、販売不振だった3ドアのアコードエアロデッキに代わる5ドア本格ステーションワゴン・初代アコードワゴンを1991年からアメリカで生産、日本でも輸入販売していました。
1994年に2代目へとモデルチェンジしてもアメリカ製でしたが、テールゲート上半分を寝かせたスタイリッシュなワゴンとして人気を得ており、1996年のマイナーチェンジでパワフルな2.2リッターDOHC VTECエンジンを搭載したグレードがSiRです。
当時でもターボではなく高回転型スポーツエンジン搭載のワゴンは希少で、まさにホンダらしいスポーツワゴンでした。
- 最新「アコードワゴン」中古車情報
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本日の在庫数 19台 平均価格 93万円 支払総額 35~175万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...